鹿児島市役所から徒歩5分、名山堀と呼ばれる路地裏を抜け桜島のほうに少し歩いたところに「cafe Indigo(カフェ インディゴ)」があります。レトロで可愛らしいリトルバードビルの1階で、さくら耳をした地域猫も遊びに来るなど、穏やかな空気を感じる場所です。
ここはヴィーガンの料理とケーキが楽しめるお店。ヴィーガン料理とは、肉や魚、乳製品、卵、蜂蜜など動物由来のものは使用しない料理のことです。
店主のNAGAKOさんが初めてベジタリアン料理を食べたのは2005年に行ったオーストラリア。「肉や魚を使わない料理でも、美味しく満足したことに感動しました」といいます。その後、もともと関心のあったオーガニック食材への興味がさらに深まり、地球畑で働きながら野菜や自然食についての知識と経験を積み、そして、2015年にお店をオープンしました。
※ベジタリアン料理とは、肉や魚介類などの動物性食品は使わず、野菜などが中心の料理。卵や乳製品、蜂蜜は使用することもあります。
自然食を楽しむ、満足感のあるヴィーガン料理とスイーツ
「ヴィーガン料理を作ることで〝食〟というものを改めて考えさせられました。そこから知ったさまざまな現状と仕組みを、料理を通して伝えていきたい」と話すNAGAKOさんの料理は、海外から訪れた人たちにも口コミで好評です。
食材はもちろん、天然の塩、有機材料で作った醤油や味噌、遺伝子組み換え食品を使用しない調味料など、徹底したこだわりをもって作っています。
◆品数豊富で彩り鮮やかな「インディゴプレートセット」
鹿児島県産に旬のオーガニック野菜がふんだんに使われる「インディゴプレートセット」は、12時の開店から18時まで注文できます。盛り付けられるおかずの数は約8種類で、その日によって内容も変わります。
彩り鮮やかに盛り付けられた、この日のプレートには
・レンズ豆のキャロットラペ
・オクラあえもの
・韓国のコチュ・チャンアチ
・じゃがいものサモサ(スパイス:コリアンダー・ターメリックなど)
・トイモガラ(飾り)
・ひじきの煮物
・かぼちゃフライ
・豆腐(甘酒と醬油の香酢ソース、梅酢に漬けのミョウガ添え)
・豆乳の杏仁豆腐(イチジク添え)
鹿児島県産の無農薬の玄米ご飯の横には、レモン風味のオクラのトマト煮、車麩揚げの自家製マヨネーズ添えも。この日は、かぼちゃをメインとした野菜たっぷりの具沢山スープでした。
ドリンクは、コーヒー、ストレートリンゴジュース、豆乳チャイ、ハーブティー、アールグレイティー、玄米コーヒーから選べます。
バリエーション豊富で満足感のある品数。さまざまな調理法を使い、素材の旨みを活かした料理やスパイスでアクセントをつけるなど、飽きないように工夫されています。 「インディゴプレートセット」は、今日はどんな食材と料理だろうと楽しみになる一品です。電話かInstagramのDMで連絡するとテイクアウトもできます。
◆ホッとできるカフェメニュー「ヴィーガンケーキ」
日によって変わる「ヴィーガンケーキ」は、このときはココアクリームタルトでした。オートミールで作るタルト生地にアーモンドがたっぷり乗り、食感も楽しいタルトです。香ばしさとココアの風味の相性が良く、イチジクとミントが添えられて、さっぱりとした後味に。
テイクアウトにおすすめのスコーンも、その日によって味が変わります。
このときはシナモンロールスコーンで、店内で食べるときは少し温めて提供してくれます。やさしい甘さのスコーンと一緒に、ホッとできる時間を楽しんでみて。
料理が盛られる器はどれも魅力的で、福森泉さんや比地岡陽子さんなど鹿児島の作家の作品が使われています。福森泉さんの作品は、店内に展示され購入もできます。
また、〝人と環境にやさしい〟作り手と繋がる「オーガニックサンデーマーケット」を開催するなど、Instagramでの投稿にもチェックしてみて。
「cafe Indigo」の料理は、ヴィーガンだけでなく、胃の疲れを感じる人にもおすすめです。そのやさしい料理をぜひ味わいに、おでかけしてみて。
cafe Indigo
- 住所
- 鹿児島市名山町8-8リトルバード1F
- 電話番号
- 050-3561-0709
- 営業時間
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12:00~18:00
※インディゴプレートセットは無くなり次第終了 - 定休日
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不定休
※Instagramの投稿をチェックしてみて - 可能な支払い方法
- 現金のみ
- 駐車場
- 無
- @indigoworks_