鹿児島大学法文学部前の交差点から徒歩2分ほどの場所に、新米で握るおにぎりが評判の「おにぎり屋 三代川」があります。
大通りからも目立つ看板には、大きなおにぎりのイラスト。SNSには〝おいしかった!〟という口コミとともにユニークな看板の写真も多数投稿されています。メニューは多彩なおにぎりだけでなく、鶏飯やビビンバ、カレーなどもあり、テイクアウトとイートインどちらもOKです。
新米の握りたてを味わえる「おにぎりランチ」。絶品の味噌汁と味わって
「おにぎり屋 三代川」では、お米のマイスターと相談しながら、その時々においしい国内産の新米を仕入れて提供しています。ちょうど取材時(9月初旬)は、鹿児島産の新米『なつほのか』での提供が始まったところ。「なつほのかは粒立ちが良く、てりや甘味もある評価の高いお米なんですよ」と店主の三代川さんが手際よく素早く握りながら教えてくれました。
この日は、人気の「おにぎりランチ」味噌汁付きを注文。おにぎりは好みの具を2つ選べます。具の種類は、鮭・明太子・梅干し・ラー油きくらげ・ちりめん山椒・昆布・おかか・高菜辛子・ショウガ佃煮・黒豚みそ・つわぶきと全12種類も用意しています。
ふんわりと握られたおにぎりは、ビッグサイズ!口の中でホロッと崩れる感じも絶妙です。おにぎりを包む大きなのりは、うま味と色つやも抜群の有明産。具は人気の高菜辛子とちりめん山椒を選びました。ピリ辛の具とご飯がバッチリで、まさに頬張りながらいただきました。
添えられた副菜も三代川さんの手作り。内容は毎日変わります。
お味噌汁も評判です。おみそは藤安醸造「ヒシク」の米麹と麦麹の風味豊かなうま味がきいた合わせみそ。甘味もあり鹿児島人好みです。味噌汁の具も毎日変わります。この日の具は、豆腐・油揚げ・シメジ・ほうれん草でした。
奄美のソウルフード、スパムや卵巻きもお勧め
三代川さんは奄美出身。奄美のソウルフードと言われる、薄焼き卵でご飯を包んだ卵巻きやスパムのおにぎりも販売しています。こちらもボリュームあるサイズ。スパムは奄美から仕入れて作っています。特に大学生や若い世代に人気です。おにぎりの他に、本場の味が楽しめる「鶏飯」も看板メニュー。もちろんテイクアウトもできますよ。
おにぎりは1日80~100個ぐらい作って販売、店頭には10種類以上並びます。お店には常連さんも多数。予約は電話で受け付けています。
「ご飯茶碗ではそれほど食べないけれど、おにぎりだと皆さんけっこう食べちゃうみたいですね」と明るい笑顔で話す三代川さん。気さくな人柄も魅力です。気になる具材を見つけると〝液体でなければ、とりあえず握ってみる〟やり方で、いろいろ試してみるそう。新しい具材の決定には、お客さんの意見も大切にしています。
こだわりの新米を気軽におにぎりで味わえるお店「おにぎり屋 三代川」。ふっくらつやつやの〝愛情満詰〟おにぎりをぜひ楽しんでみて。
おにぎり屋 三代川
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市荒田2丁目65-16
- 電話番号
- 099-255-1055
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 定休日
- 木・日曜
- 可能な支払い方法
- 現金・電子マネー
- 駐車場
- 有
- @onigirimiyokawa