「阿久根うみまち芸術祭2025」について

鹿児島県北西部の阿久根市で、2025年10月11日(土)から11月3日(月・祝)までの24日間、「阿久根うみまち芸術祭2025」が開催されます。今回が初開催となるこの芸術祭では、市内13カ所を会場に16組のアーティストによる作品が展示。
アートに触れながら、まち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
▪コンセプト
「ひとつの海、異なる景色。」
世界にたったひとつの海。しかしその景色は、みる場所や、時間、季節によって、まったく異なります。アートをみることは、海をみることと似ていて、おなじ絵でも、みる人や場所、タイミングによって、みえかたはまったく異なります。
その異なりを認識し、他者のみている景色を想像することが、世界をつなぐ大きな一歩になると信じています。おなじ海をみていながら、異なる思想や歴史をもつ人々が、いま、世界中で争いを繰り広げ、分断を深めています。阿久根うみまち芸術祭は、さまざまな海の景色を楽しめる鹿児島県阿久根市を舞台に、アートを通して他者とつながりあう実践です。
阿久根うみまち芸術祭の見どころ
16組の多彩なアーティストによる作品が、市内各地に展示されます。
会場は、飲食店や宿泊施設をはじめ、学校やこども園、駅、バス停など、地域の日常の場にも広がります。さらに、鹿児島県川内市の川内駅から熊本県八代市の八代駅を結ぶ肥薩おれんじ鉄道の車両内や、フェリーで約10分の無人島「阿久根大島」でも作品が鑑賞できます。

碓井ゆい /美術作家 [会場] 阿久根めぐみこども園
ウラベメグミ(Utte) /アーティスト・生地職人 [会場] 阿久根大島・ビーチ監視塔
塩谷歩波 /画家 [会場] 寺島宗則記念館
齋藤陽道 /写真家・文筆家 [会場] 肥薩おれんじ鉄道・車両内、にぎわい交流館 阿久根駅
sanaka /クリエイティブユニット [会場] より処“きてん”
田中重人 /美術家・詩人 [会場] 旧大川公民館
富松篤 /彫刻家 [会場] 阿久根市立田代小学校
細原裕香 /デザイナー・写真家 [会場] イワシビル

九州出身あるいは九州在住の35歳以下のアーティストも参加。
いい日 /造形作家 [会場] わらべ工房
iii architects /建築家 [会場] 大川島バス停
小鳥游ミズキ /漫画家 [会場] 餃子のはま田工房
nonoha /美術作家 [会場] 五色浜ギャラリー

阿久根に根差して活動する職人や、地域の子どもたちによる作品が展示されます。
黒蕨友喜・朝美(わらべ工房)/陶芸家 [会場] 港町珈琲焙煎所
スティーブン・フォーク /アーティスト・ギター製作家 [会場] 港町珈琲焙煎所
本翔平 /石工職人 [会場] 港町珈琲焙煎所
HUNKA & 阿久根の子どもたち /デザイナー・音楽家 [会場] 港町珈琲焙煎所
会期中に開催されるさまざまなイベント

会期中は、アート展示に加え、市内各所でさまざまなイベントが予定されています。
事務局主催による、離島・阿久根大島での「焚き火料理と音楽のうたげ」や、阿久根市内で撮影された映画「海辺の金魚」のクロージング上映も見どころ。さらに、地域おこし協力隊が企画する「阿久根万博」も。阿久根のまちをキャンパスに、見る・聞く・触れる・遊ぶ・巡るを目的とした、体験の博覧会で、市内各地でワークショップが開催されます。
詳しくは公式サイトを。
鑑賞チケットの購入について
すべての会場で何度でも作品を鑑賞できる「鑑賞パス」はウェブサービスで。会期中は、阿久根市内各地で販売されます。また、各展示を個別鑑賞は、各会場にて330円で入場できます。
■鑑賞パス(電子)
電子チケット販売「ArtSticker」:https://artsticker.app/events/91417
■鑑賞パス(紙)
会期中、以下の施設や店舗にて購入できます。
・阿久根市役所(阿久根市鶴見町200)
・まちの灯台阿久根(阿久根市新町1)
・阿久根屋食堂(阿久根市栄町1 阿久根駅内)
・道の駅 阿久根(阿久根市大川4816-6)
・港町珈琲焙煎所(阿久根市琴平町148)
・イワシビル(阿久根市鶴見町76)
・ハモニカン(阿久根市本町108)
・ともまち珈琲(阿久根市脇本13955-4)
・ドライブイン潮騒(阿久根市脇本10367)
・農園ガーデン空(阿久根市多田454-2)
・わらべ工房(阿久根市鶴川内9402-1)
・餃子のはま田(阿久根市西目106-1)
・puzzle(阿久根市折口2397-3)
・より処“きてん”(阿久根市大川8201)
・アジマルシェ(阿久根市西目1138)
・喫茶 ももの木(阿久根市赤瀬川3881-1)
・KITCHEN満天星(阿久根市波留6142-3)
・wagテイル(阿久根市西目6196)