
天文館・東千石町にある「焼きそば専門店 NUCCA(ヌッカ)」は、昼は焼きそば、夜は焼きそばと焼き鳥が楽しめるお店。カウンターとテーブル席があり、ひとり飲みにも気軽に立ち寄れる雰囲気です。

店名の「NUCCA」は、鹿児島弁で「ぬっか(暑い)」の意味。1950年創業の鉄板焼き店「加茂川」の3代目・大迫さんが、2023年にオープンしました。
加茂川が創業当時から特注しているオリジナル麺を使った焼きそばを、「NUCCA」ならではの味に。また、大迫さんは加茂川を継ぐ前、福岡の焼き鳥店で修行し、垂水で自身の店を構えていました。その経験を生かした野菜巻きを中心とした焼き鳥も評判で、多くの人が足を運んでいます。
シャキシャキもやしとシンプルな具材が魅力の定番「しょうゆ焼きそば」

加茂川の焼きそば麺は、ストレートの細麺。茹でるのではなく蒸しているため、ほどよい硬さと弾力が特徴です。定番「しょうゆ焼きそば」は、具材をもやしと豚バラだけに絞ったシンプルな一品。もやしのシャキシャキと、麺の食感との違いも楽しい焼きそばです。
鉄板でソースを回しかけた瞬間の「ジュワッ」という音とこうばしい香りが食欲をそそります。甘さ控えめで、しっかりとしたコクのあるソースは後味も軽やかで、最後までさらりと食べられます。

定番のほかにも、「牛ホルモン焼きそば」や「豚なんこつ焼きそば」、月替わりのユニークな「スパイス焼きそば」が食べられます。これまで月替わりでは、「酸辣湯焼きそば」や「エビと鶏そぼろのスパイス焼きそば」などを。このときは焼きそばに麻婆豆腐をかけた「マーボー焼きそば」でした。
焼きそばは単品・大盛のほか、ご飯・味噌汁・小鉢・サラダが付いた「焼きそば定食」(1,200円)としても楽しめます。
熱々ジューシー!焼き鳥と多彩な串メニュー

焼き鳥は「豚ホルモン」や「もも」「鶏皮」などの定番メニューに加え、本日の野菜巻きが黒板に書かれています。この日は、豚バラでトマトとチーズを巻いた「トマトチーズ」や、新じゃがを巻いてゴルゴンゾーラをかけた「新じゃがゴルゴンゾーラ」などがありました。
「NUCCA」の焼き鳥は、じっくり焼き上げることで、肉の旨みを閉じ込めつつ、炭火ならではの香ばしさも楽しめるのが魅力です。

今回その中からいただいたのが、「せせり」「ささみ明太チーズ」「レアレバー」の3種。「せせり」は弾力のある肉質で、噛むたびに旨みのある肉汁があふれます。開いたささみに明太子とチーズを挟んで焼いた「ささみ明太チーズ」は、やわらかい肉質に明太子の塩気とチーズのコクが合わさり、間違いのない組み合わせ。「レアレバー」はじっくりと火入れすることで、タンパク質が固まりすぎず、しっとりとした食感に。しっかり火は通っているのに、生レバーのような濃厚な旨みととろける口当たりが楽しめます。

本日の野菜巻きからは、「レタス巻」と「ニラチーズ」を。どちらも豚バラで野菜を巻いた串で、網焼きにすることで余分な脂が落ち、ジューシーながらもあっさりとしています。
「レタス巻」は、3〜4枚のレタスを豚バラで巻いた食べごたえのある一本。みずみずしいレタスと豚バラの旨みが絶妙です。「ニラチーズ」は、香り高いニラと豚バラの相性の良さに、チーズのまろやかさが加わった、お酒が進む味わい。

鉄板で焼かれる焼きそばのこうばしい香り、炭火でじっくりと焼き上げる焼き鳥の香り。それぞれの香りがふわりと混じり合う「NUCCA」の店内は、五感がくすぐられるような心地よさがあります。
テイクアウトは、仕込みの関係で焼き鳥は前日まで、焼きそばは当日も可能です。夜は席の予約がおすすめ。気軽な焼きそばランチにも、ゆったり楽しむ夜のみにもぴったりの一軒です。ぜひ、足を運んでみてください。
やきそば専門 NUCCA(ヌッカ)
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市東千石町5 6M-BLD
- 電話番号
- 099-813-7107
- 営業時間
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昼:11:30~L.O.13:45(14:00)
夜:18:00~22:00 - 定休日
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月曜、第2・4火曜
※昼は土・日・月が休み - 可能な支払い方法
- 現金・電子マネー
- 駐車場
- 無
- Instagram/昼
- @nucca_kagoshima
- Instagram/夜
- @nucca_horumon