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あちこち編集長の安田です。
私たちあちこちの編集ライターは、メディアを通じて鹿児島のおでかけ情報を言葉と写真で伝えています。そのため、取材では魅力を見つけることが重要です。これには今までの経験が生きてくると感じることが多々ありました。
私のコラムでは、仕事以外での気づきや心動かされた場所や体験について書いていきます。
今回は熊本県玉名市にあるホステル「HIKE」(ハイク)とBar「BACCHUS」(バッカス)での旅の話です。
この日は2024年4月25日、天気はくもり。仕事が終わって鹿児島から車を走らせ着いたのは夜21時でした。ここから翌日の午前10時チェックアウトまでの短い時間の出来事を書いていきます。コラムというよりかはゆるい旅の記録ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
熊本菊水インターチェンジから降りて約15分の場所にある「HIKE」(ハイク)。ここは「誰もが集い“カタル”場所」をコンセプトとするビルをリノベーションしたホステルです。カフェラウンジと、手しごとで作られた器と暮らしの道具のお店「タシュロン」も併設しています。
■21:00~ ハイクに着いて食べるだご汁とビール!
あたりはすっかり真っ暗でハイクの建物の灯りにホッとしながら到着。
車を停めてチェックインを済ませ、1階のカフェラウンジで郷土料理のだご汁定食とビールをいただきました。これが沁みる!
このときの時刻は21時30分すぎ。ちょっといい気分なこともあり、このまま玉名の夜を終わらせるのはもったいないと、ハイクのスタッフさんに近くのおすすめBarを教えてもらい、行ってみることにしました。
■22:00~ 迷子になりながら向かった「BACCHUS」(バッカス)
ハイクから徒歩3分のところにあるBar「BACCHUS」(バッカス)。もらった地図を私が見誤り、1時間以上さまよい到着しました(笑)
店内に入るとマスターとカウンターにお客さんがひとり。私もカウンターに座って、ジンを注文。ここからお客さんがどんどん増えていき、店内はいつの間にか満席に。常連のお客さんがマスターに持ってきた、珍しいお酒をおすそ分けしてもらい、徐々に会話が弾みます。さっきまで静かにひとりで飲んでいたお客さんもいつの間にか会話に参加して、店内にいる全員でわいわい。もしかして、このモブフラッシュみたいな流れが通常で、皆さん顔見知りなのかもしれないと思うくらい仲が良かったです。
※モブフラッシュとは・・・音楽が進むにつれて、踊りに参加する人数がどんどん増えていきお祝いやサプライズのパフォーマンス
■2:30~ バッカスからこんなに近かったのかと思いながら就寝
ハイクに戻ったのは2時過ぎ。
普段ひとりで飲むときは、静かに飲むのが好きなので、知らない人に話しかけられて一緒に飲むなんて絶対に無いこと。それもあんなに遅くまで…。それだけ楽しい夜だったということですね。
「ところでハイクとバッカスは、すごく近かったんだけど、どういうこと?」と、1時間以上かけた自分に疑問を持ちながら、このときは就寝しました。
■8:30~ 爽やかな朝がきたハイクのモーニングプレート
朝起きると外の光がまぶしい…。
ルンルンしながら1階に下りて、楽しみにしていた「モーニングプレート」を食べる朝。天然酵母のパンや季節のキッシュ、ヨーグルトなどが。この柑橘のジャムがめちゃくちゃ美味しくて、ヨーグルトと一緒に食べても最高でした。コーヒーを飲みながら、朝から幸せで優雅な時間。はぁ〜幸せ。
そして10:00にチェックアウト。「さよなら、ハイク。また来るからね、ハイク」と言いながら次の旅へと向かいました。
旅の醍醐味である「出会い」。この旅では短い時間のなかで、さまざまな出会いがあったなと思い出しながら書いています。
これからも旅に出たときは、その土地のお店に立ち寄ることをしていきたいです。それが思いもかけない旅のいい思い出になるかもしれないから。
☆お店情報
■HIKE
Instagram:@hike_tamana
HP:https://hike-tamana.com/
■タシュロン
Instagram:@tashron_
■「BACCHUS」
Google:https://g.co/kgs/LMJFTFN