南さつまの小さなブックカフェ「そらまど」、心ほぐれる読書とカフェタイム

南さつまの小さなブックカフェ「そらまど」、心ほぐれる読書とカフェタイム
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この町に根ざし、文化を育む場所として親しまれるブックカフェ

鹿児島中央駅から車で約1時間。南さつま市は、東シナ海に沈む夕日や国指定名勝の坊津など、日本の原風景が広がる美しいところです。そんな南さつま市の大浦町に、金曜と土曜だけ営業する古本とカフェのお店「books & cafe そらまど」(以下、「そらまど」)があります。

店舗は、空色の窓が印象的で、温もりを感じるたたずまい。かつて縁側だったという入口の引戸を開けると、目の前には天井まで届く本棚には、所狭しと本がぎっしり並んでいます。奥にはテーブルやカウンターがあり、本を読みながら移動販売車を待つ地元の人や、コーヒーを片手にゆったりと過ごすお客さんの姿が見られました。

店主の窪さんは、2011年に父親の故郷であるこの町へ家族とともに移住。「そらまど」は、縁あって譲り受けた古家を改装し、2021年にオープンしました。
普段は、ポンカンやタンカンなどの柑橘類やお米の栽培を中心とした農業を営みつつ、果物や野菜をコンフィチュールやシロップに加工・販売する「南薩の田舎暮らし」をご夫婦で営んでいます。

店内では、本を楽しみながら、「南薩の田舎暮らし」のコンフィチュールやシロップを使ったカフェメニューを味わえます。また、本を10冊以上寄付すると、ドリンク1杯が無料になる嬉しいサービスも「そらまど」の魅力です。

南さつま市の温暖な気候で育まれた恵みをカフェメニューで

▲「かぼちゃバスク風チーズケーキ」300円
▲「チョコマフィン」300円

カフェメニューには、スイーツとドリンクを提供しています。スイーツは、季節のコンフィチュールと楽しむ「スコーンセット」と、2種類のケーキ。この日のケーキは、加世田かぼちゃを使ったなめらかな「かぼちゃバスク風チーズケーキ」と、濃厚な「チョコマフィン」でした。

◆読書のおともに、コンフィチュールの甘さを楽しむ「スコーンセット」

レジで注文と支払いを済ませ、本を読みながら待っていると、こうばしい香りとともに運ばれてきたのが「スコーンセット」。セットには、スコーン2つ、季節のコンフィチュール、好きなドリンクが付きます。この日のコンフィチュールは「金柑とたんかん」、ドリンクはおすすめの「南薩のジンジャーエール」をいただきました。

▲スコーンセット650円

九州産小麦を使って作られたシンプルなスコーンは、小麦の香りが広がるサクサク食感。そこに「金柑とたんかん」のコンフィチュールをたっぷりのせて口に入れると、やわらかな甘さと爽やかな香りが広がります。金柑特有の苦みがなく、軽やかな味わいで、そのままでも食べたくなるほど。

この「金柑とたんかん」のコンフィチュールは、イギリスで開催される世界的なマーマレードの品評会「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会2019」で銅賞を受賞しました。ぜひ一度味わってみてください。

▲「ジンジャー」「ブラッドオレンジ」「金柑とたんかん」のコンフィチュール 各600円

◆ここでしか飲めない自家製ドリンク「南薩のジンジャーエール」

▲「南薩のジンジャーエール」400円
▲「ジンジャーシロップ」1,020円

コクのある島砂糖を使った自家製の「南薩のジンジャーエール」。
泥付きのまま仕入れたショウガをシナモン、クローブ、カルダモン、オールスパイスとともにじっくり煮込み、スパイシーでまろやかな味わいのシロップに仕上げています。

そのほかのドリンクは、コーヒーや紅茶、「南薩のホットジンジャー」や、南さつま市産の南高梅を使った「南高梅とリンゴ酢のソーダ」など、オリジナルドリンクが楽しめます。

本棚を背もたれに、さまざまな時代やジャンルの本に浸れる空間

文芸書、実用書、児童書など、さまざまなジャンルの本がそろう「そらまど」。
店内のテーブルや椅子は、カフェを利用しない人でも自由に本を読めるよう開放されています。気になる本を手に取ってすぐに読めるよう、本棚の横にも椅子が用意されており、読書好きにはたまらない空間です。

「文学全集などは、古本屋の醍醐味ともいえます。時代やジャンルを問わず本が集まる古本屋は、まさに“知のストック”だと思っています」と店主の窪さん。古本の魅力は、今では手に入らない本との出会いにあると話してくれました。

「田舎に文化の拠点をつくりたい」イベントや活動

▲出版している文芸誌「窻(まど)」

「そらまど」は、オープン当初から「田舎に文化の拠点をつくりたい」という思いを大切にしてきました。その一環として、文化活動を行うゲストを招いた講演会「そらまどアカデミア」を不定期で開催しています。また、テーマを決めてエッセイを募集し、一冊の文芸誌としてまとめた「窻(まど)」を出版。
さらに、南さつま市加世田万世(ばんせい)にある「丁子屋 石蔵」では、毎月第4土曜日に「石蔵ブックカフェ」をオープンし、コーヒーなどのドリンクを提供しています。

「そらまど」は、読書を楽しみながら心安らぐひとときを過ごせる、温かな空間です。金曜と土曜の営業日には、ふと立ち寄りたくなる魅力が詰まっています。南さつま市の豊かな自然とともに、ぜひ訪れてみてください。

INFORMATION

books & cafe そらまど

住所
鹿児島県南さつま市大浦町13647
営業時間
13:00〜18:00
営業日
金・土曜 ※第4土曜は休み
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー
駐車場
有(4台)
オンラインショップ
https://books-soramado.stores.jp/
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年04月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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