花の〝面白さ〟を伝える「お花のひだか」の、日常に楽しみを添えるアレンジメント

花の〝面白さ〟を伝える「お花のひだか」の、日常に楽しみを添えるアレンジメント
LIFE
#伊集院周辺
#生花 #ブーケ #ドライフラワー

花の魅力を伝える温かみのある空間

鹿児島中央駅から車で約20分。鹿児島市石谷町にある「お花のひだか」は、日高さんご夫婦が営むフラワーショップです。
お店の入り口では、色とりどりの花の苗や、丸みを帯びたシルエットがかわいい多肉植物たちが出迎えてくれます。

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店内に入ると、木のぬくもりが感じられる壁と家具に囲まれた、心地よい空間が広がります。花との距離が近く、花の世界に包み込まれるような感覚に。
ブリキのバケツや缶に生けられた花々が、どこか懐かしく温かみのあるレトロな雰囲気を演出し、ふんわりと漂う香りが心を癒やしてくれます。

店内の天井を覆うドライフラワーは、すべて店内で作られたもの。「お花のひだか」では、生花をドライフラワーにするときに、乾燥機を使っています。そのため、以前は約1カ月かかっていたところを、12時間でドライフラワーに。お客さんがオーダーしたドライフラワーのブーケやスワッグも、翌日にはお渡しすることができるようになりました。急速に乾燥させることで、色鮮やかな仕上がりになるところも魅力です。

圭一郎さんは花関係の会社で約10年間働いたのち、「お花のひだか」を2006年に開業。2度の移転を経て、2019年に現在の場所で新たにオープンしました。
「次々と新しい品種が誕生する花は、飽きることがありません。飾り方の自由度が高く、色々な花を組み合わせてアレンジを考えていくのも面白いところです」と話す圭一郎さん。長年花と向き合う中で見つけた〝面白さ〟を、お店を通じて伝えています。

生活に溶け込み日常を彩るアレンジメント

「お花のひだか」では、特別な日の花やプレゼント用の花だけでなく、普段の生活の中に自然と溶け込むような花を提案しています。

◆お花を初めて飾る人にもおすすめ。気軽に生花が飾れる「キッチンブーケ」

「家に花を飾りたいけれど、何を選んだらいいかわからない…」という人におすすめなのが、「キッチンブーケ」です。小さめのブーケなので、自宅にあるコップや瓶にそのまま入れて飾るだけでOK。ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。

◆急な贈り物にぴったりのアレンジメントも

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店内には、アレンジされている生花やドライフラワーも並び、急な贈り物にもすぐに購入することができます。朝8時から夜7時まで営業していることもあり、出勤途中や仕事帰りに慌てて花を買いに来るお客さんもいるそうです。(日曜と祝日は夜6時まで)
オーダーアレンジメントは前日までの予約を。花の種類などを細かく指定したいときは、4日ほど前からの予約がおすすめです。

枠にとらわれない取り組みで、花をもっと身近に

▲リースづくりに使われる材料

日常に花を取り入れることを大切にしている「お花のひだか」。お店では毎週木曜日と一部の土曜日にレッスンを開催し、花に触れ、作り、飾る楽しさを伝えています。

レッスンでは、ドライフラワーや季節に合わせた生花を使ったリースやアレンジメントがメイン。
2月は、ふわふわのミモザをふんだんに使用したリースづくりが行われます。

また、サークルや企業、福祉施設などでの出張レッスンも行い、花を通じた交流の場を広げています。詳細はお店のInstagramから確認してください。

さらに、2021年の10月には、オーダーメイドの移動販売車でのイベント出店を始めました。運搬のときに使う車を〝花屋の空間〟として生かしています。普段お店に来られない人たちに、花を見てもらうきっかけになっています。

そのほか、月に2回、自宅やお店にお花を届ける「お花の定期便」も行っています。生花の取り扱いがメインですが、お客さんの要望に応じてドライフラワーのお届けも。
花を日常に取り入れることの面白さを伝えるため、枠にとらわれず、新しい形での挑戦を続けています。

誰でも気軽に入りやすく、気軽に話せる雰囲気が魅力の「お花のひだか」。花を使った新しいアイデアを形にし、お客さんとワクワクを共有したいと話す日高さんの言葉からは、花への尽きない探求心と、訪れる人への想いが伝わってきます。
特別な日だけでなく、何気ない日常に花を取り入れてみませんか。「お花のひだか」で、あなたにぴったりの花を見つけてみてください。

INFORMATION

お花のひだか

住所
鹿児島県鹿児島市石谷町1616−14
電話番号
099-811-6939
営業時間
月~土曜 8:00~19:00
日祝 8:00~18:00
定休日
水曜(臨時休業あり)
可能な支払い方法
現金、電子マネー(paypay、payどん)、クレジットカード
駐車場
有(4台)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年02月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※可能な支払い方法にある電子マネーにはQRコード決済も含みます。

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