鹿児島市街地より車で約50分の田畑が広がる自然豊かな場所。小さな橋を渡り、雑木林を抜けると、木造のオシャレな建物が見えてきます。ここは古着や家具などを販売している「NIGELLA(ニゲラ)」です。
馬小屋を改装した店内には、1階と2階にセンス良く古着がディスプレイされています。ヨーロッパ、アメリカ、デンマーク、アイルランドなど、海外の古着が多くあります。母屋には、1940~1960年代のミッドセンチュリー家具や、インドや南米などのカラフルな織物、古い雑貨が並んでいます。窓からは雑木が見え、穏やかな空気が流れる店内です。
さまざまな時代や国のデザインを現代で楽しむ「NIGELLA」の古着
海外で買い付けた古着は、厳選して状態の良いもののみを仕入れています。その後、丁寧にクリーニングを施し、ほつれや穴があれば補修してから店頭で販売しています。そのため、古着ならではの個性的なデザインを活かした美しい状態の服が揃っています。
◆80年代のアメリカのスウェット
袖のリブが長めで、ユニークなイラストが印象的なデザインです。闘牛士の衣装を身にまとった宇宙人を思わせるバックプリントは、色鮮やかで発色も美しい状態を保っています。生地の白さもクリアで、ヴィンテージ感を楽しみつつ、どこか新しさを感じさせます。
◆70年代のアメリカの赤いニット
肩と腕に青と黄色のラインが入った、発色の美しい一着です。裾と袖のリブはゆったりとしており、気軽に着られるのが魅力。腹部にあった穴は羊毛フェルトで丁寧に補修され、古着ならではの味わいを残しながらも、きれいに整えられています。
◆インドのリネン生地のシャツ
季節問わず軽やかに着られる一着です。大きなポケットが特徴で、夏にはジャケットとしてもおすすめ。木のボタンがアクセントとなり、シンプルながらも洗練されたデザイン。しっかりとしたリネン生地の古着は珍しいといいます。
◆70年代のコーデュロイ生地のパンツ
コーデュロイ生地の特徴である凹凸のうねを横に使ったデザインが魅力です。ふんわりと柔らかな触り心地と、鮮やかで深みのある青色が目を引く一着。古着ではあるものの、未使用品と思われるほど状態が良いものです。
◆70年代のアメリカのジャケット
生地は、防寒・防水・防風・防雪などに優れたタイタンクロスです。独特の光沢が魅力で、どこか上品さを感じます。中綿も入って厚手ながらも、シルエットがとても美しい服です。
その他にも、50年代の革ジャンや靴、小物などが揃っています。このときは冬の時期で、ジャケットやニットが豊富に揃っていました。その時期の古着はInstagramでも紹介しているので、チェックしてみてください。
現行品にはない、それぞれの魅力が詰まった古着を、実際に手に取って楽しんでみて。きっと素敵な発見があるはずです。
NIGELLA(ニゲラ)
- 住所
- 鹿児島県南九州市川辺町高田1105
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 水曜
- 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード
- 駐車場
- 有
- @nigella_generalstore