南九州市頴娃(えい)駅近くの「瀬平自然公園」は、開聞岳と東シナ海を望む絶景スポット。そこから車でわずか1分ほどの場所に、地元の食材をたっぷり使った創作パンが人気の「cafe marley(カフェ・マーリー)」があります。
1.1番人気は見た目も豪快な「白姫エビのグラタントースト」
白を基調とした店内には、個性的な品々が随所に散りばめられていて、パン屋さんというよりは、お洒落な雑貨屋さんという印象。でも、カウンターにずらりと並ぶ具だくさんのお惣菜パンを目にして、いっきにテンションが上がりました!
1番人気は、頴娃町で養殖されている”白姫エビ“をたっぷり使った「白姫エビのグラタントースト」520円。パンからこぼれんばかりの具に食欲がそそられます。クリームやソースも全て自家製。農業の町・頴娃町産の野菜が種類も豊富に使われ、中には極薄にスライスされたジャガイモもサンドされています。
具は食材ごとに調理の仕方を変えて仕上げてあり、繊細なバランスで重ねられているので、一口食べた時の食感と味のまとまりにびっくり!ビッグサイズでしたが、おいしくてペロリと完食しました。
平日も週末も、20種類ほど商品が並びます。野菜名が際立つプライスカードもユニーク。取材時に来店していた近所の常連さんが、「ここのバゲットは、皮がパリッとして焼き加減がちょうど良くておいしいのよ〜」と教えてくれました。「メロンパン」270円や通年販売の「うめぶたごまわさび」230円も人気。「うめぶたごまわさび」は、自家製梅干しとごま生地、わさびの香りがクセになるパンで、外はパリッと中はムチっとした食感。春・夏の時期にお勧めです。
「cafe marley」は2017年にオープン。当初はランチやディナーを提供していましたが、2021年からパン販売とカフェのスタイルに変更したそう。
「地元の食材をふんだんに使ったものを提供したくて、試行錯誤した結果、種類もいろいろ選んでいただける“パン”にたどりつきました。この辺りは公園や展望台が多いので、その景色の中でも気軽に食べていただけるなあと思って…」とやわらかな口調で話してくれたのは店主の西牟田さん。ボブ・マーリーが大好きで、自身もギターを演奏。店内の小物やしつらえも西牟田さんのセレクトです。内装もDIYで仕上げました!白を基調にしたのは、「窓辺に広がる景色を邪魔しない色」だから。
2.冷凍パン通販サイト「ぱん結び」でも購入可能
cafe marleyのパンは、冷凍パンの通販サイト「パン結び」https://pan-musubi.jp/でも購入できます。また、西牟田さんはフードロス削減にも取り組み、見た目が悪かったり、大きく育ちすぎていたりなどの理由で、買い手がなく捨てられるような食材を積極的に利用し、お得に購入できるパンを販売しています。
3.子どもの成長を応援する「一升パン」の販売もスタート
今年2月からは、子どもの成長を祝う「一升パン」の販売も始めました。「以前、保育園に勤めていたこともあり、何か子どもに関連したことをやりたいと考えていたんです。やっと形にできました」と西牟田さん。子供の名前が書かれた大きなカンパーニュは、何とも素敵な仕上がりで好評!詳しくはInstagram @cafemarley2017 でチェックを。
お店にはお一人様、友人同士、カップル、小さい子ども連れなど幅広い世代が次々と来店。おいしいパンを片手に、目の前に広がる景色をゆっくり楽しんでいました。
南九州市をドライブする際は、ぜひ立ち寄ってみて!
cafe marley
- 住所
- 鹿児島県南九州市頴娃町郡10544瀬平会館1階
- 電話
- 0993-36-3224
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.O.16:00)
- 定休日
- 月・火曜
- 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
- 有
- @cafemarley2017