家族の歴史を受け継ぎ、新たな風を吹かせるテイクアウト専門店

鹿児島市街地から車で約1時間30分、鹿児島空港からは40分ほどの場所にある霧島神宮。2022年に国宝に指定され、県内外からの参拝客が1年を通して訪れる、県内屈指の観光スポットです。


そんな霧島神宮の参道沿いにある、テイクアウト専門店「霧花(モカ)」。店主の三宅高喜さんと妻の香名さんが営むこのお店では、SNS映えするスイーツや、焼肉店での経験を生かした、お肉たっぷりのサンドイッチなどが楽しめます。

オープンしたのは、高喜さんの祖父がかつてステーキハウスを営んでいた建物です。長年物置として使われていましたが、夫妻が半年かけてリフォーム。親戚や友人の協力でロゴや看板を作り、家族の歴史が刻まれた場所を新たなスタイルでよみがえらせました。

開業前に全国の観光地を巡り、リサーチを重ねた末に完成したメニューの数々は、参拝客はもちろん、地元の人々にも愛されています。
鹿児島の食材を使った彩り豊かなスイーツ
◆大崎町の紫芋を使ったモンブランソフト「いもソフ」



看板メニューの「いもソフ」は、まさに〝映える〟スイーツです。グラノーラの上に、ソフトクリームと紫芋のモンブランが折り重なり、輪切りの焼き芋が添えられた満足感たっぷり。鮮やかなモンブランには、大崎町産の紫芋を使っています。
濃厚な風味の紫芋と、ミルクの香りがしっかり残るソフトクリームの相性は抜群。細さ1ミリの錦糸状のモンブランは、口に入れた瞬間ふわっと溶けるような軽やかなくちどけが魅力です。
◆ヘンタ製茶の抹茶を使った「霧島抹茶アフォガード」

緑と白のらせん模様の「霧島抹茶アフォガード」は、思わず写真に収めたくなるかわいさ。地元のお茶屋さん「ヘンタ製茶」の霧島茶を使っています。注文を受けてから点(た)てる、できたての抹茶のほろ苦さと、ミルクソフトクリームの控えめな甘さが絶妙に調和します。
お肉を存分に味わう!ボリュームたっぷりのサンドイッチ

ボリューム満点のサンドイッチは、高喜さんの焼き肉店での経験が生かされたメニュー。全てのサンドイッチに、肉の旨みを引き立てる自家製の玉ねぎソースが使われています。

香味野菜と4時間じっくり煮込んだ黒豚角煮をたっぷりと使った「黒豚角煮サンド」。開店当初からの人気メニューです。とろける角煮は優しい甘辛さで、からしマヨがアクセントに。香味野菜の香りがほんのり効いた、大人の味わいです。

「黒毛和牛ハンバーグステーキサンド」には、黒毛和牛の肩ロースで作ったハンバーグを使っています。手切りミンチならではの食感が楽しめるハンバーグは、肉感たっぷりでジューシー。チリペッパーや唐辛子を効かせたケイジャンスパイスのピリッとした刺激と、マスタードとピクルスを合わせたソースの酸味、チーズのまろやかさが絡み合い、やみつきになるおいしさです。

パリパリに焼き上げた鶏もも肉に、自家製の玉ねぎソースとバーガーソースをたっぷりかけた「チキンステーキサンド」。香ばしく焼き上げたチキンのジューシーな旨みに、玉ねぎソースのコクとバーガーソースのほどよい酸味が加わった、さっぱりとした味わいです。
どの種類にも、串切りのポテトの付け合わせが入っていて大満足のボリューム。サンドイッチは2つずつ入っているので、違う種類を注文して、家族や友人とシェアするのもおすすめです。

「霧花」は、三宅さん夫妻が「霧島をもっと楽しんでもらいたい」という思いで営んでいます。
霧島神宮を訪れたときは、ここでしか味わえないスイーツと、絶品サンドイッチを食べに、立ち寄ってみて。お腹も心もいっぱいになること間違いなしです。
霧花 -moca-
- 住所
- 鹿児島県霧島市霧島田口2459
- 営業時間
-
11:00〜16:00
サンドイッチは11:00〜15:30 - 定休日
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木・金曜(不定休有)
※お店のInstagramでチェック - 可能な支払い方法
- 現金、電子マネー、クレジットカード
- 駐車場
- 有(霧島神宮内)
- @moca_kirishima