鹿児島中央駅から車で45分ほどの場所にある「ごはん家 ひより」。2023年に「古民家cafe 日和」から店名を変え、リニューアルオープンしました。お店の名前には、人が寄り集まり「和」となるお店になるようにという思いが込められています。日吉町の「日」と「和」を合わせて、「日和」です。最初は漢字にしていましたが、もっと多くの人に馴染んでもらえるようにと、平仮名に変えました。
築100年の古民家を改装した店内は、バリアフリー対応。車椅子だけでなく、ベビーカーのまま入ることもできます。「ごはん家 ひより」では、小さな子どもがケガをしないようにと、テーブルには、つまようじや調味料を置いていません。必要な際に、お店のスタッフに声をかけると持ってきてもらえます。
メインのおかずが選べる「ひより御膳」
人気メニューの「ひより御膳」(1,350円〜)は、からあげ、とり天、チキンカツ、アジフライ、白身フライからメインのおかずが選べます。欲張りさんにおすすめなのは、おかずを二つ選べる相乗りです。この日は、からあげをいただきました。
からあげをひと口食べると、サクッとした食感だけでなく、口の中にふわっと甘みが広がりました。「昔から、甘いものはご馳走と言われていたので、甘めのからあげに仕上げています」とオーナーの中城さん。どことなく懐かしさを感じさせてくれます。
中城さんには、「できる限り、地元の食材を使いたい」という思いがあります。「ごはん家 ひより」で提供される、ごはんと味噌汁の味噌は、日置市産のものです。味噌は、日吉町の婦人部の方々が作っているそう。地域の食材が味わえるのも、「ごはん家 ひより」の魅力の一つです。
お弁当やオードブルのテイクアウトもしています。お弁当は、当日の連絡で大丈夫ですが、オードブルは3日前までにご連絡ください。
日吉町産の大豆がブレンドされたコーヒー
日吉町吉利地域では、水田を活用した転作で大豆の生産に、積極的に取り組んでいます。大豆を豆腐や味噌に加工したりと、大豆を活用した商品開発もしているそう。
「ごはん家 ひより」で飲めるコーヒーは、日吉町にある自家焙煎店「MANA COFFEE」のコーヒー豆を使用しています。日吉で栽培されている大豆がブレンドされているので、苦味の中に、ほんのり甘さがあります。
ランチに、プラス200円で、デザートとドリンクセットをつけることができます。是非、日吉町産の大豆がブレンドされたコーヒーを飲んでみて。
日吉町のものがギュッと詰まった店内
お店の入り口で販売しているお菓子は、日吉町にある「おかし畑 馬場」の郷土菓子。90年ほど続く地元の人から愛されている和菓子店で、中城さんも小さい頃から食べていたお菓子です。
日吉町在住の作家によるハンドメイド作品も販売しています。お店の中には、日吉町のものがギュッと詰め込まれていて、店名に込められた「人の和」を感じることができます。
「ごはん家 ひより」は、月に1回、土曜日のランチや金曜日の夜ごはんをはじめました。時々、イベント出店もしているので、気になる方はInstagramでチェックしてください。日吉町の食材を堪能しに、ぜひおでかけしてみて。
ごはん家 ひより
- 住所
- 鹿児島県日置市日吉町吉利833
- 電話
- 099-292-5325
- 営業時間
- 11:00〜15:00(L.O.14:00)
- 定休日
- 土・日曜・祝日
- 支払い方法
- 現金・電子マネー
- @hiyori_fufu