※「トロムヴォーン中町」は2024年７月31日で閉店しました。
鹿児島市電「いづろ通り」電停から徒歩2分ほど、天文館の中町コア・モールにある「トロムヴォーン中町」。7月に開店40周年を迎える同店は〝ホットサンドとコーヒーが格別〟と評判の喫茶店です。階段を上がった先には、奥行きのある落ち着いた空間が広がります。
店内は、昭和・平成・令和と愛され続けてきた喫茶店ならではのクラシカルで上品な雰囲気。カウンターの奥で迎えるマスターの迫田博志さんや、笑顔も素敵なスタッフのホスピタリティあふれる姿も魅力です。
大型のオーブンで焼き上げる看板メニューのホットサンドが格別
「なんと言ってもここのパンはおいしい！」「サラダと飲み物付きのセットでボリュームがある」と口コミでも大評判のホットサンド。40年間変わらない味とおいしさで、訪れる人を魅了しています。種類も豊富なサンドメニューから、人気の「クラブハウスサンド」と「チーズバーガーサンド」をご紹介します！
◆人気No1の「クラブハウスサンド」
具材に鶏のモモ肉、ベーコン、キュウリ、トマトを使った「クラブハウスサンド」。辛子バターとマヨネーズを塗ったパンに、たっぷりの具材が並べられ、大型のオーブンで焼き上げます。その時間わずか2分ほど。
外側はサクサクで耳までおいしい焼き上がり、中はふっくらジューシー！きれいな焼き色は、見た目にも食欲がそそられます。
鶏肉の上にオーロラソースをかけ、ベーコンを重ねます
もう片面には、フレッシュなキュウリとトマトが並びます
奥にひかえる大型オーブンは、職人の間で最高のオーブンと評価の高い七洋製作所の「南蛮窯」
密閉度が高いオーブンなので外側はサクッと、中は熱風が通ってふんわりと焼き上がります
注文を受けてから切るパンは、粗目の特注イギリスパン
元はこのサイズ。厨房には何本も並んでいました
「ホットサンド用に、普通の食パンより粗目のパンをイケダパンに特注しています。目が粗い方がオーブンの熱風が良く通るんですよ」と料理人でもある迫田さんが教えてくれました。ベーコンの油が出てきたら焼きあがりのサイン。朝焼いて準備するというモモ肉は、油を落として食べやすくしてあります。重ねるベーコンの油と塩分で味がまとまり、絶妙なうまさに！
元々ホテルでフランス料理を作っていた迫田さん。お店で提供する料理は、日替わりで楽しめる副菜やソースまで、全て手作りしています。お客からのリクエストにも応えているうちに、メニューが増えていったそう。
◆ボリュームたっぷり！「チーズバーガーサンド」
ジューシーなひき肉とタマネギ、トマト、チーズを焼いて、フレッシュなトマトとレタスを挟んだ「チーズバーガーサンド」。
「トマトは焼くと甘み以上にコクが出てきます。そこに生のトマトも合わせると、よりジューシーな味わいになるんです」と迫田さん。食材の組み合わせも緻密に計算して仕上げるホットサンド。味わいが格別なのも納得です。
愛され続けるトロムヴォーンコーヒー。サイフォン式で柔らかくすっきりした味わい
トロムヴォーンといえば、サイフォンで抽出される香り高いコーヒーも評判。「トロムヴォーン中町」のカウンターには、今では珍しい5口も並ぶサイフォンガステーブルが設置されています。
コポコポと沸きあがるお湯の音や、豊かな香りとともにフラスコに少しずつ溜まっていくコーヒーの様子は、コーヒー好きならずとも目が離せなくなる楽しさがあります。
入れたてのコーヒーをいただくと、せわしない気持ちもどこかへ！心穏やかに、固くなった頭もほぐれていく感じがします。
サイフォン式のコーヒーは柔らかくすっきりとした味わい。トロムヴォーンのマークが入ったカップにちょうどの量です。
▲開店時に手作りしたコーヒー豆入れのBOX
▲ユニークな手書きのメニューもお店のこだわり。文字と絵からおいしい想像がグンと広がります
「これが昭和から始めている私の喫茶店です。作って食べてもらって、意見を聞きながら、コミュニケーションをとりながらやってきました。新しいものを求めがちな時代ですが、若い人には古き良きものも大切に、上手に使っていって欲しいなあと思います。実は今、後継者も探してるんですよ」と優しい笑顔で語る迫田さん。歴史ある喫茶店の味とその佇まいは唯一無二。まだ行ったことがない人はぜひ、階段を上がってみて！
トロムヴォーン中町
- 住所
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鹿児島県鹿児島市中町4-21 2F
※中町コアモール内 - 電話番号
- 099-222-3368
- 営業時間
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平日 11:00〜16:00
土曜・祝日 11:00〜17:00 - 定休日
- 日曜
- 可能な支払い方法
- 現金
