鹿児島中央駅から車で約7分、住宅地の中にたたずむ雑貨店「chadd33」(チャド サンジュウサン)。
新しい雑貨やアンティークの家具など、新しいモノと古いモノが混在している店内は、見て回るだけでも、ワクワクする空間です。
店内に入ってすぐ左、お店の外からも見える場所に飾られているのは、店名にもなっている、「チャド共和国」の木彫りの置物です。幼いころから、雑貨や古道具に親しんでいた店主の新原さん。次第にアフリカの雑貨や民芸品に惹かれ、福岡の雑貨店で働いていた奥さまと、2006年に雑貨店をオープンしました。
お店の壁の色は、落ち着いた深い青。この色は、チャド共和国の湖、チャド湖をイメージしています。オープン当時はアフリカ雑貨をメインに取りそろえていましたが、現在はフランスやイギリスをメインとした海外や国内の製品が並び、生活雑貨や、文具、家具、寝具など、幅広いジャンルのモノを取り扱っています。
季節を彩る、シーズン雑貨の数々
入り口付近には、季節やイベントに合わせたアイテムが並んでいます。取材時はクリスマスシーズン真っ只中。ツリーのオーナメントや、クリスマスカードなどの商品がディスプレイされていました。
その奥には、来年のカレンダーや、一筆箋、ポストカード、メモ帳などの文具があります。どれも手描き風のイラストがかわいらしく、ほっこり癒されるデザインです。
この時期のお店のイチオシは、カレンダー。この日は、兵庫県芦屋市にある、雑貨・ステーショナリーを取り扱う「リュリュ」の商品が並んでいました。手描きのイラストと、アイボリーの紙があたたかい雰囲気の「イラスト卓上カレンダー」や、手持ちのメモ帳のように縦長でコンパクトな「ハンディメモカレンダー」は、どちらもイラストと日付のみのシンプルなカレンダーです。
華やかな気持ちで、新年を迎えられそうな「GREEN HOUSE」(グリーンハウス)の刺繍タペストリーもありました。門松としめ飾りの2種類で、どちらも柔らかな色合いが魅力。くるくると丸めてコンパクトにできるので、収納もしやすい商品です。
そのほか、寒い時期にぴったりな、アロマキャンドルも多数取り扱っています。
高品質なピュアエッセンシャルオイルにこだわり、環境に優しい素材を使った製品が人気の、イギリス発のホームフレグランスブランド「Aroma Works」(アロマワークス)のホリデーシーズン限定商品や、「Winter Frost Collection」(ウィンターフロストコレクション)のキャンドルもありました。
入り口のレイアウトは、毎週商品が入荷するたび、少しずつ変わります。梅雨の時期には雨具が、アンティークのものが入荷したときにはそれらがディスプレイされるので、訪れるたびに新しい発見があります。
生活に役立つ雑貨や、器、家具など、定番商品を紹介
「chadd33」では、デザイン性が高く、長く使えるモノが取り扱われています。店舗1階には、シーズン雑貨のほかに、生活雑貨やキッチン用品、器、アクセサリーなどの定番商品が並んでいます。
10年以上店頭で取り扱われて、根強い人気のある「revive」(リバイブ)は、今治タオルの残り糸を使用した、環境に優しいハンドタオル。厚手で吸収性が高く、自分用にも、ちょっとしたプレゼントにもお勧めです。
フォーマルなシーンでも、日常でも使える、「citti」の「フリルフラワーバッグ」も人気。色は、ホワイト、ベージュ、グリーン、ブラックの4種類があります。小さく折りたたむことができ、エコバッグやサブバッグとしても使える便利な商品です。
2階に続く階段を上ると、家具や寝具のフロアにつながっています。この日は、いろいろなサイズのカーテンや、インドのマルチクロスなどの布製品が多く並んでいました。
2階には、アンティークの家具が入荷されることもあります。入荷の際には、Instagramの投稿でお知らせされるので、気になる人はチェックしてみて。
店名に入っている〝33〟は、一般向けのレコードで一番ゆっくりと回る、LP盤の回転数。
お店に訪れた人に、店内の雑貨を眺めながら、ゆったりと過ごしてほしい、という新原さん夫妻の思いが込められています。
また、〝チャド〟という言葉は、現地の言葉で「大きな水域」という意味を持ちます。
その言葉のとおり、チャド湖のように広いジャンルのモノを取り扱う「chadd33」で、自分のお気に入りを探してみてください。
chadd33
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市城西1-13-5
- 電話番号
- 099-250-2588
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 不定休
- 可能な支払い方法
- 現金、クレジットカード、電子マネー
- 駐車場
- 有(店舗前6台)
- @chadd33_ink