「指宿市営 唐船峡そうめん流し」名水の谷で味わう鹿児島名物の回転式そうめん流し

「指宿市営 唐船峡そうめん流し」名水の谷で味わう鹿児島名物の回転式そうめん流し
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#そうめん #家族・子ども #鹿児島の調味料

指宿駅から車で約25分。池田湖から約5分の場所にある「指宿市営 唐船峡そうめん流し」は、鹿児島の夏の風物詩として親しまれる“回転式そうめん流し発祥の地”。昭和37年のオープン以来、60年以上にわたり、自然に囲まれた涼やかなロケーションでそうめん流しが楽しめると人気を集めています。指宿を代表する観光名所のひとつとして、年間約20万人が訪れ、県内外はもちろん海外からの観光客の姿も多く見られます。

杉の大木に囲まれた深い谷にあり、岩壁や渓谷が広がる自然豊かな場所。敷地内には、環境省が選定する「平成の名水百選」にも選ばれた京田湧水があり、どこにいても水の流れる音が聞こえてきます。京田湧水は、日量数万トンから10万トンともいわれる豊富な水量を誇り、開聞地域の生活用水を支える水源です。年間を通して水温は約13度と冷たく、「指宿市営 唐船峡そうめん流し」のそうめん流しにも、この湧水がかけ流しで使われています。

開放的な広々とした空間には、そうめん流し器が91台あり、最大で約500人が利用できます。夏の涼を楽しむのはもちろん、冬には温かなそうめんや期間限定メニューが登場し、年中無休で営業しています。

年中楽しめる名物そうめん流し。地元に愛され続ける「指宿市営 唐船峡そうめん流し」の味

▲右利き・左利きの人が一緒に楽しめる2段式の器機

そうめんは、約400年の歴史を持つ小豆島の手延べそうめん「島の光」です。寒い時期に2日間かけて丁寧に作られた、強いコシとなめらかなのど越しが特徴。日本三大そうめんのひとつとして知られています。

そうめんのおいしさを引き立てるめんつゆは、限られたスタッフのみが知る門外不出のレシピ。指宿産の鰹節と北海道産の利尻昆布をふんだんに使った、香り高いだしが特徴で、甘みがありながらもしっかりとした旨みとしょうゆのコクがあります。店内で使う分だけを仕込むため市販はされておらず、ここだけの味わい。そして長年、地元の人に愛され、守られてきた味でもあります。

▲そうめん流しセット A定食 2,000円、指宿温泉サイダー300円

▲そうめん流しセット A定食

▲鯉のあらい

▲鯉こく

▲マスの塩焼き

▲唐船峡の天然湧水を使用した、甘さ控えめでさっぱりとした後味の地サイダー

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そうめん定食は3種類あり、おすすめは「A定食」。鹿児島県産米を使った「おにぎり」と、地元で養殖された「鯉のあらい」がセットです。「鯉こく」は、鯉のだしの旨みとみそのコクが絶妙な味わいで、そうめんとの相性も抜群です。

そうめん流しセット】
・A定食 2,000円
そうめん、鯉あらい、マス塩焼き、鯉こく、おにぎり2個
・B定食 1,600円
そうめん、マス塩焼き、鯉こく、おにぎり2個
・いなり定食
そうめん、マス塩焼き、鯉こく、いなり3個

冬ならではのあたたかな味わい。寒い季節も楽しめる季節限定メニュー

▲冬限定のメニュー「温麺」

涼を求めて訪れる夏のイメージが強い「指宿市営 唐船峡そうめん流し」ですが、冬の時期(11月~2月末)には体を温めてくれる限定メニューも登場します。暖をとりながらゆっくり味わう食事も、この季節ならではの楽しみ方です。
なかでも人気なのが、温かいだしでいただく「温麺(にゅうめん)」。そうめんのなめらかなのど越しはそのままに、ほっとするやさしい味わいが広がります。

▲冬限定のメニュー「ます重」

▲冬限定のメニュー「ます重」

▲冬限定のメニュー「ニジマス丼」

▲冬限定のメニュー「ニジマス丼」

▲冬限定のメニュー「マスゲリータ」

▲冬限定のメニュー「ぜんざい」

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そのほか、鹿児島県産うなぎを使った「うな重」や、生のニジマスを使った「ニジマス丼」もあります。子どもに人気なのが、焼いたマスをほぐしてトマトソースとモッツァレラチーズ、バジルを合わせたピザ「マスゲリータ」。ここならではのユニークなメニューも楽しめます。 食後には、甘く温かな「ぜんざい」もおすすめ。夏とはまた違う、冬ならではのゆったりとした時間が過ごせます。

3つの店が並ぶそうめん流しの名所。唐船峡の発祥物語

「指宿市営 唐船峡そうめん流し」の周辺には、民営の「長寿庵 開聞唐船峡店」や「唐船峡そうめん流し 鱒乃家」もあり、夏になると3店舗が営業する“そうめん流しの名所”として賑わいのピークを迎えます。店ごとにめんつゆの味わいやメニューが異なり、それぞれの店ならではの味を楽しめるのも、この地域ならではの魅力です。

鹿児島県民に親しまれているそうめん流し。その始まりとなった「指宿市営 唐船峡そうめん流し」の回転式そうめん流し器は、昭和42年、当時の町助役だった故・井上廣則氏らが、竹を使った流しそうめんの課題を改善しようと考案したものです。竹はカビが生えやすく、そうめんを流す役の人が食べられないという問題があったことから、職員らと改善策を検討。中華料理の回転テーブルから着想を得て、現在の回転式の仕組みが生まれたといわれています。

製作を担ったのは、鹿児島市のプラスチック製品加工会社「鶴丸機工商会」。昭和45年には「回転式そうめん流し発祥の地」として意匠登録もされました。市営施設の入口には井上氏の銅像が立ち、唐船峡の歴史を静かに見守っています。

名水が流れる涼やかな谷で楽しむそうめん流しは、鹿児島を代表する名物のひとつです。指宿を訪れた際は、季節ごとに異なる魅力を味わえる「指宿市営 唐船峡そうめん流し」に、ぜひ足を運んでみてください。

INFORMATION

指宿市営 唐船峡そうめん流し

住所
鹿児島県指宿市開聞十町5967
電話番号
0993-32-2143
営業時間
11:00~15:00
定休日
無休
可能な支払い方法
現金・クレジットカード・電子マネー
駐車場
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2026年04月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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