天文館から車で約15分の場所にある、古道具店「かじお荘」。ここは、リサイクル品の食器や雑貨、家具と、ドライフラワーが販売されているお店です。
入り口の上にある「クリーニング」という文字が印象的な店舗は、これまでに入居した人たちが手を加え修繕されてきた古い建物です。
「かじお荘」は鹿児島市原良町でドライフラワーと雑貨のお店として2012年に、梶尾さん夫婦がオープンしました。2016年に現在の店舗へ移転し、そのときから古道具を取り扱うように。主に一般の家庭で使用されていた古い物を買い取って販売しています。
カラフルな小花や大ぶりの海外の花、さまざまなドライフラワー
ドライフラワーの品数が豊富なため、作品やお店のディスプレイに使用する材料を求め、訪れる人も多くいます。市場で仕入れた生花を乾かして作る物や、海外のカラフルな物まで。このときは年の瀬だったこともあり、しめ縄も販売されていました。そのほかにも、ひつじのツノのような形状の木の実シープヘッドや、ゴールドに塗ったハスの実と、面白い素材もそろっていました。
昔の家庭での暮らしが感じられる「かじお荘」の古道具
洋や和の器や、ガラス食器が多く並ぶ店内。同じ柄の物がいくつもあるのは、お祝いや宴会で使用するために食器や箸置きをそろえる、昔の家庭の暮しが垣間見えます。花柄のお鍋やストライプ柄のキャニスターからは、食卓や台所が華やかになると流行った昭和の雰囲気を知ることができます。
ガラス食器も、さまざまなカットの幾何学模様やフルーツをモチーフにしたデザインがあります。その中には、大正時代のレトロガラスの特徴である、少し黄緑色に濁った物や、ぽってり厚みのある部分に気泡がある物も、当時ならではの物です。
大量処分にも対応〝古い物を買い取ります〟
単体からでも買い取りを行っている「かじお荘」。そのなかには、新しい物や価格が付けられない物など、買い取りが出来ない物もあるといいます。それでも、大量に物を処分したいときには、それらを含めて全部を買い取る体制をとっているところが魅力です。そのため、祖父母の自宅の片づけや、家の解体に伴う家具や雑貨の買い取りの依頼も多くあります。もし、大量の古い物を処分したときは、ぜひ相談してみて。
使い込まれたはずの古道具はどれも綺麗で、これまで丁寧に使われてきたのだと分かるほど。時代も生産国もさまざまで、ときにはどのお店でも見ないようなユニークな掘り出し物が見つかる「かじお荘」に、ぜひおでかけしてみて。
かじお荘
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市三和町48−18
- 電話番号
- 099-204-0699
- 営業時間
- 11:00~16:45
- 定休日
- 不定休 ※Instagramでお知らせ
- 可能な支払い方法
- 現金のみ
- 駐車場
- ※近くに無料駐車区画があり(9:00〜17:00)
- @kajioso