鹿児島市内から車で約40分、錦江駅から徒歩で約14分。姶良市加治木町の10号線沿いに、存在感ある石蔵が見えてきます。
日本名水百選に選ばれた丸池湧水の水で炊く〝湧水米ヒノヒカリ〟の海苔巻きやお弁当で人気の「ごはん岳」が、2024年1月にオープンした販売所「よりくら」です。

塩や米の貯蔵庫として使われていた石蔵を改装した店舗は、別の場所から移動してきたという話があるほど歴史の深い蔵です。オシャレにDIYされた店内には、大工さんに補強や設計をお願いし増設したロフトもあり、お弁当などが食べられるスペースとなっています。

〝食と暮らし〟をコンセプトとする「よりくら」では、海苔巻きやお弁当以外にも、暮らしの工藝品などが販売されています。ロフトへのぼる階段を間仕切りに、販売スペースも分かれているため気軽に立ち寄れる空間です。Instagramでも商品の紹介をしているのでチェックしてみて。

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「ごはん岳」の彩鮮やかな〝海苔巻き〟や〝お弁当〟

イベントや予約が多いときには、10升近くの米を炊くという人気の海苔巻きやお弁当。「おかずだけ」もあり、紙の包装で巻いたスティックおむすび「お手軽こまき」や、さまざまな具材が入った「まきまき」などいろいろな商品が並びます。
今回はその中でもお勧めの具材や、人気の商品を紹介していきます。

◆ぜひ味わってもらいたい「ごはん岳」の〝魚〟〝野菜〟〝たまご〟

もし何を食べようかと迷ったときは〝魚〟〝野菜〟〝たまご〟の具材で選んでみて。
海苔巻きやお弁当に使う〝魚〟は、漁師さんから直接仕入れたもの。お父さまの影響から魚が大好きだというオーナーが、自ら捌くため骨もなるべく取り除き、丁寧に下処理をしています。その日の仕入れで鮮度のいい魚を仕入れるため、〝美味しい魚〟が日替わりで楽しめるのが魅力です。

〝野菜〟は主に有機野菜を使用し、「澤田農園」や「35farm」などの農家さんから直接仕入れた新鮮なものです。
〝たまご〟は、宮崎県えびの市の自然豊かな場所にある「東養鶏場」で、のびのびと育てられる鶏の〝天孫降卵〟を使っています。この卵で作る具材はどれも絶品でお勧め！

◆〝まるで小さなお弁当〟満足度の高い海苔巻き「まきまき」とスティックおむすび「お手軽こまき」

佐賀県有明産の焼き海苔で巻いた「まきまき」の具材は9種類で、店頭にはその中から3、4種類が並びます。
このときは、ジューシーなだし巻き玉子と甘酸っぱいニンジンの相性がたまらない〝だし巻き玉子と甘酢にんじん〟、ふわっとした身にザクっとした衣の食感のタラフライに、伊佐市の「神月山舗」の鉄火炒り味噌がアクセントとなる〝タラフライの鉄火味噌〟、その他には〝だし巻き玉子と4種類の野菜キンパ〟〝スイートチリチキン〟もありました。
具材がしっかり入っているため満足できる「まきまき」は、いろいろな味のバリエーションが楽しめ、まさに〝小さなお弁当〟です。

自家製梅や佃煮、昆布やおかか、など6種類ある「お手軽こまき」は、紙の包装で巻かれた手軽に食べられるおにぎり。自家製梅は、塩分が抑えられたまろやかな味わいに。山登りや釣りなど、外でちょっと食べたいときにお勧めです！

◆漁師さんから直接仕入れた魚と品数豊富な「小箱（魚）」

お弁当は２種類あります。〝唐揚げ〟か〝豚ロース肉巻き〟のどちらかのメニューの「小箱（肉）」と、漁師さんから直送の魚を使った「小箱（魚）」。
この日の「小箱（魚）」は肉厚でふっくらとした身がたまらない〝アジフライ〟でした。

アジフライには、マイルドな自家製タルタルがかかっていて、冷めても美味しい湧水米ヒノヒカリとの相性が抜群で、箸がとまらない美味しさです。その他のおかずには、磯部揚げや手巻きのたまご焼きも。
副菜には、きゅうりと切り干し大根のすりゴマのサラダ、ハーブの香りが口に広がるニンジンのラペ、少しピリッとするキンピラ、オリーブオイルとハーブ塩のグリルズッキーニなどが入る品数豊富なお弁当です。

予約販売限定で、魚と肉が両方入る贅沢なお弁当「大箱（mix）」もあります。1,000円以上の特注お弁当も対応しているため、行事などのときにはぜひ相談してみて。

「おかずだけ」もあるため「まきまき」や「お手軽こまき」と一緒に、好きなものを選んで組み合わせて、その日の気分で楽しむことができます。
オードブルや大人数のお弁当も2日前までに注文ができ、事前連絡すると湧水町での受け取りも可能です。
食材はもちろん、食べる人のことを考え作られた「ごはん岳」の海苔巻きやお弁当を、ぜひ味わってみてください。「よりくら」に寄ったあと、ドライブや外遊びにでかけるのもいいですね。