【しょうぶ学園】それぞれが持つ独自の魅力を「Omni House」と「Sギャラリー」におでかけ

【しょうぶ学園】それぞれが持つ独自の魅力を「Omni House」と「Sギャラリー」におでかけ
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#吉⽥・吉野周辺
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天文館から車で約25分の吉野に「しょうぶ学園」があります。 門を通り中に入ると、空を見上げるほどの大きな木々が豊かな緑の葉をつけ、木陰を作り風に揺れています。まるで森林の中にいるような、心地よい環境が広がり、美しい緑の景色が目を楽しませてくれます。敷地内の至るところにはアート作品や壁画が点在しており、「しょうぶ学園」が展開するさまざまな事業の一端を垣間見ることができます。

ここ「しょうぶ学園」は、知的障害を持つ人たちが地域社会でよりよく暮らしていくために、友好的で、安全で、のびのびとできる環境「SHOBU STYLE」を掲げ、〝その人がその人らしく生きるためのスタイル〟を支援しています。
そのため、自立支援事業〝ささえあうくらし〟、文化創造事業〝つくりだすくらし〟、地域交流事業〝つながりあうくらし〟と3つの事業があり、多様な取り組みが行われています。

その中の地域交流事業では、施設と店舗を通じて人々と〝つながりあうくらし〟を実現しています。
常設ギャラリーやクラフトショップのある地域交流スペース「Omni House」(オムニハウス)、芸術活動のサポートや企画展などを行う「Sギャラリー」、「パン・菓子 ポンピ堂」、カフェとパスタのお店「Otafuku」があり、それぞれが持つ独自の魅力を、訪れる人に提供します。
今回はその中の2つ「Omni House」と「Sギャラリー」を紹介します。

芸術活動のサポートや定期的に開催される企画展会場「Sギャラリー」

ここは期間限定で企画展が開催されるギャラリーです。このときは、「日々、まばたき
〜アムアの森の子どもたち展〜」が行われていました。

「アムアの森」とは自立支援事業〝ささえあうくらし〟のひとつで、文化芸術活動を軸として、子ども・障害者・地域住民の主体的な活動を推進するため、しょうぶ学園が展開する障害者福祉事業と組み合わせた、地域住民参加型の新しいアートセンターです。その「アムアの森」の放課後等デイサービスに通う子どもたちの初の展示会でした。

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「子ども達が過ごす日々は、笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり〝まばたき〟のように一瞬で過ぎていく日常」をテーマに〝かんがえること〟〝たべること〟〝うごくこと〟〝つくること〟の日常を表現した作品の展示がされていました。また、個人の日常を感じる作品や、発想の面白さから大人も子ども心がくすぐられる作品ばかりがありました。
企画展の情報は、InstagramやHPで確認できます。ぜひチェックしてみてください。

【2024.7.17〜2024.8.18】手描きとししゅうのTシャツ展
5年ぶりに開催となるこの企画展では、手描きのTシャツに加え、刺繍のTシャツも新たに加わり100点以上を展示販売します。全て一点もののTシャツです。
・会期:2024.7.17(水)〜2024.8.18(日)
・時間:10:00〜17:00
・定休日:月曜・火曜
・場所:しょうぶ学園 Sギャラリー

常設ギャラリーや、ショッピングが楽しめるクラフトショップのある「Omni House」

主に地域に住むお年寄り、障害者、子どもを中心に利用してもらうための地域交流スペース。常時展示会やクラフトショップがあります。また、作品の展示やワークショップ、セミナー、講演会、コンサートなどができる「レクチャーホール」や、定期的にマクロビオティックの料理教室が行われる「クッキングスタジオ」も。

◆常設ギャラリースペース「Omni gallery」(オムニギャラリー)

〝針一本で縫い続ける〟という行為から生まれてくるかたちを尊重する「nui project」(ヌイプロジェクト)は、布アトリエとして1992年より本格的な活動を開始したプロジェクト。全体の構成やゴールなどはなく、その素材の特性に逆らわずに作者が積み重ね創造された、その初期の作品が展示されていました。
※常設展示作品は変わることがあります

◆雑貨好きにはたまらないクラフトショップ「Dépôt」(デポ)

文化創造事業の〝つくりだすくらし〟には、「布の工房」「木の工房」「土の工房」「和紙・絵画造形の工房」があります。その各工房で作られる作品やアートが販売されています。

Tシャツはシルクスクリーンで作るものから、手描きや刺繍で作った1点ものもあります。その他にもバックや、クッションカバーなども。
布やボタンを縫いとめて作る刺繍のブローチや、木工や陶芸で作るブローチ、柄がそれぞれで異なる器、和紙でつくる便箋など、どれもユニークなデザインでオシャレなものばかり。

段ボールをペイントして作った「ポストカード」は、この場で書いて届けたい人に発送することもできます。友人や、遠くに住む知人に、サプライズで送ることも。
「しょうぶ学園」の人たちを感じられる内容で、直近の活動などを掲載する季刊誌「季刊しょうぶ」も販売されています。

▲季刊誌「季刊しょうぶ」
▲ポストカード
▲サンルームにある多肉植物やペイントされた鉢なども購入できます

アートはもちろん、文化活動や地域交流も活発な「しょうぶ学園」。「パン・菓子 ポンピ堂」、カフェとパスタのお店「Otafuku」もあります。ぜひおでかけしてみて。

INFORMATION

しょうぶ学園

住所
鹿児島県鹿児島市吉野町5066
電話番号
099-243-6639
営業時間
10:00~17:00
定休日
月・火曜
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー
駐車場
Instagram
@shobu_style
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2024年07月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※可能な支払い方法にある電子マネーにはQRコード決済も含みます。

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