リビング新聞の編集ライターが届ける鹿児島のおでかけ情報

グルメ

音楽とカレーが織りなす空間「メラメラ＆事務所カレー」の楽しみ方

2025.03.21 GOURMET

＃⾕⼭周辺

#エスニック料理 #体験 #ひとり飲み #コーヒー #お弁当 #ランチ #カレー

天文館から車で約25分、谷山の住宅地に中古レコードショップの「メラメラ」とスパイスカレーの「事務所カレー」があります。

ここは音楽とカレーが好きな橋本さん夫婦が2023年にオープンしました。
店舗はもともと民家で、妻・望さんの家族が測量事務所をしていました。玄関から店内までは当時のままで、初めての家にお邪魔するようなドキドキ感があります。
引戸を開けると、心地よい音楽が流れ、レコードが並ぶ店内には、カウンター席やテーブル席が配置されています。

音楽と人との出会い、レコードショップ「メラメラ」

「メラメラ」は、もともと熊本で約13年間バーとして営業していたお店。この場所に移転を機にレコードショップをはじめました。店内では、70年代〜90年代のソウル、ジャズ、和モノなどを中心に販売しています。音楽を聴きながら、コーヒーやノンアルコールドリンク、アルコール、特製フルーツミックスジュースを楽しめるのも魅力です。この日も、店主・伸二さんとの会話を楽しみながらコーヒーを味わう人や、一枚一枚レコードをめくるお客さんの姿が見られました。

店内では、ジャケットに惹かれる〝ジャケ買い〟の面白さはもちろんのこと、「自分にフィットする音楽を見つけてほしい」と気軽に試聴もできます。好きなアーティストやジャンルについて話すと、伸二さんが店内からおすすめのレコードをピックアップしてくれ、新しい音楽との出会いにうきうきする気持ちにさせてくれます。「話しているうちにあのアーティストのレコードがあったと思い出して、ついかけたくなるんです。ただただ、音楽を楽しんでほしいです」。そう語る伸二さんの想いが詰まった、音楽好きにはたまらない空間です。

音楽に浸れる空間で味わう、スパイシーなカレー／レモンクリームカレーとチキンカレー

レコードを探していると、店内にふわりと食欲をそそる香りが漂ってきます。
11:00から14:00のランチタイムにオープンする「事務所カレー」です。40種類以上あるスパイスの配合を変えながら、これまで数えきれないほどのカレーを作ってきたという店主の望さん。現在はその中でも定番の「チキンカレー」と、ダントツで人気のあった「レモンクリームカレー」がメニューとなっています。

さらに、「もっと辛いカレーが食べたい」という声に応えて誕生したのが、新メニューの「ナイアガラカレー」。自家製ガラムマサラと特製の焙煎スパイスをたっぷり使い、食べた瞬間から汗が滝のように噴き出す刺激的な一皿です。辛さだけでなく、手羽元のコクと旨みもしっかり感じられる味わいです。「ナイアガラカレー」を食べるときは、ハンカチの準備を忘れずに。

◆爽やかな香りとスパイスが織りなすおいしさ「レモンクリームカレー」

運ばれてきた瞬間、愛媛県産レモンの果汁と削った皮がふわりと香る「レモンクリームカレー」。爽やかさとスパイシーな香りが食欲をそそります。
約10種類のスパイスが織りなす奥深い味わいは、食べ進めるほどに体がぽかぽかと温まるのを感じるほど。とろみのあるルーに弾力のある豚肉が入り、ブラックペッパーのピリッとした風味がアクセントに。さらに、フェンネルのほのかな甘い香りが広がり、スパイスの魅力を存分に楽しめる一皿です。