米粉の良さ・おいしさを最大限に生かしたお菓子。地元食材とのマリアージュも


鹿児島市内から車で30分ほど、伊集院ICから2分ほどの場所に、スイーツショップ「soak」伊集院店があります。2023年4月にオープンした同店は、『soak up sensibility(感性を豊かに)』をコンセプトに、食べる人の心と体に、作り手の思いも優しく満ちていくような、胸がときめくお菓子を提供しています。

店頭には常時、定番スイーツから季節のフルーツや野菜を使った限定スイーツなど10~18種類のケーキが並び、訪れる人々を魅了しています。

「ケーキを見た瞬間に心がときめくこと、そして特別な日に華を添えられる存在であることを大切にしています」。そう語るのは、soakのパティシエ兼料理人である田知行理子さん。田知行さんの手から生まれるスイーツの数々は、見た目だけでなく、素材にもこだわりが光ります。何と、店内で販売される全てのお菓子がグルテンフリーです。

「小麦粉アレルギーをお持ちの方は意外と多いんです。オープン当初から、『誕生日ケーキを諦めていたけれど、ここでなら食べられる!』という嬉しいお声をたくさんいただいています」。
お客様の声に耳を傾けてきた田知行さん。多くの人にスイーツを楽しんでほしいという思いから、米粉の持つ優しい甘さやおいしさを最大限に引き出し、地元産の食材も積極的に取り入れて、グルテンフリーのお菓子作りに情熱を注いでいます。
静かでシックなイートインスペース

店内には、ゆったりとくつろげるイートインスペースも用意されています。大きな窓とグリーンが心地よい空間で、選んだスイーツとともに、こだわりのドリンクをゆっくりと味わうことができます。
ドリンクメニューは同店オリジナルのコーヒーや、地元・日置産の茶葉を使った和紅茶など。スイーツとの相性を考え抜かれたドリンクが、より一層スイーツのおいしさを引き立ててくれます。


また、soakはイタリアンレストラン「ESPRE」を前身としているため、ランチタイムにはパスタランチも提供しています。取材した日は、母娘で季節の食材をふんだんに使ったランチを楽しむ、微笑ましい姿も見られました。
旬のいちごを贅沢に使った期間限定スイーツ
ショーケースには、旬の苺を使った愛らしいスイーツがずらり!苺は地元・日置産を中心に、その日ごとに厳選したものを使用。甘い香りに包まれ、みずみずしい果肉が口の中に広がる、この時期ならではの贅沢な味わいです。
今回は「苺タルト」と日置産の茶葉を使った和紅茶をいただきました。
かわいいピラミッドのような「苺タルト」は、米粉サブレの上に、苺のクラフティや滑らかな2種類のクリーム、大粒のいちご、ピスタチオクリームが美しくデコレートされています。一口食べると、フレッシュでリッチな風味が口の中に広がりました。

和紅茶はポットで提供されるので、香りもたっぷり楽しめました。時間をかけてゆっくりと味わえば、心も体も温まります。
苺のスイーツは、旬の時期が終わるまで(例年春頃まで)の販売予定です。
soakの看板チーズケーキ「カゴバスク」

定番人気のケーキは、濃厚で滑らかな口どけの「カゴバスク」。バスクチーズケーキの上に、地元産のさつまいもを使ったクリームを贅沢にのせ、桜島の火山灰をイメージしたオリジナルのクランブルをトッピング。黒いクランブルは竹炭で色付けされていて、見た目のインパクトも抜群。ユニークで食感も楽しい一品です。


お土産やギフトにぴったりの焼き菓子も評判です。中でもおすすめは、可愛らしいフォルムが印象的な「クグロフ」。レモンやマロンなど、季節ごとに異なるフレーバーが登場します。

田知行さんは、元々料理人志望でこの世界に入り、レストラン「ESPRE」で研鑽を積む中で、お菓子作りの魅力にどんどん惹かれていったそう。「今後は食事メニューも増やして、もっと気軽に楽しんでいただけるお店にしていきたいです」。
伊集院店は夜23時まで営業しているので、仕事帰りにも気軽に立ち寄ることができます。パティシエの熱い想いがあふれるスイーツやランチを、ぜひ一度味わってみてください。きっと元気をもらえますよ!
◆アミュプラザ店もあり
「soak」アミュプラザ店
鹿児島市中央町1-1BF1階
営業時間:10:00~20:00
TEL:099-204-9422
「soak」伊集院店
- 住所
- 鹿児島県日置市伊集院町下谷口2115-6
- 電話番号
- 099-272-1171
- 営業時間
- 10:00〜23:00
- 定休日
-
不定休
※インスタグラムで確認を - 可能な支払い方法
- 現金、クレジット、電子マネー
- 駐車場
- 有
- @soak_cake