曽於市の「橋口金物店」。昭和レトロな金物店で、器の“宝探し”を楽しんで

曽於市の「橋口金物店」。昭和レトロな金物店で、器の“宝探し”を楽しんで
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#曽於市
#レトロ雑貨 #器 #生活雑貨

専門的な道具から日用品まで、幅広い品ぞろえが魅力

どこか懐かしい街並みと豊かな自然が広がる、曽於市財部。JR財部駅から車で約2分のところに、1980年創業の「橋口金物店」があります。
日ごろは地元の人がレジ横や店先のテーブルに集まり、世間話に花が咲くこともしばしば。休日は、高速道路のインターチェンジが近いことから、鹿児島や宮崎をはじめ、九州各地から訪れる人もいます。

訪れた際に印象的だったのが、鮮やかなブルーの外壁と赤い看板が目を引く店構え。ポップな色合いが、店に入る前からわくわくした気持ちにさせてくれます。

店内は、オレンジ色のクッションフロアが敷かれたレトロな空間。曽於市のコミュニティラジオが流れ、「こんにちは、いらっしゃいませ」と明るく響く声に、ほっと心が和みます。
店を切り盛りするのは、店主・橋口明治さんと娘の由紀子さん。「『ここに来たら、何かしら面白いものが見つかる』と思ってもらえるお店を目指しています」と話すように、金属を使った道具を中心に、暮らしに役立つ日用品もそろうユニークさが魅力です。

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国内産の商品も多く取り扱い、畑仕事に使うくわや鎌、鍋やおろし金といった調理道具を、仕事の備品として購入していく人も。
そのほか、お供え用の造花や建築用の塗料、家庭用洗剤、お掃除用品まで、多種多様な商品が所狭しと並んでいます。

▲レジ横のラックには、地域情報誌やイベントのチラシも

棚いっぱいの器から見つける、あなただけの一枚

さまざまな道具の中で、店の半分を占めるのが器。ここには、昔ながらの器や、作家の作品、波佐見焼、美濃焼、益子焼などがそろいます。なかでも、自由で大胆な模様を施す織部の器や、信楽の窯元・古谷製陶所の器が人気です。

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そのほか、急須や湯のみなどの茶器、動物や恐竜などのイラストが描かれた子ども向けの器、レトロなデザインが魅力の「アデリアレトロ」も並び、世代を問わず楽しむことができます。

近年では、家族構成や暮らし方に合わせて食器を買い替えるというスタイルがメジャーになってきています。そういった時代の変化から、同店は”品ぞろえの多さ・幅広さ”を大切にしています。

デザイン、重さ、価格などが多岐にわたる器は、種類ごとに整理されてはおらず、棚の奥に思わぬ一枚が眠っていることも。そのため、訪れた人が手に取りながら、思いがけない出会いを楽しむ様子もしばしばみられます。器を持ち上げたときの手触りや、奥の棚から掘り出しものを見つけた瞬間に、自然と笑顔がこぼれる。そんな心ときめくひとときが過ごせる場所です。


暮らしに彩りを添える道具や器が並ぶ「橋口金物店」。使い手の用途や好みに応える豊富な品ぞろえの中で、家族それぞれが自分だけのお気に入りに出会えます。新しい商品が定期的に加わるため、足を運ぶたびに小さな発見も。
近隣には、フォトスポットとしても人気な溝ノ口洞穴や、地元の特産物が購入できる道の駅などの観光スポットもありますよ。ぜひ、おでかけしてみてください。

INFORMATION

橋口金物店

住所
鹿児島県曽於市財部町南俣11367
電話番号
0986-72-3199
営業時間
9:30~18:00
定休日
不定休
※営業時間と定休日について、詳しくはInstagramで確認を
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー(paypay)
駐車場
有(店舗前)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年12月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※可能な支払い方法にある電子マネーにはQRコード決済も含みます。

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