アクセス良好、幅広い世代に親しまれる花屋

鹿児島中央駅から車で約10分のところにある「咲いた、咲いた。」は、オープンから12年目を迎える花屋。市電の鴨池駅から徒歩2分というアクセスの良さもあり、近くに住む大学生やファミリー、シニア層と、幅広い年代が訪れます。
店舗の入り口には観葉植物が並び、オレンジ色の扉でポップな雰囲気。店に入ると、20種類以上の切り花が目の前に広がります。

この日は、定番のバラやガーベラに加え、ひまわりや菊、ダリアなど、夏から秋にかけての花が並んでいました。
同じひまわりでも、オーソドックスな色合いや、まぶしいほどの明るい黄色、落ち着いた茶色と3種類の品種がありました。そのほかの花も、ビビッドな色合いから落ち着いたくすみカラーまで、バリエーション豊かにそろいます。
一度耳にすれば頭に残る特徴的な店名は、オーナーの德重さんが以前働いていた花屋の屋号を、そのまま引き継いだものです。「おしゃれな横文字ではなく、覚えやすい日本語の名前が気に入っています」と朗らかに話してくれました。
大切な人にぴったりの花束やアレンジメントを提案
「咲いた、咲いた。」では、花束が約1,500円から、アレンジメントは2,000円から注文できます。当日渡す花も受け付けており、プレゼントや冠婚葬祭など幅広いニーズに対応しています。

德重さんが注文を受けるときに大切にしているのは、「誰に贈るのか、どんな人に贈るのか」という点。20年以上の経験をもとに、その人に合ったアレンジを提案しています。
例えば、仏花として選ばれる菊は、たくさんの品種があり、色や形はさまざま。アンティークカラーの西洋菊や、丸いフォルムがかわいいピンポンマムなど、贈る人の好みやシーンに合わせて選びます。同じ花でも複数の品種をそろえているのには、その人の好みや、贈るシーンに柔軟に応えるためです。

取材中には、50代の女性へ贈る、アレンジメントの注文が入りました。電話でのやりとりから、贈る人の希望と、受け取る人の好みを丁寧に聞き取り、その日に並んでいた花の中から、数種類をピックアップ。わずか数分で、淡いピンク色でまとめたアレンジメントが完成しました。花を贈る人と受け取る人の両方に寄り添い、それを形にするセンスが「咲いた、咲いた。」の魅力です。

「花の面白さは、日々新しいデザインやアレンジ、花の品種が生まれること」と德重さん。SNSでの情報収集や、他店のオーナーとの情報交換を通じてトレンドを研究しています。
最近では、若年層や子どもに人気な、ラインストーンやパールシールで葉や花びらをデコレーションするアレンジも取り入れました。
今後は、アーティフィシャルフラワーと生花を組み合わせたアレンジメントにも積極的に取り組む予定なんだそう。固定観念にとらわれない自由な発想が、「咲いた、咲いた。」の魅力をさらに広げています。

平日は20時まで営業しており、仕事帰りの男性客も多く訪れます。18時~20時の時間帯には、7割を占めることも。オーナーが男性ということもあり、花に詳しくない男性でも気軽に相談できる点が好評です。
特別な日を彩る華やかなアレンジから、人生の節目に寄り添う花まで。「咲いた、咲いた。」は、初めて花を選ぶ人でも気軽に立ち寄れる花屋です。
大切な人への贈り物を探しに、ぜひ訪れてみてください。
咲いた、咲いた。
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市鴨池1丁目53−17
- 電話番号
- 099-250-0288
- 営業時間
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月~土/10:00~20:00
日祝/9:00~16:00 - 定休日
- 第3日曜日
- 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
-
有(1台)
※詳しくはInstagramのハイライトをチェック - @hanaya.saitasaita