天文館から車で約1時間。川内川が流れる薩摩川内市に「sugar mignon」があります。
白い外壁に木材のドア、女の子がカップケーキを持ったイラストが描かれた看板が目印です。白を基調とした明るい店内には、可愛らしいアイシングクッキーや、マフィンが並んでいます。

このときは6月下旬。梅雨や初夏を思わせるアイシングクッキーが多くありました。「sugar mignon」は月に1回の営業で、季節によってアイシングクッキーの絵が変わるため、楽しみに待っていたお客さんが次々と訪れていました。一緒にお菓子を選ぶ親子の姿や、自分で選んだクッキーを大切そうに持ち帰る微笑ましい姿も。

6色からできる淡い色の可愛らしいアイシングクッキー

「アイシングクッキー」は、粉糖と乾燥卵白に水を加えてペースト状にし、色をつけ、クッキーに絵を描いていきます。
店主のちかこさんは6色のアイシングを混ぜ、思い描く色を作っています。水色ひとつとっても微妙に違い、同じ絵であっても柄や表情が異なるのが、アイシングクッキーの魅力です。細い線や水玉、リボンなど、乾燥させてアイシングを重ねることを繰り返し丁寧に一つひとつに描いて作ります。

その見た目から食べるのが勿体なく感じることもありますが、サクッとした優しい甘さのクッキーなので、ぜひ食べてみて。賞味期限は2週間です。それ以降でも、湿度に気をつければ、鑑賞用として楽しむことができます。

卒園や卒団の時期には制服などのオーダーが多くあり、その他にもケーキに飾るメッセージプレートや、贈る相手の好きなモノ、お祝いにちなんだモノなど、アイシングクッキーのオーダーで受け付けています。

ぷっくりとしたフォルムの「レモンケーキ」ときれいなきのこ型の「マフィン」

◆シュワと溶ける新食感の「レモンケーキ」

ぷっくりとしたフォルムとアイシングが可愛らしい「レモンケーキ」。果汁と皮が使われているため、レモンの風味を存分に感じることができます。
なんといってもこのレモンケーキの魅力は、口の中に入れた瞬間、優しくシュワっと溶けていくアイシングです。溶けると同時にレモンの香りがふわぁっと広がります。
通年提供されているため、その風味と食感を楽しんでみて。

◆朝食にもぴったり、しっとりとした甘さの「マフィン」

このときは5種類のマフィンがショーケースに並んでいました。オーソドックスな「バニラシュガー」や、インパクトある見た目で、オレオとクリームチーズが入った「オレオクリーム」も。
クリームチーズにヨーグルトとレモン果汁を混ぜたレアチーズが入った「パイナップルレアチーズ」は、時期によってイチゴやリンゴ、ブルーベリーとフルーツが変わります。中にチョコが入った「抹茶スイートチョコ」は、トースターで少し温めるとチョコがとろけてたまらないい一品です。

エスプレッソが生地に練り込まれた「カフェオレ」は、ホワイトチョコが中に入っている大人のマフィン。
どのマフィンも甘さすぎず重くないため、朝食にもぴったり。お子さんから年配の人にもおすすめ。

開店日はInstagramのプロフィール欄でお知らせしています。イベントなどに出店することもあるので、Instagramをチェックして。また、アイシングクッキーのワークショップや、アイシングクッキー教室も行っています。
店名のとおり、たくさんの〝可愛らしい〟お菓子がある「sugar mignon」。プレゼントや手土産にもおすすめです。ぜひ、おでかけしてみて。

※Instagram：＠sugar.mignon は旧アカウントとなります。現在はこちらのアカウントになっています。 Instagram：＠sugar.mignon2021 よろしくお願いいたします。