リビング新聞の編集ライターが届ける鹿児島のおでかけ情報

グルメ

「food stand f」桜島を眺めながら味わう、多国籍料理のお店

2025.10.06 GOURMET

＃吉⽥・吉野周辺

#エスニック料理 #テイクアウト #ランチ

※2025年10月19日で閉店。詳しくはInstagramをhttps://www.instagram.com/f_foodstand/

鹿児島市街地から姶良市方面へ向かう国道10号沿いにある「food stand f（フードスタンドエフ）」。ここは、テイクアウトもできる多国籍料理のお店です。

仙巌園から車で4分ほど走ると、青い屋根とグレーの外壁が見えてきます。車を止めて店内に入ると、陽気な音楽が流れる空間が広がり、天気のいい日にはカウンター席から桜島と青空を眺めることができます。

明るい笑顔で迎えてくれるのは、店主の久保さん。谷山にある大衆多国籍酒場「エケコ家」で10代の頃からアルバイトで働き、店長まで務めたのち、2022年に独立してこの店をオープンしました。
「多国籍料理で笑顔を届けたい」という思いのもと提供される「food stand f」の料理は、スパイスやハーブから生まれる独特な香りや、その国ならではの味わいを楽しむことができます。

さまざまな国の料理が味わえるフードメニュー

フードメニューには、シンガポール料理の「シンガポールライス」、メキシコ料理の「チリコンカンライス」、タイ料理の「ガパオライス」などがあり、日替わりスープと季節野菜を使った自家製バーニャカウダがセットになっています。

また、ベトナムのサンドイッチ・バインミーは、「牛肉の照り焼きマヨバインミー」や「アボカドとクリームチーズ、サルサソースのバインミー」など、5種類の味がそろいます。

◆風味豊かなエスニック料理「ガパオライス」

人気のメニュー「ガパオライス」は、香ばしく炒めた鶏ミンチに4種類のスパイスを効かせ、生のスイートバジルとホーリーバジルをちぎって加えて作る本格派。ひと口食べると、鶏肉の旨みに、スパイスとハーブの香りが絡み合い、あと引くおいしさです。仕上げに添えられる紫タマネギとパクチーは、シャキッとした食感と清涼感でアクセントに。この一皿で、日本の家庭料理にはない、異国の香りと味わいを存分に堪能できます。

◆軽食としてもお勧め。具だくさんの「プレーンバインミー」

香ばしいハード系のパンに、レバーペースト、鶏ハム、紅白なます、水菜を挟み、スイートチリソースとマヨネーズで仕上げた「プレーンバインミー」。
鶏レバーをベースに、ローズマリーとレモングラスを合わせてさっぱりと仕上げたレバーペースト。そこに、なますの甘酸っぱさやスイートチリソースのやさしい甘みが絶妙に調和します。しっとりとした鶏ハムと、香ばしいパンの食感がバランスよく合わさり、シンプルながらも具材のおいしさを味わえる一品です。

ここでしか味わえない個性あるドリンクメニュー

ドリンクも、さまざまな国の雰囲気を感じられるメニューがそろいます。「自家製スパイスティー」や「濃い自家製チャイティー」など、スパイスが香る個性的なドリンクや、ストロベリーやマンゴー、ローズなど種類が豊富なラッシーが楽しめます。

◆フレーバーを堪能する「本日のコーヒー」

「本日のコーヒー」には、日替わりで世界各国のフレーバーコーヒーで提供しています。この日はスペイン産のバラのフレーバーコーヒー。ふわりと広がる上品で優しいバラの香りとほのかな甘さが心地よく、すっきり爽やかな後味でした。ほかにも、ベルギー産のチョコレートフレーバーなど、産地や風味ごとに異なる一杯に出会えるのも楽しみのひとつです。