5人の〝キラリ〟女性が決定。輝く取り組みを共に応援!
南日本リビング新聞社が、県内企業の協賛の下、女性の事業や取り組みをたたえる「かごしまキラリ大賞」。第2回となる今回は47人がエントリーし、厳正な審査を経て5人の受賞者が決定しました。特集では、その〝キラリ〟と輝く顔ぶれを紹介します。

鹿児島で〝厄介者〟とされてきた火山灰「シラス」を活用し、〝地球に優しく、人に役立つものづくり〟に取り組む上原さん。2024年に起業、洗浄剤などの生活用品や農業用資材「オリジンジオ®」を開発しました。家庭で使う洗浄剤は人に優しく、畑で使う資材は土をどんどん豊かに、環境にもうれしい循環型の仕組みを実現。「地域資源であるシラスで農業を守り、美しい地球を未来に残すため、その可能性を全国へ発信していきます」



伊佐市を拠点に、ドローン技術を活用しながら農業のスマート化に取り組む「Azure Lab.」。人手不足と高齢化が進む農家からの依頼で、農薬や肥料、種などを散布しています。2024年に発足、女性3人で活動。スクールや体験会なども行いながら、仲間作りにも積極的です。「結婚・出産後のキャリアに悩んだこともありましたが、ドローンとの出合いが転機に! 女性が活躍できる場を広げて、地域の未来を支えていきたいです」



4人の子どもを持つ茂岡さん。自身が子育てに悩んだ経験から、産前産後に相談先が分からず不安を抱える母親の力になろうと2022年に助産院を開業しました。助産師やセラピストとして働きながら、 母子を支援する126の施設や市のサービスをまとめた冊子「子育て楽しむマップかごしま」を制作。母親同士がリアルに交流できる場も提供しています。先月助産院を中央駅近くに移転。「頼れる場とつながり、子育てを笑顔で楽しんでほしいです」


看護師として30年ほど勤務する中、「家に帰りたい、ただ普通に暮らしたい」という当たり前の願いもかなわぬまま、最期を迎える人を数多く見てきた河野さん。2017年、病院でも施設でもない、もうひとつのわが家として「ホームホスピス鹿児島」を立ち上げました。「居住者は朝起きる時間も寝る時間もそれぞれ。一人ひとりが最期までその人らしく生ききる、マニュアルのない支援を緩和ケア認定看護師、介護福祉士、ヘルパーで支えています」


東京からUターンし、2023年に指宿市で国産小麦のベーグル専門店を開業した松嶋さん。SNSでの発信力と確かな商品力で人気店へと成長させました。子育てと仕事の両立の難しさに直面した経験から、〝女性が生活環境をハンデにせず力を発揮できる場所を作りたい〟と、独自の組織運営システムを構築。働きたくても働けない主婦や子育て世代が無理なく活躍できる雇用環境も実現します。今夏には雇用拡大を見据えた新店舗もスタート予定。

【審査会リポート】
2月に行われた最終審査会では、審査員それぞれの立場や経験から活発な意見が交わされました。「応援したい」という共感だけでなく、「持続性」や「地域への広がり」といった視点からも真剣な議論が重ねられ、未来への期待を込めて受賞者を決定。鹿児島で頑張る女性の挑戦を後押しする場として、かごしまキラリ大賞の意義を改めて確認する審査会となりました。
【審査員】
鹿児島市インキュベーション・マネージャー 片平 成さん
鹿児島市産業創出課 前田 愛さん
鹿児島県よろず支援拠点 鎌田 香さん
鹿児島大学 南九州・南西諸島域イノベーションセンター 村上 加奈子さん
南日本リビング新聞社 西村 尚子
主催/南日本リビング新聞社
協賛/あさひ会 かねこクリニック 鹿児島相互信用金庫
SHIROYAMA HOTEL kagoshima スズキ自販鹿児島 積善社 飛鳥会館 久永
(※五十音順)
後援/鹿児島県 鹿児島市 鹿児島銀行 鹿児島信用金庫 南日本銀行