鹿児島市街地から九州縦貫自動車道を通って約50分、JR国分駅からは車で約7分のところにある「ROCCO」(ロッコ)。
閑静な住宅街にあるこちらのお店は、米粉を使った、体に優しいシフォンケーキや、バスクチーズケーキがメインのテイクアウト専門店です。
自宅を一部改装した店舗は、白い壁に木のカウンターがかわいらしい雰囲気。ショーケースにはシフォンケーキがずらりと並んでいて、カウンター越しに注文するスタイルです。
オープンのきっかけは、Instagramの投稿へのコメントでした。オーナーの赤池さんが、趣味で作ったシフォンケーキをInstagramに投稿したところ、「これを販売してほしい」というコメントがつき、そこで開業を決意。家族の力を借りながら、2020年7月にオープンしました。
米粉を使った、体に優しいスイーツの数々
「ROCCO」のスイーツは、〝体に優しく、負担の少ないスイーツを提供したい〟というオーナーの思いから、国産米粉を100%使用しています。
また、風味豊かな宮崎県産のブランド卵「天孫降卵」や、オーガニック、鹿児島県産や国産の素材をできる限り取り入れています。
◆バリエーション豊富な「シフォンケーキ」の、素材の味を楽しんで
「ROCCO」のシフォンケーキは、しっとり、しゅわっとした食感と、素材をシンプルに楽しめる味わいが魅力。ショーケースには6~8種類ほどが常に並び、どれにしようか迷ってしまいます。
定番のカットシフォン「プレーンシフォン」は、卵の風味と米粉の香りが際立ち、素材の味を存分に楽しめる一品です。子どもから大人まで幅広い層に人気。
甘さ控えめの仕上がりなので、甘いものが苦手な人にもおすすめです。
同じく定番の「チョコレートシフォン」には、フランスのショコラブランド・ヴァローナ社のチョコレートを使っています。カカオの豊潤な香りと、上品なほろ苦さがクセになるおいしさです。
この日は、定番の2種類のほかに、霧島のヘンタ製茶の抹茶を使った「霧島抹茶シフォン」や、鹿児島の安納芋ペーストを練り込んだ生地に、お芋がごろっと入った「安納芋シフォン」、「塩キャラメルシフォン」、「バナナチョコチップシフォン」の4種類が並んでいました。
◆ほろ苦いコーヒー生地とコクのあるクリームが相性抜群「ティラミスシフォンサンド」
シフォンケーキの中に、クリームや旬の食材を挟んだ、期間限定の「シフォンサンド」も人気です。このときは、「ティラミスシフォンサンド」がありました。
ほろ苦いコーヒー生地には、濃厚なマスカルポーネクリームがたっぷりと挟まれており、手に持つとずっしりとした重みを感じます。
ほろ苦い生地と、コクがありながらさっぱりとしたクリームの相性は抜群。さらに、生地に練り込まれたチョコチップが良いアクセントになり、最後まで飽きずに、ぺろりと食べられます。
今後は、イチゴを使ったものや、桜あんを挟んだものなど、季節を感じられるシフォンサンドが登場予定。新しい商品については、お店のInstagramで告知がされるので、チェックしてみてください。
◆滑らかで濃厚な味わいの「バスクチーズケーキ」は、期間限定の特別な味も
北海道産の生クリームとクリームチーズ、フランスのクリームチーズを贅沢に使った、米粉の「バスクチーズケーキ」も人気。
プレーンのバスクチーズケーキのほか、12月にはホワイトチョコレートをたっぷり使った「ホワイトチョコバスクチーズケーキ」が登場。滑らかで濃厚なバスクチーズケーキに、まったりクリーミーなホワイトチョコレートの甘さが合わさった、リッチな味わいです。
シフォンケーキとバスクチーズケーキは、ホールでの購入も可能。5号(15cm)のホールケーキは、手土産や記念日のお祝いにもぴったりのサイズです。
お店のInstagramのダイレクトメッセージから、事前の予約がお勧めです。
店名の「ROCCO」は、イタリア語で「休息・ひと休み」の意味。
「お休みの日には、ROCCOのスイーツで、おうちカフェをのんびり楽しんでほしいです」とオーナーの赤池さんは話します。
霧島市内からはもちろん、土曜日には鹿児島市内や県外からもお客さんが訪れるほど人気の「ROCCO」の米粉スイーツ。テイクアウトして、自宅でのゆったりとした時間を過ごしてみてください。
ROCCO
- 住所
- 鹿児島県霧島市国分福島3-8-11
- 営業時間
- 11:00〜完売次第終了
- 営業日
- 水・土曜
- 可能な支払い方法
- 現金、電子マネー
- 駐車場
- 有(店舗前4台)
- @chiffon_rocco