和田の住宅街にたたずむ、線路沿いの小さなカフェ
鹿児島市街地から車で約20分、JR坂之上駅から徒歩約7分の住宅街にある「anico」は、職場の同僚だった2人がオープンしたカフェ。現在も同じ業種で働きながら、月に5日ほど営業しています。
落ち着いた深緑色の扉を開けると、白とブルーグレーのシンプルな壁に、ナチュラルな木の家具やドライフラワーが調和した空間が広がります。席の間隔が近いため、自然とお客さん同士の会話が生まれることも。お店は線路沿いにあり、電車が通ると「おぉ～来た来た！」とお客さんが声をあげ、ほっこりとした雰囲気に包まれます。
体に優しい日替わりランチプレート
カフェのコンセプトは「体に優しいごはん」。スタッフの佐川さんが大きな病気を経験し、〝健康は食から〟という思いを強く持つようになったことがきっかけで、食材選びには特にこだわっています。野菜は鹿児島県産のオーガニックなものを中心に仕入れ、調味料も厳選。和食、洋食、中華など、さまざまなジャンルで素材本来の味を活かした料理を提供しています。
▲玄米の上に野菜や穀物がたっぷり盛られたブッダボウル
▲ほうれん草のポタージュ
▲蜂蜜きな粉ヨーグルト
この日は、アメリカ西海岸発祥の、野菜がメインの丼ぶり「ブッダボウル」を。もちもちとした玄米の上に、彩り豊かな生野菜や大豆、わかめ、きくらげなどをのせた、食感が楽しいメニュー。ローストしたクルミが香ばしいアクセントになっています。有機大豆を使ったしょうゆとオリーブオイルを混ぜたドレッシング、お好みでマヨネーズをかけていただきます。ヘルシーながらも、満足感のある一品です。
スープは、ほうれん草と玉ねぎを使い、塩で味を調えたシンプルなポタージュ。ほうれん草のコクと玉ねぎの甘みが体に染みわたります。自家製ヨーグルトを使った蜂蜜きな粉ヨーグルトもセットになっていました。
プラス400円で、ドリンクと手作りケーキも追加できます。ケーキは2種類から選べ、この日は、上品な甘さが魅力の「抹茶とあずきのロールケーキ」と、ビターな「チョコレートムース」でした。
「抹茶とあずきのロールケーキ」は、米粉を使用しグルテンフリーに。和の素材と生クリームが絶妙に調和し、やさしい甘さが広がります。「チョコレートムース」は、とろける口どけと濃厚なカカオの風味が魅力。どちらも甘さ控えめに仕上げられ、ランチの後でもぺろりと食べられるおいしさです。
また、ランチ営業に加え、夜カフェやお総菜の販売も行っています。
夜カフェは夜7時から10時まで営業しており、仕事帰りのご褒美にもぴったり。ランチと同様さまざまなジャンルのプレートメニューに、スイーツとドリンクが付いたセットを提供しています。過去には「ライスピザプレート」や「ポークカツレツプレート」などが楽しめました。
お総菜販売の日には、保育園帰りの親子が立ち寄る姿も。そのまま食卓に並べられるよう、栄養バランスが考えられた3種類のお総菜は、忙しい日の夕食におすすめです。
営業スケジュールや日替わりメニューの内容、お総菜のラインアップはInstagramでお知らせされます。訪れる前に、ぜひチェックしてみてください。
店内には、佐川さんのご主人と友人が立ち上げたアパレルブランド「LUM」のTシャツやトレーナー、キャップなどのカジュアルなアイテムが並んでいます。
食事のあとに、ぜひチェックしてみて。
体に優しいごはんと、温かい雰囲気が魅力の「anico」。小さな空間だからこそ生まれるお客さん同士のつながりや、線路沿いの風景を眺めながらのんびり過ごせる雰囲気は、このお店ならではです。日々の忙しさを忘れ、ほっと一息つける場所で食事を楽しみたいときに、足を運んでみてください。
anico
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市和田2丁目51-26
- 営業日
- 不定期
- 営業時間
-
ランチ 11:30～17:00
夜カフェ 19:00～22:00
お総菜販売 16:00～19:00
※営業日、営業時間はInstagramからチェックして - 可能な支払い方法
- 現金のみ
- 駐車場
- 有（4台）
- @anico_cafe
- LINE
- anico 公式LINE
