海辺のカフェでゆるり。ひとり時間にも心地よい「IBU CAFE」


波打ち際に湯けむりが立ちのぼる、指宿市湯の浜エリア。人気観光スポット・砂むし温泉「砂楽」がある場所としても知られています。その砂楽から歩いてすぐの場所に、自家焙煎珈琲豆 「IBU CAFE(イブカフェ)」があります。
扉を開けると、やわらかな音楽とともに、焙煎したコーヒーの香りがふわりと迎えてくれます。

店主は指宿出身の南 恵さん。東京で大手IT企業に勤めていましたが、5年前にUターンし、「地元でおいしいコーヒーが飲みたい」という想いから、2022年12月にオープンしました。
店内はカウンター席とテーブル席があり、お一人さまでも気軽に入りやすい雰囲気。壁には、南さんが大好きなイギリスの女性作家 サム・トフトの作品が飾られ、温かみのある空間を演出しています。

アンティークカップで味わう、丁寧な一杯

コーヒーはガス火の焙煎機で仕上げる自家焙煎豆を使用。鮮度が高く、香ばしさが際立つ一杯です。ブレンドと豆の個性を楽しめるシングルオリジン(ストレート)を用意。挽き具合は中挽き。抽出はすべてハンドドリップです。
グラム数や湯量、抽出時間まで細かく調整し、飲みやすさを追求したコーヒーは、後味に雑味がなくすっきりとした味わい。

コーヒーは2杯分入ったガラスピッチャーでサーブ。かわいらしいピッチャーに記された〝ALLOW YOURSELF TO BE BORED〟(時々ぼ~っとするのも大事)のメッセージに肩の力も抜け、思わず笑みがこぼれます。



テーブルには、豆の原産国・生産地域・品種・精製方法・味覚レベルや味わいが記載されたメモも置かれています。焙煎豆の販売も行っているので、メモを見ながら選ぶ時間も、コーヒー好きには楽しいひととき。
余裕のある時間帯にはお客さんの好みを聞きながら、一人ひとりに合った一杯を淹れてくれます。
クロッフルをはじめ、軽食・スイーツも充実

コーヒーのお供にぜひ味わいたいのが、人気のスイーツ〝クロッフル〟。外はサクッと、中はもっちり!リッチなバターの香りが口いっぱいに広がり、コーヒーとの相性も抜群です。
この日は「クロッフルセット」をいただきました。セットのクロッフルは、プレーン・チョコ・きなこの3種から選べます。
クロッフルメニューは、抹茶やさつまいもアイス、ナッツ、黒蜜、クッキー、イチゴソースなどを使ったバリエーションも。その他、ケーキやトーストメニュー、昔ながらの昭和ナポリタン、アイスクリームなど、軽食から甘いものまで幅広く楽しめます。
ドリンクもコーヒーの他、紅茶やフロートも用意されています。

棚に並んだカップ&ソーサーは、ほとんどが一点もののアンティーク。今は亡き南さんのお姉さんが、東京のアンティークショップで集めた大切なコレクションです。
世代を超えて愛され続けるカップに触れられるのも、IBU CAFEを訪れる魅力の一つ。

指宿らしさ満点!砂むし姿がユニークな「砂クマちゃん」

半年前から登場した注目のメニューが 「砂クマちゃん」。指宿名物・砂蒸し温泉をモチーフに、チョコフレークの砂に埋もれた白クマが、なんとも愛らしい一品です。頭にのせたタオルは、ヨーグルト味のグミ!

遊び心いっぱいの見た目に、写真を撮る手が止まらなくなります。
濃いめに抽出した自家製コーヒーゼリーとバニラアイス、ドライオレンジの組み合わせも美味。食べ進めるうちに食感や味わいも変化し、最後まで楽しめます。見た目だけでなく、味のバランスにもこだわったIBU CAFEならではのオリジナルスイーツです。
南さんが東京で住んでいた場所は、“カフェとアートの街”として人気の江東区・清澄白河。清澄白河は、「ブルーボトルコーヒー」の進出をきっかけに、街の雰囲気が大きく変わったことでも知られています。

長い時間をかけて、街が変化していく様子を目の当たりにしてきた南さん。「カフェには、人や街を変える力があるんだと感じました」と話してくれました。

ブルーボトルが清澄白河を選んだ理由のひとつが、「高い建物が少なく、空が広くて静かな港町であったこと」。それは、広い空と海に抱かれた湯の浜とも重なります。


一杯のコーヒーが、人をつなぎ、街に少しずつ変化をもたらす…その変化も楽しみに訪れたい一軒です。ぜひ出かけてみてください。
IBU CAFE(イブカフェ)
- 住所
- 鹿児島県指宿市湯の浜5-27-11
- 電話番号
- 050-1288-5625
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 水・木曜
- 可能な支払い方法
- 現金・クレジット・電子マネー
- 駐車場
-
有
※店舗入り口右横の坂を上がった先 - @ibucafe2022