朝も昼も、気ままに。カルチャーがそろう「食堂 湯湯」のごはんとお酒

朝も昼も、気ままに。カルチャーがそろう「食堂 湯湯」のごはんとお酒
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#天⽂館周辺
#ひとり飲み #ビール #モーニング #ランチ #本 #焼酎 #特別な贈り物 #陶器

知る人ぞ知る、“通路の最深部”にある食堂

名山堀にある「食堂 湯湯」(以下「湯湯」)は、朝7時30分からお酒が楽しめる、8席ほどの小さな食堂です。昼頃に閉店することもあれば、夜に営業することもある、どこか気ままな一軒。音楽ライブが開かれたり、アーティストの作品が展示されたりと、「湯湯」にはさまざまな人の個性が集います。

Googleマップに記される住所は、「鹿児島市名山町10-4-1F 通路1番奥の最深部」。GUEST HOUSE M104の最奥にあるため、初めて訪れる人には少し分かりづらい場所です。白いタイル張りの外観を目印に、暗がりの通路を進むと、右手の暖簾越しに灯りが漏れているのが「湯湯」です。

入口から細い通路を進むと、店内には黒板があり、メニューが書かれています。そこから料理を選び、キッチンにいる店主の中村さんに注文を伝え、好きな席で待つスタイル。水やおしぼりはセルフサービスです。

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料理ができあがるまでの間は、店内に並ぶCDや本、器などを眺めたり、本を読んだりして過ごせます。音楽好きの店主・中村さんが選ぶBGMは、陽気なものからしっとりとしたものまで、その日の気分でチョイスしているので、その音楽に耳を傾ける時間も、この店ならではの楽しみ方です。

定番や定食、メニューは組み合わせて自分だけのセットで

メニューの定番は「鶏の汁かけ飯」「ソーソー飯」「定食」。定食の内容は日によって変わります。多くが単品メニューのため、黒板から好きなものを組み合わせて、自分だけのセットにすることもできます。それを選ぶのもなかなか楽しい時間。

<この日の組み合わせ例>
・ごはん+鶏としいたけのだしスープ+ソーセージエッグ
・ごはん+アオサ汁+冷奴+納豆+目玉焼き
・ごはん(大)+ソーセージ野菜炒め
など

◆鶏としいたけのだしがきいた、オリジナル鶏飯「鶏の汁かけ飯」

はじめて訪れる人や、どれにしようか迷ったときにおすすめなのが「鶏の汁かけ飯」。量は小・普通・大から選べます。
鹿児島中央駅で朝市が開かれていた頃、朝から鶏飯を味わえる店があったそう。その記憶をきっかけに、“朝から食べたくなる一杯”を思い描いて生まれたのが、この「鶏の汁かけ飯」です。
本場・奄美の鶏飯に着想を得つつも、独自のレシピで仕立てた一杯。
鶏と干ししいたけから引き出した、旨み深いだし。薄くスライスして甘辛く味付けしたしいたけと、茹でてから特製のタレに漬け込んだ鶏のむね肉をほぐして添えています。
仕上げには、鹿児島ラーメンでおなじみの香ばしい焦がしネギ。さらにゴマ、ネギを散らし、やさしさの中にもしっかりとした味わいがあります。

朝でもさらりと食べられる軽やかさも魅力です。 この日の器は、栃木県の益子焼。素朴で温かみがあり、料理のぬくもりとともに、どこか懐かしさを感じさせます。

ひとりの時間や、誰かと過ごすひとときに、おかずとお酒

旬の食材を使ったものや、野菜とスパイスを絶妙に組み合わせたもの、料理名からは想像のつかない一皿まで。ここならではのおかずメニューがそろいます。
その日のおすすめを少しずつ味わえる「おかず3種盛」は、はじめての一皿にもぴったり。お酒とともに、ゆっくりと味わいたいおかずです。

 ◆鶏の旨みに重ねた一皿「とりわさ卵黄のっけ」

「とりわさ卵黄のっけ」は、汁かけ飯にも使われている鶏むね肉に、清々しい辛みのわさびと、やわらかなコクをもつ菜種油を合わせ、たっぷりのネギをのせた一品です。そこに卵黄を落とすことで全体にまろやかさが加わり、シンプルながらも風味が重なり合う、印象的な味わいに仕上がっています。 使用している菜種油は、たねのわ搾油所のもの。上質な国産菜種を薪釜で浅煎りし、丁寧に搾られたオイルは、素材の風味を損なうことなく、自然な旨みを引き立てます。
器には、熊本の作家・平沢崇義氏の作品を使用。料理の存在感を引き立てながら、静かな美しさを添えています。

▲たねのわ搾油所の「菜種油」は、この日店内でも販売

◆季節によって味わえる自家製サワー「金柑」

▲「自家製金柑サワー」仕上げにチリパウダーを振って提供

季節ごとに自家製シロップを仕込む「湯湯」では、その時期だけの数種類のサワーが味わえます。
訪れた4月には、「自家製金柑サワー」が。金柑シロップは、主役の金柑に唐辛子を2本一緒に漬け込むことで、ほんのりとした刺激が。さらに、奥行きのある香りをもつクローブを加えることで、風味に深みをプラスされています。甘くやさしい金柑の風味に、ピリッとしたアクセントとなり、ひと口ごとに印象が変わる味わいに。後味に心地よい余韻が楽しめます。
自家製シロップは、毎年レシピが変わることもあるため、その年ならではの自家製サワーをぜひ味わってみて。

名山の少し奥まった場所にありながら、ふらりと立ち寄る人たちを迎える「湯湯」。朝ごはんとしても、お酒を楽しむ場としても、その日の気分で気軽に通えます。
料理や器、音楽、本。その一つひとつに中村さんの感性がさりげなく息づき、訪れるたびに小さな発見が。ライブや展示を通して人がゆるやかに交わる時間も、この場所ならではです。
営業についてはInstagramで確認を。タイミングが合ったとき、ふとしたときに、ぜひ足を運んでみてください。

INFORMATION

食堂 湯湯

住所
鹿児島市名山町10-4 M104ビル1階
電話番号
099-295-6631 
営業時間
平日:7:30~14:00
土・日・祝:7:30~19:00
※不定期で夜の営業も(18:00~21:00)
※急な変更もあるためInstagramで確認を
定休日
第1水曜、毎週木曜、その他不定休あり
※Instagramで確認を
可能な支払い方法
食事は現金のみ(物販はキャッシュレス対応)
駐車場
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2026年05月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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