「横川正丸屋」げたんは発祥の町にたたずむ古民家カフェでいただく、和スイーツと霧島茶

「横川正丸屋」げたんは発祥の町にたたずむ古民家カフェでいただく、和スイーツと霧島茶
GOURMET
#霧島市
#茶 #和スイーツ #鹿児島郷土菓子 #カフェ #鹿児島特産品

鹿児島空港から車で約25分の場所にある「菓子店&Gallery 横川正丸屋」(以下、「横川正丸屋」)は、国の有形文化財に指定されている「池田家住宅」をリノベーションした、古民家カフェです。

歩いてすぐの場所には、同じく国の有形文化財に登録されている木造駅舎「大隅横川駅」もあり、周囲にはのどかな風景が広がっています。観光の合間に立ち寄るのにぴったりのスポットです。

▲会計は「たばこ」の文字が入ったカウンターで

明治末期に建てられた木造住宅の中は、本来の造りを生かした空間になっています。喫茶スペースを中心に、コワーキングスペース、物販コーナーがあり、古着屋「不為(ふため)」も間借りで営業しています。

▲鹿児島の手仕事品がずらり
▲屋久島の「ジンジャーシロップ」

物販コーナーには、雑貨や民芸品、鹿児島の食材を使った食品が並び、お土産探しにもおすすめです。スタッフが直接仕入れを行っているため、なかなか出会えない商品が見つかることも。

靴を脱いで上がる喫茶スペースには、テーブル席とカウンター席があります。
以前家具としてここで使われていた、たんすや机などの古道具が今も残り、和やかで落ち着いた雰囲気が漂います。

横川町が発祥!看板スイーツの「げたんは」に舌鼓

▲「横川正丸屋げたんは」600円

「横川正丸屋」の看板メニューは、鹿児島の郷土菓子「げたんは」。下駄の歯の形に似ていることから名付けられたこのお菓子は、実は横川町が発祥の地です。
奄美大島産黒糖をたっぷり染み込ませたやわらかな生地は、フォークを入れるとじゅわっと黒糖があふれ、表面のシャリっとした歯ざわりと中のしっとり感が絶妙。霧島産有機小麦粉の香りもしっかりと感じられ、素朴でありながらどこかケーキのような軽やかさを楽しめます。
げたんはでアイスをサンドした「げたんはアイスサンド」も提供しており、こちらは暑い時期にぴったりです。

▲自家製のげたんはは、物販コーナーでも販売しています。

グルテンフリーの「霧島茶の米粉チーズケーキ」

▲「霧島茶の米粉チーズケーキ」550円

もうひとつの人気スイーツが「霧島茶の米粉チーズケーキ」。霧島茶の香りがふんわりと広がり、米粉を使ったグルテンフリーのチーズケーキは、軽やかな口当たりが特徴です。サイズは大きめで食べ応えがありますが、甘さ控えめなので最後まで飽きずに楽しめます。

スイーツと一緒に楽しみたい、鹿児島産食材使用のドリンクも

▲左)「霧島煎茶(有機栽培)・冷」400円、右)「季節のフルーツサイダー」500円

ドリンクは、鹿児島産の茶葉や自家製のシロップを使ったものがそろいます。スイーツやパンと一緒に頼むと、100円引きになるのもうれしいポイントです。
「霧島煎茶」には香輝園の有機茶葉を使用。澄んだ黄緑色の水色(すいしょく)と、まろやかな渋み、上品な甘みと旨みが特徴で、スイーツとの相性も抜群です。

自家製シロップをサイダーで割った「季節のフルーツサイダー」は、季節ごとでフルーツが変わります。このときは、パイナップルとリンゴを使ったシロップでした。果実の甘みと酸味が絶妙で、果肉がごろっと入っており、最後までぜいたくな味わいが楽しめます。


築120年を超える古民家で、郷土菓子や霧島茶を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごせる「横川正丸屋」。
店長の鏡味さんは「観光で訪れる方も、ここでの地元の人との交流を通じて横川の魅力を知ってもらえたら」とにこやかに話します。

▲店先には、営業スケジュールを書いた黒板が置かれていました

2025年9月には、一部メニューの割引キャンペーンも行うそうです。詳しくは、お店のInstagramでチェックしてみて。古き良き町並みとともに、横川町ならではのカフェ時間を楽しんでください。

INFORMATION

菓子店&Gallery 横川正丸屋

住所
鹿児島県霧島市横川町中ノ15−6
電話番号
0995-73-3574
営業日
金~日曜、祝日
営業時間
11:00~18:00(L.O.17:00)
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー
駐車場
有(店舗向かい約6台)
※大隅横川駅の駐車場も利用可能
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年09月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※可能な支払い方法にある電子マネーにはQRコード決済も含みます。

follow me

SNSでも最新情報を発信中!