天文館から車で約1時間、薩摩川内市の西開聞都市緑地公園の近くにある「名もなき小さなケーキ店」はカヌレで有名なケーキ店。

白い建物の中に入るとオルゴールが流れ、うさぎのロゴや美しいガラスショーケースが目に入ります。焼き菓子のコーナーは、ドライフラワーのスワッグやウサギのオブジェが。イートインスペースのウィリアム・モリス柄の壁紙で、木のテーブルや椅子のチェック柄のファブリックなど、可愛らしくクラシカルな雰囲気です。

ウィリアム・モリス柄を使った空間とギフトボックス

焼き菓子は10種類。シンプルな味だからこそ、シェフパティシエが作ることにこだわり、その味には自信があります。ギフトボックスにも、ウィリアム・モリス柄を使用し手土産やプレゼント、差し入れにも喜ばれること間違いない味と可愛さです。
ガラスショーケースに並ぶケーキは、定番から季節のものまで14種類。このときは、イチゴを使ったケーキが多く並んでいました。彩が華やかなフルーツで、デコレーションされたホールケーキもあります。

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1日100個以上を販売することもある、お店の顔「カヌレ」

フランスの伝統菓子「カヌレ」は、その本場にのっとり銅の型に蜜蝋をぬって焼いています。バターではなく蜜蝋にこだわるのは、カヌレ特有であるガリッとねっとりとした皮の食感と艶をだすため。材料は、牛乳がメインでバニラと小麦粉、バターなどに、味に深みとコクがでるよう種子島産のさとうきびを使っています。

店頭で注文すると、急速冷凍をした「カヌレ」や「半熟カヌレ」の発送も可能です。
冷凍されたカヌレはまるでアイスのよう。半解凍のカヌレはひんやりとしてカリっとねっとりと、完全解凍したカヌレを軽く温めると中の生地がとろっとします。段階ごとの味わいが楽しめるのが、冷凍カヌレの魅力です。

14種類の中から、お勧めと人気のケーキを紹介

◆ベルギー産のチョコで作る、お勧めケーキ「ショコラパティシエール」

ベルギー産の厳選した高カカオチョコレートを使用し、低温でじっくり焼き上げる「ショコラパティシエール」は、チョコが濃厚でしっとりとしたガトーショコラです。「名もなき小さなケーキ店」では、パティシエール（女性のパティシエ）がこのレシピで作ったため「ショコラパティシエール」という名前に。
飾られたホイップは、脂肪分が異なる生クリームを三種類ブレンドしたもの。コクがありつつもあっさりとしているため、濃厚なチョコを引き立たててくれます。

◆2種のチーズで作る、人気のケーキ「バスクチーズケーキ」

北海道のクリームチーズとフロマージュブランをブレンドして作る「バスクチーズケーキ」。チーズの味をしっかり感じながらも、やさしい酸味でさっぱりとした後味です。高温で短時間焼き表面を焦がしているため、チーズのコクを感じ、中はトロッとしたチーズケーキです。

ゆったり、カフェとしても利用できるイートインスペース

イートインスペースでは、ドリンクメニューもオーダーできます。
ブレンドコーヒーは、厳正な管理が行き届いた高品質のスペシャリティーコーヒーを使用したオリジナルブレンド「名もなきブレンドコーヒー」です。ケーキの甘さをリセットしてくれる苦みを感じ濃い味わい。
アンティーク調の器で、ケーキやコーヒーを出してくれるので、いつもとは違う雰囲気でゆっくり食べたい人にはお勧めです。

地元の人はもちろん、県内外からも多くのお客さんが訪れる「名もなき小さなケーキ店」は、11時から12時、14時から15時が混みあいます。お目当ての商品は事前に連絡すると取り置きも可能です。
近くには川内川も流れ公園があるので、ドライブしにぜひおでかけしてみてください。