谷山緑地公園内にある、アットホームなカフェ

JR谷山駅から車で約5分の場所にある、谷山緑地公園。通称「グリーンベルト」として親しまれるこの公園の一角に、白と茶色の建物があります。ここの1階部分が「QUILT COFFEE(キルトコーヒー)」です。
「キルト」とは、布の間に綿を挟み込み、縫い合わせた布のこと。“ほどよい保温性をもつキルト布のように、訪れた人を温かく包みこむような空間でありたい”という想いが、店名に込められています。
お店は、不定期でワークショップやイベントの会場になることも。オーナーの北山さんは、「この場所やここで飲んだコーヒーが、人々がつながるきっかけになったらうれしいです」と話します。


入り口は玄関のようなつくりになっていますが、土足で上がれます。店内に入ると、カウンター越しにスタッフが優しい笑顔で迎えてくれます。
建物の前には、木々に囲まれたテラス席も。晴れた日には、テーブルに木漏れ日が落ち、深呼吸したくなるような穏やかな時間が流れます。

こだわりのスペシャルティコーヒーや自家製ドリンク

「QUILT COFFEE」では、浅煎りのコーヒーを中心に、常時7~8種類のスペシャルティコーヒーを提供しています。定番のブレンドに加え、季節ごとに豆が入れ替わるため、いつ訪れても新しい味わいに出会えるのが魅力です。


今回は、浅煎りの「コロンビア」をいただきました。
バリスタの世界大会でも使われるエル・ディビソ農園の「ティピカ・メホラード」という希少な品種で、ピーチやベリーを思わせるフルーティーな香りが特徴。カッピングコメントの「ハイチュウ」という表現にも納得の、果実味あふれる一杯でした。

コーヒー以外も、抹茶ラテやココア、ソーダ、スムージーなど、10種類以上のドリンクがそろっています。
今回は「自家製ジンジャーエール」をアイスでいただきました。じっくり時間をかけて、きび糖で仕込んだ生姜は、香りが豊かでありながら、刺激は控えめ。暑い季節は炭酸で爽やかに、寒い季節はお湯割りで体の芯まで温めてくれます。
そのほか、取材時には「マロンラテ」や「ヘーゼルナッツショコララテ」など、秋らしいアレンジドリンクを提供していました。最新の情報はInstagramで発信しているので、来店前にチェックしてみてください。
定番から季節限定まで。コーヒーと一緒に楽しみたい多彩なスイーツ

スイーツも充実しており、なかでも一番人気は、定番の「オレオのレアチーズケーキ」。
チーズケーキとオレオのバランスは、細やかな試作と工夫を重ねて生まれました。塩みのあるレアチーズケーキに、ほろ苦いココアクッキーがアクセントになっています。写真映えすることから若い世代にも好評です。

また、旬の食材を使ったミルフィーユも人気のスイーツ。過去には、いちごやシャインマスカットなどのミルフィーユを提供してきました。秋には「モンブランミルフィーユ」が登場します。
さっくり軽く焼き上げた自家製のパイ生地の上には、モンブランクリームと栗の渋皮煮をトッピング。お店で炊いたカスタードクリームと栗が中に入った、季節感あふれるスイーツです。

毎週水・日曜と祝日にはドーナツも販売されます。ふんわり、もっちりと歯切れの良い揚げドーナツは、黒糖きな粉とグレーズドの2種類が定番。取材時には「シナモンシュガードーナツ」をいただきました。たっぷりシナモンシュガーをまとったドーナツは、一口食べると、香りがふわりと抜け、優しい甘みが広がります。



店内では、コーヒー豆やコーヒーバッグ、カフェラテベースといった商品も販売しているので、外出先や自宅でも「QUILT COFFE」のコーヒーが味わえます。ボックスセットでの販売や、ラッピングも行っているので、贈り物にもおすすめです。

豊かな緑に囲まれた「QUILT COFFE」。静かにコーヒーを楽しみたい平日の訪問にも、家族やカフェ好きの若い世代が集う週末にもぴったりで、世代を問わず愛されています。
ドリンクや、スイーツの多くはテイクアウト可能。緑地公園内でお気に入りのドリンクやスイーツを楽しむのもおすすめ。公園散策の合間や、ちょっとした休憩に、ふらりと立ち寄ってみてください。
QUILT COFFEE(キルトコーヒー)
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市南栄1-17-1
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
-
不定休
※詳しくは、Instagramをチェックしてください - 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
- 有(19台)
- @quilt_kagoshima
- LINE
- QUILT COFFEE