天文館より車で約15分、鹿児島市紫原にあるコキールで人気のお店「LA BOSCO」。黒の外壁でオシャレな建物の中には、美容室や手芸用品のお店があり、入口から奥に進むと、花や木など植物が豊かな中庭に「LA BOSCO」と書かれた扉が見えてきます。
店内は大きな窓から陽射しが入り、外の緑が見える明るい空間。
以前は、天文館で「モリ喫茶店」として営業していました。建物の老朽化などから、紫原に移転し「LA BOSCO」として今年で13年目になるといいます。
50年以上のファンもいる「コキール」の魅力
天文館のときからある「コキール」は、有名なホテルの料理長より教えてもらったフランス料理「コキーユ」から考案を得てできました。パンをくり抜き、たっぷりのホワイトソースとさまざまな具材を入れて焼き上げた「コキール」は、当時からのファンも多く長年愛され続けてきた料理です。
「チキン」「えびホタテ」から始まったコキールの具材も、今では期間限定などを合わせると約20種類ほどあります。「人気はどれですかとよく質問されますが、お好みやその日の気分で皆さん楽しんでおられ、これが一番注文される〝人気〟というのが不思議とないんです」と笑顔で話してくれたのがオーナーの森さんです。
約20種類ある「コキール」の具材を紹介
チーズ好きな人は、「モッツァレラチーズバジルトマト」「モッツァレラチーズアンチョビトマト」、海鮮が好きな人は、「えびホタテ」、きのこ好きな人は「たっぷりきのこ」、野菜好きな人は「地中海野菜のグリル」など。 また、今日はガッツリ食べたいなと思うときは「手ごねハンバーグ」「パスタソーセージ」や、ホワイトソース以外を食べたいなと思うときは、「モッツァレラチーズとひき肉カレー」「トマトチリペッパー&チキン」と、バリエーションが豊富。夏には「生ハム」冬には「牡蠣」のコキールと季節限定メニューも味わえます。
コキールに使うパンは、スイスから取り寄せており、独特の食感と風味のハード系パン「石窯ブレッド」と、ソフトで甘みのあるパン「食パン」の2種類から選べます。
このときは、食パンで「えびアボカド」のコキールをいただきました。まわりはサクサクで、なかはふわふわの食パンに、温かで甘みのあるホワイトソースがよく染み込んでいます。具材をパンに乗せて食べると、エビのプリプリの食感とアボカドのとろみをパンと一緒に味わうことができる一品です。
「コキール」の魅力は、サクサクふわふわのパンと、とろとろなソースの絶妙な組み合わせです。どちらもあっさりしているため、1度に2種類食べられるお客さんがいることも納得の味。
コキールを注文すると、サラダとドリンクが付いてきます。ドリンクは、コーヒー、紅茶、ジンジャーエール、オレンジから選べます。また、+450円でデザートのケーキがつけられます。このときは「チョコクッキーのケーキ」「チョコクリームのケーキ」の2種類から選べました。
食べ方に決まりはなく、両手に持ってかぶりつくのもよし、パンの蓋をソースに浸して具材と一緒に食べるのもよし、お好みの食べ方で味わってみて。
12時から14時までが一番お店が混み合う時間帯なので、ゆっくりと楽しみたい人は15時頃がお勧めです。
ぜひ長年愛されるコキールを食べにおでかけしてみて。
LA BOSCO
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市紫原3丁目11−17
- 電話番号
- 099-255-3622
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 定休日
- 水曜
- 可能なお支払い方法
- 現金のみ
- 駐車場
- 有
- @la.bosco