
天文館より車で約18分の場所、紫原にある洋食屋「メデルキッチン」は、ランチと完全予約制のディナーが楽しめるお店です。
大きなガラス張りの入り口が目印の店内には、テーブル席とカウンター席があり、デザイナーや作家によるアート作品が飾られ、かわいらしくも品のある空間。



オーナーシェフの園田さんは、30年以上フランス料理に携わり、有名店で副料理長を務めた経験も。お子さんの誕生をきっかけに独立し、2024年7月にこの店をオープンしました。「メデルキッチン」の料理は、フランス料理をベースに、和食や中華、イタリアンの要素を取り入れた創作料理。身近な食材を使い、気取らず楽しめる一皿に仕上げています。「フランス料理店のように肩ひじを張らず、気軽に立ち寄れる“町の洋食屋”として料理を楽しんでもらえたら」と話してくれました。
美しい盛り付けにうっとり。彩り豊かな週替わりランチ

米や野菜はできるだけ地元や有機のものを使用し、目にも鮮やか。スープ・メイン・サラダ・ライスがセットになったランチは、メインが週替わりで、スープも季節や仕入れによって変わります。4月中旬に訪れたこのときは、「新たまねぎとカボチャのスープ」と「チキンと白身魚のコンパニエ」。

「新たまねぎとかぼちゃのスープ」は、とろりとした濃厚な旨みの中に、野菜の素朴なざらつきが感じられ、飲むたびに野菜の味わいをしっかりと楽しめます。これまでも、さつま芋、紫芋、安納芋などのスープを提供してきました。

メインの「チキンと白身魚のコンパニエ」は、グリルチキンと白身魚のフライが並ぶ、彩りも華やかな一皿。チキンには子牛の出汁で仕立てたソースがかかり、ブロッコリーとカラシが添えられています。白身魚は、糸状のトウモロコシ粉を衣にして揚げており、サクサクと軽やかな食感。スイートチリソースにマスタードなどをブレンドした、ピリッとしたアクセントの自家製ソースとともにいただきました。

ライスは五穀米を少し混ぜて炊いたもので、サラダとワンプレートに。サラダには、青森県弘前産のりんごとにんにくをブレンドした、しょうゆベースの自家製ドレッシングがかかっています。油は控えめでヘルシーながら、野菜によくからみ相性が抜群です。
ゆっくりと料理を堪能したい人には、前菜・スープ・2種類のメイン・デザート・ドリンクの「ランチミニコース」(2,500円)もおすすめです。
週替わりランチにプラスして、自分好みのデザートを/ロゴをモチーフにした「アヴィニョンカフェゼリー」

食後のデザートメニューは、クレームブリュレや焼き菓子などがあります。 なかでもおすすめは、フランスの都市・アヴィニョンで味わったというエスプレッソゼリーを再現した「アヴィニョンカフェゼリー」。
鉢のような器の中には、スペシャルティコーヒーを使ったキャラメル風味のコーヒーゼリーに、チョコアイスと炙ったメレンゲがトッピング。まろやかな甘さとほろ苦さが心地よい、大人の味わいです。そこに飾られる抹茶のクッキーは、鉢から芽が出る(=メデル)店のロゴをイメージしています。
ぜひ、こだわりのデザートとコーヒーで、食後の時間もゆったりした時間を過ごしてみて。


土曜日の夜は完全予約制でコース料理を提供しています。ワインなど持ち込みも可能で、持ち込み料はかからない嬉しいサービスも。予約やコース料理についてはInstagramをチェックしてみてください。
店名にあるもう一つの意味「愛でる(=メデル)」。
〝自分たちがお店を愛でるのはもちろん、お客さまにも愛されるそんなお店になればいいな〟という思いが込められる紫原の洋食屋さんです。ぜひ、心もお腹も満たされる時間を過ごしに、「メデルキッチン」へおでかけしてみてください。
メデルキッチン
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市紫原4-32-23
- 電話番号
- 090-3819-3223
- 営業時間
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11:00~15:00(L.O.14:00)
※ディナーは土曜のみ完全予約制 - 定休日
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日・月曜、不定休あり
※Instagramで確認を - 可能な支払い方法
- 現金・クレジットカード・電子マネー
- 駐車場
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無
※テイクアウト用のみ1台あり - @mederu.kitchen