京都で初めて食べた、にしん蕎麦に魅せられて

京都で初めて食べた、にしん蕎麦に魅せられて
安田 綾
  1. あけましておめでとうございます。
    よき新春をお迎えのことと、お喜び申し上げます。

    あちこち編集長の安田です。
    2025年が始まり、今年1回目のコラムは、僭越ながら私が担当いたします。

大晦日にまじめなコラムを書いたので、今回のコラムは新年に相応しい?〝新しい体験〟の話を書いていこうと思います。コラムというよりか日記のような内容ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

京都で、にしん蕎麦を初めて食べた話です。 私は蕎麦といったら、鴨南蛮蕎麦が一番好き。年越し蕎麦は、かならず鴨南蛮蕎麦と決めているくらい不動の一位です。それを昨年行った京都旅行で覆す出会いがありました。それが「にしん蕎麦」です。

▲お酒が入る前に撮った京都駅

その日は、京都旅行で友人と一日遊び、結構お酒も飲んだ夜のこと、解散をする前のシメとして入ったのが一軒の蕎麦屋です。普段であれば鴨南蛮蕎麦を迷わず注文するところを、京都という、いつもとは違う場所にいることもあり、にしん蕎麦を注文しました。

▲京都駅内で食べたにしん蕎麦

正直にしん蕎麦がどういった蕎麦なのかもまったく知らずに注文していました。
目の前に運ばれてきた蕎麦には、大きなにしんの身がドーンと乗っています。その見た目のインパクトに驚きながら、まずはスープを。ほんのり魚の香ばしさを感じ、やさしい出汁の味。その味にホッとひといきつきながら、麺をすする。おいしい。では次はにしんを!「どうやって食べるのが正解なのか」と思いながら、箸でやわらかな身をほぐし一口。甘辛いしっかりとした味付けと香ばしさに「これは!おいしい」と瞬く間に虜になり、夢中で食べたことを覚えています。

食べ進めるほどに、スープにもにしんの旨みが溶けだし、それもまたおいしい。麺とにしんを一緒に食べても、またおいしい。最後のスープも、おいしい。

・・・そんなこんなで私はすっかりにしん蕎麦に魅せられていたのですが、酔っ払っていたため肝心の店の名前を憶えていません。後日友人に確認したとこと、「自信ないけどたぶんここ」と教えてもらったのが「田ごと 京都ポルタ店」です。よかったらぜひ!
▶京都駅内の蕎麦屋「田ごと 京都ポルタ店

にしん蕎麦のおいしさを忘れられなかった私は、次の日も別の蕎麦屋に行くことにしました。そこは「そのば」。オープン前にお店の場所を確認して、周辺を探索しながら過ごし、オープン3分前に店に戻ると、5組くらい並んでいて絶望。だけど、せっかく来たのだからと30分ほど待って、にしん蕎麦をいただきました。こちらのお店は席に着く前にカウンターで、メニューを決めて支払いを済ませます。鯖寿司も人気のお店のようで、そちらも注文。「そのば」のにしん蕎麦は、にしんは上品な甘辛さで、とろろが入ってさっぱりといただけました。これも、おいしい。

▶2日目に行った蕎麦屋「そのば

2泊3日の京都旅行で、2日続けてにしん蕎麦を食べるなんてまったく想像もしなかったです。現在私の好きな蕎麦は、鴨南蛮蕎麦と、にしん蕎麦が同列一位。
鹿児島では見かけないにしん蕎麦、「にしん蕎麦が食べられるお店が、近くにあれば・・・」と思いながらも、また京都に行くのもいいな、次は北海道かなと、わくわくしている自分がいます。

▲穏やかな鴨川

普段とは違う場所に行って、新たな発見や経験をする。いくつになっても、その時間を楽しんでいたいものです。行きつけの場所の良さ、初めて行く場所の良さ、どちらも大切にしながら今年も楽しんでいきます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

あちこち編集長

安田 綾

aya yasuda

鹿児島に来て2年目。新鮮な目であちこち行っては鹿児島の素敵なところを見つけて楽しんでいます。いろいろな人に会って話を聞けることが嬉しいです。 好きなことは、写真を撮ること。

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