
鹿児島空港から車で約20分、霧島神宮からは約30分の場所にある「ジェラテリア クオーレ」。地元の人はもちろん、近隣市町村や観光客も立ち寄る人気のジェラート専門店です。
道路沿いの店舗前には芝生が広がり、住宅地の中とは思えないほど開放的な雰囲気。店内に入ると、ショーケースに並ぶ色とりどりのジェラートが目を引きます。季節ごとの味わいで一年を通して楽しめ、常時10〜14種類がそろいます。


手がけるのは、オーナーでジェラティエーレ(ジェラート職人)の山内久照さん。関東のケーキ店や洋菓子店で約20年間パティシエとして経験を積みました。ジェラティエーレになったのは、酪農が盛んな栃木県那須塩原市で働いていたとき、牧場で食べたジェラートに感銘を受けたことがきっかけ。パティシエとして培った技術をジェラートづくりに生かせると感じ、2017年に地元である鹿児島でお店をオープンしました。

店名の「ジェラテリア」はイタリア語で“ジェラート専門店”、「クオーレ」は“心・気持ち・想い”という意味があります。その名の通り、自然豊かな霧島の地で、素材の味を大切にしながら、心を込めて作るジェラートを日々届けています。
季節と素材のおいしさを存分に味わえるジェラート

ジェラートの主原料であるミルクは、九州産の牛乳を使っています。そこにチョコレートやエスプレッソ、抹茶など、さまざまな素材を組み合わせています。それぞれの素材の糖分や特徴を見極め、後味のバランスまで考えて作られたジェラートです。

旬のフルーツを使ったジェラートは、果汁や果肉、表皮とそのフルーツそのものの味が引き出せるように工夫しています。10月中旬のこのときは、霧島の「有村菜果園」で採れた豊水を使った和梨のソルベがショーケースにありました。
◆かわいらしく甘酸っぱい「フランボワーズぺパン」


定番で人気の「フランボワーズぺパン」は、白に鮮やかな赤が映える、かわいらしい印象のジェラート。クリームチーズを加えたミルクベースに、自家製のラズベリーソースと果実を合わせています。なめらかでコクのある味わいに、果実そのものの甘酸っぱさが重なり、口の中でふわりと香りが広がります。あと味には、ほんのりとしたチーズのまろやかさとベリーの爽やかさ楽しめるジェラートです。
◆こうばしさが香る「ピスタチオ」と王道でシンプルな「クオーレミルク」

「ナッツの女王」と呼ばれるピスタチオを贅沢に使った、香ばしさとコクが際立つジェラート。ローストしてからすぐにペースト状にすることで、ピスタチオ特有の香りと風味を引き出しています。ひと口食べると、なめらかな舌ざわりで、重たすぎず、後味はすっきりと。香りの余韻がつづく満足感の高いジェラートです。

ジェラートの王道であり、作り手の個性が最もあらわれるというフレーバー・ミルク。「クオーレミルク」は、しっかりとしたコクがありながらも、あと味は驚くほどさっぱりしています。“いくらでも食べられるミルク”を目指して、素材の配合を調整したここだけの味。
単体ではもちろん、ほかのジェラートと一緒に食べても主張しすぎず、それでいてしっかりとミルクのおいしさを感じます。どんなフレーバーとも相性がいい、間違いのないジェラートです。



ジェラートはミニカップやファミリーサイズのほか、もなかでのテイクアウト可能です。店頭では好みのフレーバーを選べ、遠方の人への贈りものとしても喜ばれています。来店が難しい場合は、オンラインショップがお勧め。季節や人気のフレーバーが、おまかせセットで届きます。
素材の持ち味をいかし作られた「ジェラテリア クオーレ」のジェラート。霧島を訪れた際は、ぜひ立ち寄って、そのやさしく広がる味わいを堪能してみてください。
ジェラテリア クオーレ
- 住所
- 鹿児島県霧島市国分新町2丁目15−25
- 電話番号
- 0995-47-5433
- 営業時間
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11:00~18:00
※季節によって変動があるため、Instagramで確認を - 定休日
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不定休
※InstagramやGoogleマップで確認を - 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
- 有
- @gelateria__cuore