15年以上愛される姶良市の雑貨店「petit bonbon*」

鹿児島市街地から車で約40分。姶良市の静かな住宅街に、小さな雑貨店「petit bonbon*(プチボンボン)」があります。
2007年にオープンしたこの店は、幼いころから雑貨が大好きな姉妹の夢から生まれました。2024年に、築50年の民家をリノベーションし、同じく姶良市に移転。店内には、ひと息つけるカフェスペースもオープンしました。現在は妹の永田さんがお店を切り盛りしています。



入口には植物やガーデニング用品が並び、店内には、キッチン用品や食器、衣類、文房具、アクセサリーなどがぎゅっと詰まっています。
そのほか、フレグランスやボディケアアイテム、ベビーグッズ、時計や鏡などのインテリア雑貨、茶葉やお菓子なども並び、世代を問わず楽しめる品ぞろえです。
取り扱う商品は、かわいさに加えて実用性にもこだわってセレクト。実際に手に取って感じた魅力をつづった、手書きのポップが添えられ、一つひとつへの想いが伝わってきます。
日常に寄り添うファッションアイテムや豊富な小物類
お店に入って右奥に進むと、Tシャツやワンピース、チノパンなど衣類が並んでいます。
永田さんのおすすめは、大阪発ブランド「tumugu:(ツムグ)」の製品。ラフなシルエットや、シンプルな中にちょっとした遊び心が光るデザインが魅力で、着るたびに肌になじむ心地よさも人気です。



おしゃれのアクセントになるバッグや靴下、帽子などの小物類も充実しています。季節や気候に合わせて、日焼け・冷え・静電気対策などに寄り添うアイテムも並び、大切な人への贈り物にもぴったりです。

アクセサリーは、シンプルで日常使いしやすいものから、身に着けるだけで気分が華やぐような、デザイン性の高いものまでさまざま。そのときどきで品ぞろえも変わるので、訪れるたびに新たな出会いが楽しめます。
食卓を彩り、支える、個性豊かな器たち





店の奥には、家族分を気軽にそろえられる低価格の美濃焼の食器や、器としても使える「野田琺瑯(のだほうろう)」の保存容器など、食にまつわる実用的なアイテムがそろっています。

なかでも注目のアイテムは、愛知の陶磁器ブランド「Studio m’(スタジオエム)」の食器。山から掘り出した天然の土を使い、職人の手で一つひとつ仕上げられた器には、それぞれの個性と手仕事ならではのぬくもりが宿っています。皿の裏に手作業で描かれた裏印も魅力のひとつ。洗い物の時間にも、ちょっとした楽しさを届けてくれます。

「アーリーバード」は、芸能人が使っていたことから話題になった人気シリーズ。「早起き・朝型の人」という意味の英語の慣用句です。
その名の通り、朝食の時間を気持ちよくスタートさせてくれる器たち。青いぷっくりとしたツバメ柄は、ハンコを使って一つずつ丁寧に絵付けされています。
太陽の光が差し込む窓際には、シンプルなグラスや皿、フリルのような繊細なデザインのプレート、昭和レトロなパフェグラスなど、多彩なガラスの食器が並んでいます。
買い物終わりにカフェスペースでひと休み

買い物のあとには、店内にある小さなカフェスペースで、手作りのスイーツと一緒にゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
メニューは、シフォンケーキやチーズケーキ、ぜんざいパフェなど、どれも素朴で優しい味わい。コーヒーやレモンスカッシュなどのドリンクは、テイクアウトもできます。



カフェで使われる器の多くは、店内で販売されているもの。使器の使い心地を確かめてから、店頭で購入できるのもうれしいポイントです。

〝ポケットに入った小さな飴玉(=petit bonbon)のように、暮らしの中にちいさなワクワクを届けたい〟という想いが詰まったこのお店には、雑貨を眺めたり、店主とのおしゃべりを楽しんだり、カフェで静かな時間を過ごしたりと、自由なスタイルで過ごせる居心地のよさがあります。
また、国分にも店舗があり、新商品が入荷したときにはInstagramでお知らせしています。こちらもチェックしてみて。
ふらっと立ち寄れば、何気ない日常にちょっとしたときめきを与えてくれる雑貨店。姶良方面にお出かけの際にはぜひ、足を運んでみてください。
petit bonbon*(プチボンボン)
- 住所
- 鹿児島県姶良市平松4630−4
- 電話番号
- 0995-66-4045
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 火曜
- 可能な支払い方法
- 現金、クレジットカード、電子マネー
- 駐車場
- 有(約7台)
- @petitbonbon2007