天文館から車で約20分の閑静な住宅街にある「hinatabocco（ひなたぼっこ）」は、ランチとテイクアウトのランチボックスが楽しめるお店です。

住宅がならぶ坂道を登ると、白い外壁に木のドアがかわいらしいお店が見えてきます。店内にはテーブル席と小上がりのフローリングスペースがあり、大きな窓からは陽だまりのような暖かな光が差し込みます。寒い時期には暖炉の炎が揺れる、心地よい空間です。

「hinatabocco」は種子島出身の堂園さんが2018年に、自宅の一部をお店としてオープンしました。「野菜を食べると元気がもらえるような気がします」と話す堂園さんは、両親が農業をしていたこともあり、子どもの頃から野菜とお花が大好きだといいます。そんな堂園さんが作る料理は、色とりどりの野菜をふんだんに使った、栄養満点で見た目の美しさも魅力です。

事前予約をおすすめ！満足感たっぷりの鮮やかな野菜を使った「パスタランチセット」

ランチセットのパスタは1ヵ月ごとに変わり、2種類から選べます。セット内容は、サラダ・スープ・ドリンク付き（1,500円）と、デザート付き（1,700円）があります。早いときで2週間前から予約で満席になる日もあるため、事前の予約がおすすめです。

◆旬の野菜のおいしさを楽しむ「hinataboccoサラダ」と「安納芋とカボチャのスープ」

ランチセットの最初に提供されるのは、旬の野菜をたっぷり使った「hinataboccoサラダ」と、種子島の恵みが詰まった「安納芋とカボチャのスープ」です。
「hinataboccoサラダ」は、その時々で仕入れた野菜を、素揚げや酢漬けなど、野菜に合った調理法で仕上げています。この日は、ロマネスコや赤カブ、紫キャベツなどが、花が咲いたように美しく盛り付けられ、それぞれの食感とおいしさをドレッシングと一緒に楽しめます。

「安納芋とカボチャのスープ」は、スプーンですくうだけでその濃厚さが伝わるほどです。安納芋とカボチャにニンジンも加わり、自然な甘みと旨みが凝縮されています。長年のファンも多く、スープだけの注文があることも納得のおいしさです。

◆オープン当初から人気がある「スモークチキンと枝豆のゆずこしょうクリームパスタ」

この日のパスタは、菜の花を使った「あいがもと青葉のしょう油バターパスタ」と、オープン当初から人気の「スモークチキンと枝豆のゆずこしょうクリームパスタ」。
「スモークチキンと枝豆のゆずこしょうクリームパスタ」は、ニンジンの葉、パセリ、パプリカパウダーがお皿のフチに飾られ、枝豆の鮮やかなグリーンが映える一皿です。細かく刻まれた枝豆がパスタによく絡み、柚子こしょうのピリッとした辛さがアクセントになっています。クリームソースは控えめながら、素材の旨みをしっかりと引き立て、スモークチキンの程よい塩みが加わり、軽やかでバランスの取れた味わいです。

◆粗糖（そとう）のやさしい甘さが魅力のデザート

デザートには、種子島産のサトウキビから作られた、自然な甘みとコクのある粗糖（そとう）を使っています。このときは、「ガトーショコラ」と「黒ごまプリン」でした。
しっとりとした「ガトーショコラ」は、濃厚なチョコレートの風味でほんのりビターな味わい。ムースのような軽い食感の「黒ごまプリン」は、やさしい甘さでほっとするデザートです。

デザートと一緒に楽しめるドリンクは、コーヒーや紅茶などから選べます。
コーヒーは、香川県の海沿いにある小さなロースター「プシプシーナ珈琲」から取り寄せた豆を。爽やかでバランスのとれた、食後にぴったりの飲みやすいコーヒーです。

自宅やおでかけ先で、hinataboccoの味が楽しめる「ランチボックス」

▲ランチボックス 1,250円

▲ランチボックス 1,250円

▲ランチボックス 1,250円

▲ランチボックス 1,250円

▲ランチボックス 1,250円

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この日の「ランチボックス」は、ラザニア、hinataboccoサラダ、安納芋とカボチャのスープ、パン、黒ごまプリンが彩り豊かに盛り付けられています。
3週間ごとに変わるメニューは、これまで煮込みハンバーグやベーグルサンド、炊き込みご飯など、バリエーションが豊富。ひとつから予約できるので、自宅でのランチにもおすすめです。

メニューやランチボックスの営業日はInstagramで発信しているので、ぜひチェックして予約してみてください。気候が良い時期には、ランチボックスを持ってピクニックに出かけるのもおすすめです。温かな空間で楽しむ「hinatabocco」の自然の恵みを感じるランチで、ほっとひと息ついてみませんか。ぜひ、おでかけしてみて。