「せんだい宇宙館」宇宙について楽しく学べ、昼も夜も天体観測ができる体験型施設

「せんだい宇宙館」宇宙について楽しく学べ、昼も夜も天体観測ができる体験型施設
TRIP
#薩摩川内市
#宇宙 #学ぶ #教育 #家族・子ども

JR「川内駅」から車で約20分の場所に位置する「せんだい宇宙館」は、天文台と宇宙に関する展示が両方楽しめる施設。遊びながら宇宙のことが学べる、体験型アクティビティが子どもたちに人気です。

宇宙をテーマにしたさまざまな体験型アクティビティ

古代バビロニアをモチーフにした1階の展示室入口

1階の展示室入口は、星座の起源といわれている古代バビロニアの雰囲気がただよう空間。

ここには、川内の伝統行事が由来となる、小惑星「川内大綱(Sendaiotsuna)」の紹介ブースと、入館時にもらえる「イシュタルカード」に自分の生年月日を登録するコーナーがあります。

地下1階は、体を動かしながら学べる、近未来的な展示室

宇宙船が頭上を飛ぶ通路を下り、さらに階段を降りた先は、吹き抜けの広々とした展示室になっています。
ここには、宇宙に関する映像が見られる大型ビジョンや、体を動かして遊べるゲームなど、さまざまな体験型の展示物がならびます。

2023年度に導入された「FLYING GALAXY」は、全身を使って太陽系を旅する体験型ゲーム。画面の前で手を動かすとセンサーが反応し、まるで宇宙船を操縦しているような感覚に。

宇宙空間を背景に写真撮影ができる「スペースショット」や、モニターを使って宇宙に関するクイズや星座のパズルができるコーナーも人気。

ほかにも、インベーダーゲームや、宇宙モチーフの手作りの射的などのゲームもあり、大人も子どもも楽しめます。

入口で登録したイシュタルカードは、展示室内のゲームの成績の記録にも使われます。出口ではその成績と、星座占いや運勢がプリントされるので、自分の記録を超えるために、何度もチャレンジしたくなりますね。

また、展示室では不定期で企画展も開催しています。2024年7月12日から2025年1月13日には、企画展「ARASHI〜あらし〜」が開催され、銀河や木星の大赤斑、台風、川内川あらしなど、地球や宇宙で発生する、いろいろな〝あらし〟について学べる展示となっています。

大パノラマが広がる2階の観測室では、日中も天体観測が可能

▲観測室から見える夕日と望遠鏡(提供:せんだい宇宙館)

せんだい宇宙館では、開館日の晴れている夜に、2階の観測室で観望会が行われます。昼間は川内の街や川内川、九州新幹線も見える大パノラマが広がっています。また、『スライディングルーフ』という屋根が全開する仕組みを採用し、広い空や景色をいつでも眺められる設計に。
観望会では、望遠鏡の順番待ちをしている人に係員が星空解説をすることもありますよ。

▲プレヤデス星団/すばる(提供:せんだい宇宙館)
▲望遠鏡と北天の星空(提供:せんだい宇宙館)
▲満月(提供:せんだい宇宙館)

せんだい宇宙館のメイン望遠鏡は、口径50cmのカセグレン式反射望遠鏡。肉眼の5,000倍の光を集めることができるため、晴れている日には昼でも金星や明るい恒星が観測できます。

▲おおいぬ座のシリウス(提供:せんだい宇宙館)
▲金星(提供:せんだい宇宙館)

再入場が可能なので、お昼に展示物や観測室からの景色などを楽しんだあと、夜にまた天体観測ができるのもこの施設の魅力。宇宙館がある「寺山いこいの広場」には、レストハウスやカフェ、ゴーカート乗り場などの施設も充実しており、川内の街も近いため、1日中満喫できますよ。


薩摩川内市にある「せんだい宇宙館」。周囲を自然に囲まれたこの施設は、宇宙を身近に感じられる体験型施設として、多くの家族連れに人気です。

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天体に関する工作や絵本、星座のグッズや宇宙食などがならぶ宇宙館のエントランスは入場無料(展示室、観測室は有料)。
ぜひ、休日のおでかけに、周りの施設もあわせて訪れてみてください。

INFORMATION

せんだい宇宙館

住所
薩摩川内市永利町2133番地6
電話番号
0996-31-4477
営業時間
10:00〜21:00(最終入館〜20:30)
休館日
月曜(祝日の場合は翌日)
入館料
大人(高校生以上):500円
小・中学生:300円
未就学児:無料
※20名以上団体料金あり
駐車場
有(200台)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2024年07月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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