鹿児島市役所前の大通りをちょっと入った路地裏に、店内の灯りが格子状に影をおとす「名山堀梅屋」があります。ここは、おでんとナチュラルワインが楽しめるお店。店内はどこか懐かしい雰囲気で、出汁のいい香りがしています。カウンター造りの1階では、ひとりしっぽりお酒を楽しむお客さんも。2階は小上がりの座敷とテーブルがあり、和紙デザイナー原口敬子さんの作品、“オリーブの実”をモチーフにした薩摩和紙の照明が、やさしく店内を照らしています。
とことん出汁にこだわったおでんと鹿児島の旬の食材
料理の前に必ずでてくるのが“その日にとった一番出汁”。真昆布と鰹節、鯖節でとった、おでんを炊く前の出汁で、優しい味にホッとします。
おでんの具材は、だいこんや白滝といった定番のものや、アボカドや春菊など他ではないもの、季節限定のものなど、オーダーしたおでんが一品一品でてきます。よく染みたおでんを食べたあと、最初に飲んだ一番出汁とはまた違う、旨みとコクがプラスされた出汁。お酒の合間に挟むといい具合に酔いを中和してくれます。
おでんの薬味は、練りカラシ・柚子胡椒・名山堀梅屋特製のネギ味噌の3つ。おでんにつけて食べても間違いなく、ちびちびとお酒のおともにも最高です。
一品料理や〆のメニューは、その時期の旬の食材で変わります。薩摩地鶏の鳥刺しや鹿児島県産の黒豚と黒牛のしゃぶしゃぶなど、鹿児島の郷土料理も。 料理が盛られる器は、野口悦士さんをはじめ鹿児島の陶芸家を中心に集めたもので、目でも楽しめるお店です。
北海道の二番通り酒店さんのナチュラルワインを鹿児島で
「名山堀梅屋」のワインは、二番通り酒店さんのナチュラルワインです。北海道にある二番通り酒店さんは、生産者に直接会ってワインを仕入れるというこだわりが。飲んで感動するワインはもちろん、生産者の話を聞く、 畑や醸造所を実際に見るを大切にしています。
軽い口あたりのナチュラルワインは、おでんとの相性もぴったり。オシャレな空間でありながらも、カジュアルにワインが楽しめるのも魅力です。
ナチュラルワインだけでなく、SANKAKU BEER WORKSさんのクラフトビールや季節の日本酒も楽しめます。気さくに話かけてくれるスタッフさんが温かく、しっぽり飲みたい鹿児島の夜にお勧めです。電話で予約をして、ぜひおでかけしてみてください。
おでんとナチュラルワインのお店「名山堀梅屋」
- 住所
- 鹿児島市名山町3-7
- 営業時間
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火~土 18:00~24:00
日 15:00~21:00 - 定休日
- 月曜
- 駐車場
- 無し
- 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- @mzb.umeya