九州には、陸軍の航空特攻に関する資料館がいくつかあり、これら資料館は、かつて陸軍の飛行場があった場所に建てられています。特に、九州の飛行場は中国大陸や南西諸島に近いため、前線基地として重要な役割を果たしていました。
11月6日から始まる企画展「九州の陸軍飛行場と特攻 —知覧・大刀洗・万世—」では、知覧飛行場に加え、万世飛行場(南さつま市)や大刀洗飛行場(福岡県筑前町)にも光を当て、その軌跡も紹介します。また、各地の飛行場から出撃した特攻隊員たちの手紙や遺書など、胸に迫る貴重な資料の数々も展示されます。
学芸員から直接話を聞くこともでき、特攻隊の歴史と背景をより深く学ぶことができる機会です。ぜひ足を運んでみてください。
【関連イベント】学芸員による講座・ギャラリートークを開催
※参加料無料、入館料のみで参加できます。事前申し込み不要。
◆講座(学芸員が企画展の内容を詳しく解説)
日程:11年16日(土)、12月14日(土)、2025年1月11日(土)
時間:10:30〜、14:30〜(約30分)
会場:知覧特攻平和会館 講話室
◆ギャラリートーク(学芸員が展示の見どころを紹介)
日程:11年9日(土)、12月21日(土)、2025年1月18日(土)
時間:10:30〜、14:30〜(約30分)
会場:知覧特攻平和会館 企画展示室
◆知覧特攻平和会館学芸員・羽場 恵理子さんに、企画展の見どころを聞きました
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知覧特攻平和会館、大刀洗平和記念館(福岡県筑前町)、万世特攻平和祈念館(鹿児島県南さつま市)は、2019年4月に連携協定を結びました。この3つの資料館は、かつて陸軍の飛行場があった場所に建てられ、太平洋戦争末期には特攻隊の経由地や出撃する基地として使われていました。
今回の企画展では、知覧飛行場に加えて、大刀洗飛行場や万世飛行場についても詳しく紹介します。特攻についての理解をさらに深めていただける機会になればと思っています。
【企画展の見どころ】
●当時の飛行場写真をパネル展示
大刀洗平和記念館と万世特攻平和祈念館から提供された、当時の飛行場を撮影した貴重な写真をパネルで紹介します。
●特攻隊編成から出撃までの足取りを紹介
沖縄戦での特攻作戦で、各飛行場から飛び立った特攻隊の編成までの経緯や関連エピソードを紹介します。
●遺書の原本公開
出撃直前に書かれた隊員の貴重な遺書を原本で公開します。
※写真提供:知覧特攻平和会館
知覧特攻平和会館は、戦争や特攻の歴史を後世に語り継ぎ、世界の恒久平和を祈念する施設です。この地から出撃し戦死した隊員の貴重な遺書や遺品、関係資料の数々を展示・保存してあり、戦争の悲惨さや平和の尊さを学ぶことができます。周辺には戦争遺跡も多数残っています。
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