季節のケーキが並ぶ「AKASHIYA el mundo」で、洋菓子と和の味わいを楽しむ

季節のケーキが並ぶ「AKASHIYA el mundo」で、洋菓子と和の味わいを楽しむ
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#天⽂館周辺
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緑がうつくしい洗練された空間の店舗

天文館・山形屋近くにある「明石屋 本店」の道を挟んだ隣には、明石屋が展開する洋菓子と茶寮のお店「AKASHIYA el mundo(エル ムンド)」(以下、「el mundo」)があります。2025年で創業55周年を迎える同店は、2020年5月に店内の飲食スペースを充実させ、リニューアルオープンしました。

緑がうつくしく整えられた外構に、スタイリッシュな建物がよく映える落ち着いた佇まい。店内に入ると、大きなショーケースには、色とりどりのケーキや焼き菓子がずらりと並びます。テーブル席やカウンター席からは外の緑を眺めることができ、洗練された雰囲気の中でゆっくりと過ごせる空間です。

スペイン語で「世界」を意味する店名の通り、壁の一部には黄色や赤といったスペインの伝統色を取り入れ、スペインタイルのアラベスク模様をモチーフにした装飾が施されています。私たちが日常的に親しんでいるケーキには、フランス発祥のモンブラン、イタリアのティラミス、ドイツのバームクーヘンなど、世界各地で生まれたお菓子が数多くあります。“そんな世界のお菓子を楽しめる場所”という思いが、「el mundo」という店名に込められています。

定番から旬の果物を使った季節限定のケーキ、焼き菓子まで豊富にそろい、店頭で購入したケーキのイートインはもちろん、ドリンクのみの利用も可能です。栗ぜんざいや抹茶と上生菓子のセット、夏の氷など、ここならではの味を楽しみに訪れるお客さんも多くいます。

30種類以上の洋菓子から、季節のお勧めや人気・定番のケーキを紹介

朝9時のオープンと同時にショーケースに並ぶのは、定番に加えて毎月変わるマンスリースイーツや、旬のフルーツを使った季節限定のケーキ。ここでは、その中から特にお勧めのケーキと人気・定番のケーキをご紹介します。

◆お勧めのマンスリースイーツ/11月「林檎とキャラメルのタルト」、12月「タルト・オ・アマンド」

▲11月のマンスリースイーツ「林檎とキャラメルのタルト」594円、コーヒー490円

「林檎とキャラメルのタルト」は、サクサクのタルト生地に、ジューシーな国産林檎のコンポートをたっぷりと重ねたケーキ。林檎のコンポートはやわらかさの中にほどよい果肉感が残り、キャラメルのほろ苦さが甘さを上品に引き立てます。

ふんわりとなめらかな自家製生クリームは甘さ控えめで軽やかな口あたり。そこにコクのあるキャラメルカスタードが重なることで、甘み・香ばしさ・みずみずしさがやさしく広がります。ひとつのタルトの中で秋らしい深みと軽やかさの両方が楽しめる、11月ならではの味わいです。

▲12月のマンスリースイーツ「タルト・オ・アマンド」594円、コーヒー490円

「タルト・オ・アマンド」は、クリスマスにもぴったりなケーキ。まろやかなバタークリームの中には、砕いたアーモンドキャラメリゼが入っており、そのカリッとした食感が絶妙なアクセントに。

カスタードを練り込んだアーモンドクリームは、しっとりとやわらかく、噛むほどにアーモンドの深い旨みがじんわりと広がります。冬の午後にゆっくり味わいたくなる、心まで温まるようなアーモンドのケーキです。

◆立体的なティラミス「タルト・オ・ティラミス」

▲「タルト・オ・ティラミス」594円

「タルト・オ・ティラミス」は、ティラミスをタルト仕立てにした人気のケーキ。
コーヒーをたっぷり染み込ませたタルト生地は、しっとりとして深みのある味わい。その上に重なるマスカルポーネクリームは、舌に寄り添うようなやさしい口どけで、ふわりと広がる甘さとほのかな苦味がバランスよく調和しています。
ショコラシュトロイゼルのサクサク感がリズムを添え、ひと口ごとに表情が変わるような立体的なおいしさが楽しめます。

◆栗好きにはたまらない「モンブラン・オ・マロン」

▲「モンブラン・オ・マロン」810円

「モンブラン・オ・マロン」は、秋の訪れとともに恋しくなる定番のモンブラン。フランス産栗のペーストから作るマロンクリームは、やさしい甘みの中にふわりと香りが広がります。中に忍ばせた自家製生クリームは、甘さ控えめでやわらかな口どけ。さらにその中心には、大粒の渋皮栗をまるごと一粒使用し、ほっくりとした食感と豊かな風味が重なります。栗の魅力を存分に引き出した贅沢なケーキです。


▲焼き菓子の贈答用の菓子箱もアラベスク模様をモチーフにしたデザイン

その他のドリンクメニューには、抹茶や煎茶、あずき牛乳などがあります。
焼き菓子は、フィナンシェやダックワーズ、焼立てパイ・黎明など、ちょっとした手土産にも喜ばれるものばかりです。

また、明石屋らしい「上生菓子付きの抹茶」や「焼き軽羹(バター添え)」、「赤飯セット(赤飯、豚汁、香の物)」など、和の味が気軽に楽しめるメニューも充実しています。明石屋では、年に3回の催事で粗品として赤飯を配っていたことから“販売してほしい”という声が多く寄せられ、「招福赤飯」として商品化。2024年からは、その赤飯と豚汁を味わえる20食限定メニューも登場しました。通常価格1,050円を、アプリ会員なら850円でいただけるのもうれしいポイントです。

ショーケースをのぞけば、その時期だけの味わいや、明石屋ならではのスイーツが並び、訪れるたびに新しい出会いがあります。季節ごとに表情を変える「el mundo」ならではのおいしさを、ぜひゆっくりと楽しんでみてください。

INFORMATION

AKASHIYA el mundo (エル ムンド)

住所
鹿児島県鹿児島市中町11−1
電話番号
099-223-5959
営業時間
9:00~18:00
定休日
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー
駐車場
明石屋ホームページ
https://www.akashiya.co.jp/
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2025年12月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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