こんにちは、pu-maです。
ちょっと前の話になりますが、4月下旬に、家族3世代で「大阪・関西万博2025」へ行ってきました。テレビや新聞で毎日のように流れる万博の特集やニュースを見ながら、「実際どんな感じなの?」と気になっている人も多いと思います。
私は家族に誘われるまで、正直、万博にあまり興味がありませんでした。昔の映像でしか見たことがなく、どういう場所なのかよく知らなくて。…ところが!先に感想から述べると、ドキドキワクワクの連続で、とても楽しい空間でした!
万博の楽しみ方はさまざま。これから書くコラムは、あくまでもpu-maの体験記として読んでいただけたら嬉しいです。


あっちもこっちも、見て歩くだけで楽しい建築デザイン

万博会場を囲むのは、高くそびえる「大屋根リング」。日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な貫(ぬき)接合に、現代の工法を加えて建築しています。巨大な壁の上を歩くような、そんなワクワク感を胸に、長いエスカレーターで上っていくと、会場を一望できる景色が待っていました。景色を楽しみながら会場を移動できるとは、素敵なアイデア!大屋根リングの下にはベンチや無料の給水所もあるので、日差しを遮るひと休みポイントでもあります。


海外パビリオンの建築物も、さまざまな色をもっています。例えば、クラシック音楽で有名な「オーストリア」パビリオンは、楽譜をモチーフにしたデザイン。資源と貿易の拠点である海と伝統的な帆船(ダウ船)を連想させる「カタール」パビリオンや、竹のファサードで国を象徴する織物(ソンケット)の優雅さを彷彿とさせる「マレーシア」パビリオン。
民間パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の約17mの実物大ガンダム像も迫力がありました。しっかり昼と夜ともに同じポーズで記念写真。姪っ子ラブの私は、終始360℃クルクル見渡し、さまざまな景色を前に姪っ子の写真をパシャパシャ!


ラグジュアリーなモードの世界・フランスパビリオン
小さなエリアに世界の約8割の158カ国が集まる万博。「あの国はどんな国なんだろう?」と気になりパビリオンに入ると、未知の世界へ冒険が始まります。文化や歴史、伝統などを知り、世界のつながりや未来を考えさせられます。

体験したパビリオンの中でも印象に残ったのが「フランス」。ディオールやルイ・ヴィトンなどのフランスを象徴するファッションブランドによる展示が見どころです。
中に入ると、まず現れたのが、ブルー・ホワイト・レッドのカラーを纏った「バー」スーツ。1947年にクリスチャン・ディオールが発表したスーツで、ぎゅっと絞ったウエストとふんわり広がる裾のデザインが素敵です。進んで行くと、見えてくるのは真っ白の世界。シルエットのスケッチを立体的に表現した約400点の白いトワルは、憧れが詰まった空間。独特なデザインながらも、どこか愛おしさを感じます。また、84個のトランクが壁一面に並ぶルイ・ヴィトンの展示も圧巻でした。


フランスパビリオンで売られているパンは、人気のあまり行列で断念…。ショーケースにデニッシュ系のパンが並び、とても美味しそうでした。本場の味を食べたかった~!泣
子どもが時間を忘れて遊べるスポットを発見!
パビリオンをいくつか回ったあたりで、嫌な予感が的中しました。姪っ子が「もう歩きたくない」と一言。たしかに、訪れたパビリオンは、子どもにとって難しい内容ばかりでした。「何か今すぐ姪っ子のテンションを上げるものを探さなければ!」と考えていると、フランスパビリオンの前に遊具を発見!見たことのない遊具や新しい友達に、姪っ子はこの日一番の笑顔を見せてくれました。良かった…と安心したのもつかの間。そこから全く、全然、動かないのです!最初は無料で遊べることに感謝していた私も、だんだんと時間制限を設けるべきでは…?と二重人格者に。申し訳ないと思いつつも、予定が狂う前に、半ば強引に次のパビリオンへ向かいました。



その後は、好きなキャラクターのポップコーンを食べたり、「タイ」パビリオンのダンスパフォーマンスに夢中になったり、ときどき歩き疲れながらも楽しんでいた様子でした。
そして、最後に楽しみにしていたのが「ガスパビリオン おばけワンダーランド」。唯一あらかじめ予約していたエンターテインメントパビリオンです。XRゴーグルを付けて「おばけ」に化けるドキドキワクワクの体験で、大人も大興奮でした!
私と姪っ子は、おばけのキャラクター「ミッチー」にハマり、そのまま売店コーナーでぬいぐるみとカチューシャも購入。

朝から晩まで遊び尽くした大阪・関西万博。さまざまな文化や伝統を学び、世界旅行をした気分でした。行ったことのない国、この先も行く機会がなさそうな国(遠い国など)のパビリオンに行ってみるのがお勧めです。姪っ子も最後の「おばけ体験」が最高に楽しかったようで、「また行きたい!」の連呼でした(次行くときは、締めに遊具で…)。

最後に。「大阪ヘルスケア」パビリオンで見た、「ミライ人間洗濯機」が頭から離れません。カラダとココロを洗い、健康管理もサポートしてくれるそうです。現実的に考えると、「そんなことが本当に起こりうるの…?」と思ってしまいますが、スマートフォンも回転寿司も缶コーヒーも実は万博生まれ。もしかしたら「ミライ人間洗濯機」が一家に一台当たり前になる時代がやってくるのかも…と妄想を膨らましたら、未来が楽しみでなりません。