だしと穏やかな雰囲気に癒される、カフェ「Sui」で過ごす時間

だしと穏やかな雰囲気に癒される、カフェ「Sui」で過ごす時間
GOURMET
#天⽂館周辺
#だし #スイーツ #コーヒー #カフェ #ランチ

鹿児島市の中心地、天文館近くのオフィス街にある「トマルビル」。カフェやゲストハウス、ギターやベリーダンスのスクールなどが入るこのビルの1階に、食事ができるカフェ「Sui(スイ)」があります。

外壁を彩るツタの緑が、築50年以上の歴史をやわらかく包み込み、青いドアを開けると、古本屋「ブックスパーチ」の本が出迎えてくれます。その奥の、テーブルと椅子が並ぶ空間が「Sui」です。
店主の上窪さんは、旅好きで、神戸ではパティシエ、沖縄ではカフェで働き、鹿児島の照国では友人とカフェを営んでいました。その後、次は何をしようかと考えていたときに声がかかり、2018年「トマルビル」で店をオープンしました。

「この場所でお店をしないかと声をかけてもらったとき、ちょうどスペインにいました。海外に行くたびに〝だし〟が恋しくなり、だしって本当にすばらしい食文化だなと思っていたんです」と話す上窪さん。その体験から、だしをベースとした料理の店を開くことに決めたといいます。

オープン当初は「だし茶漬」や鹿児島の郷土料理「鶏飯」を中心としたメニューでした。そこから2025年の産休を機にメニューをリニューアル。現在は「おだしスパイスカレー」と「とろとろ卵のおだしあんかけご飯」を提供しています。

やさしい「Sui」の味はそのままに、だしをベースとした食事/「おだしスパイスカレー」

▲食事は、ミニスイーツのセット1,300円、ドリンクセット1,600円、ドリンクと本日のスイーツセット1,900円の3つのセットから選べます

「Sui」のカレーは、数種類のスパイスを調合した、刺激や辛みは控えめの和風スパイスカレー。かつお節・昆布・しいたけ・煮干しの4種のだしに、みそとしょうゆを隠し味に加えたやさしい味わいです。スパイスの香りと梅・大葉の酸味が心地よく重なり、豚と鶏のミンチには刻んだきのことゴボウが加わり、ヘルシーな仕上がりに。スパイスの複雑な味わいながらもあっさりと食べられる一皿です。
日によって変わるインドの野菜料理「サブジ」とカレーを一緒に食べるのもおすすめ。辛いものが好きな人のために、+50円で辛口にもできます。

▲日替わりの小鉢。この日は「ビネグレットソースのマリネ」

知る人ぞ知る、ファンが多い「Sui」の自家製スイーツとドリンク

本日のスイーツは、定番の「生チョコのタルト」「カッサータ」に、季節や日によって変わるスイーツ「さつま芋チーズケーキ」「生ロールケーキフルーツ添え」がありました。

▲カッサータ(単品)550円

イタリアのアイスデザートといわれる「カッサータ」は、チョコ、ナッツ、クランベリー、レーズンなどが加わり、華やかな見た目と食感。さっぱりとしたクリームチーズに、やさしい甘さと爽やかな酸味のバランスがいいスイーツです。

▲シークワーサーレモネード(単品)500円

「シークワーサーレモネード」は、完熟シークワーサーを使った鮮やかなオレンジの自家製ドリンク。酸味のある緑色のシークワーサーが完熟すると、酸味が落ち着きまろやかな味わいに。さわやかな香りはそのままで、自然な甘みが楽しめます。

そのほかのドリンクは、コーヒーや紅茶、ラッシーなど、豊富な種類があります。
また「Sui」は、オーダーのホールケーキも人気です。予約は一週間前までに受け付けています。これまでのオーダーケーキはInstagramで紹介しているので、気になる人はチェックしてみて。

「トマルビル」が泉町にあることから名付けた「Sui」は、旅と海や空が好きな上窪さんの、自由で穏やかさが感じられます。同じフロアにある「ブックスパーチ」の本を手に、静かな時間に身をゆだねて過ごすのもおすすめです。ぜひ、おでかけしてみてください。

INFORMATION

Sui

住所
鹿児島県鹿児島市泉町1−8トマルビル1階
営業時間
11:00~17:30(L.O.17:00)
※あんかけご飯:L.O.15:00、カレー:L.O.17:00
定休日
木曜
※不定休有のため、Instagramで確認を
可能な支払い方法
現金・電子マネー
駐車場
Instagram
@sui_tomaru5
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年05月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※可能な支払い方法にある電子マネーにはQRコード決済も含みます。

follow me

SNSでも最新情報を発信中!