南九州市川辺町にある「岩屋公園」は、春は1,000本を越える桜が咲き誇り、夏は天然の川を利用した流水プールやウォータースライダー、秋は紅葉など、通年楽しめるお出かけスポットです。公園内には和風カフェ「サクラノヤカタ」があり、旬の食材を使ったスイーツやドリンクが評判です。
1.情緒たっぷりのカフェで、人気の焼き芋スイーツに舌鼓
広い公園をゆっくり散策したあとは、ちょっと一休みしたくなります。そんな時は、銀閣寺風の建物が印象的なカフェ「サクラノヤカタ」へ!地元川辺産の食材を使ったスイーツやドリンクが心と体に元気をくれますよ。
真夏以外は定番メニューとして提供している「焼き芋ソフトパフェ」650円(税込)。以前、季節限定で販売したところ人気になり、多くの要望を受けて定番メニューにしたそう。川辺産の芋を使った焼き芋がど〜んと入っていて、ボリュームある見た目にまずびっくりします。
中にはたっぷりのアイスクリームに、梵字を印字したクッキーや紫芋チップスのトッピング、下にはコーンフレークも重ねてあり、食感もいろいろ楽しめる大満足の一品です。
2.梵字や西郷さんの顔をあしらったラテにほっこり
スイーツと並んで人気なのが、梵字や西郷さんの顔をあしらったクリーミーなラテ。その魅力を引き立てる器はスタッフこだわりのセレクト品で、色あいや形も素敵です。写真は「ボンチーノ(カフェラテ)」530円。南九州市頴娃町産のほうじ茶を使った「知覧ほうじ茶ラテ」500円も人気だそう。
店内では、地元の作家さんの焼き物や川辺仏壇の技術で作られた銀製の花小皿や茶筒なども展示販売されています。海外からの観光客も多く、「先日も外国人の方が、ナイス!と言いながら購入されていきました」と店長の小原さんが教えてくれました。
3.春限定の大きな苺大福が絶品
春のいちおしは、「苺大福」1個400円(知覧茶付は600円)。地元産の大きな苺を、自家製の餡と求肥で包み、スタッフが1つ1つ手作業で仕上げます。毎年、苺が無くなり次第終了の季節限定品。餡は黒、白、抹茶、桜の4種で、桜餡には塩漬けした桜の花が入っています。大きくジューシーな苺と餡とのバランスが絶妙!餡の甘さが控えめなので、苺のおいしさをしっかり味わえます。テイクアウトも1個からOK。
スイーツメニューは季節によって変わります。初夏以降は「自家製 抹茶テリーヌ」や「かき氷」も人気ですよ!
4.2階には展望室やPC作業ができる「work siteかぐや」もあり
川辺町は古くから仏教信仰の強い地域だったそうで、日本有数の仏壇産地。高い技術を用いてつくられる川辺仏壇は、国の伝統工芸品にも指定されています。その技術を結集して1994年に完成した建物が「サクラノヤカタ」。屋根の鳳凰、茶室の天井、欄間(らんま)など、さまざまな箇所に川辺仏壇の技術が活かされています。
2階にはギャラリーを兼ねた展望室があり、窓からは美しい庭園やハート型にも見える池を見渡せます。観覧・見学は無料。2階には「work site かぐや」もあり、1日(10時〜17時)ワンドリンク付き1000円で利用できます。静かで落ち着ける環境に、作業もはかどりそう。いつもと違ったアイデアがひらめくかも!?
5.歴史を伝える貴重な史跡「清水磨崖仏群」
岩屋公園は鹿児島県の指定文化財「清水磨崖仏群」(きよみずまがいぶつぐん)があることでも知られています。園内を流れる清水川沿いにそびえ立つ岩壁(高さ約20m、長さ約400m)に、約200体の供養塔・梵字群が掘られています。平安時代から明治時代にかけてのものだそう。展望デッキもあり、目線の先に広がる景色は壮観です。
散歩で訪れる地元の人はもちろん、観光客も多い岩屋公園。何度も訪れたくなる心穏やかになれる場所です。ぜひ出かけてみて。
岩屋公園 cafeサクラノヤカタ
- 住所
- 鹿児島県南九州市川辺町清水3882 岩屋公園
- 電話
- 0993-56-0927
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 定休日
-
月・火曜(祝日営業の場合は翌平日休)
不定休 - 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
- 有
- @cafe_sakuranoyakata