かつお節が香るみそ汁と、やさしい食事。「米いち」で“まごわやさしいこ”の昼ごはん

かつお節が香るみそ汁と、やさしい食事。「米いち」で“まごわやさしいこ”の昼ごはん
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「まいにち(日常)のごはん」に、和食の魅力を

鹿児島駅、鹿児島市役所から徒歩14分の場所にある「米いち(よねいち)」は、お弁当とランチが楽しめる食堂です。姶良ハイツの2階にある店舗では、白ののれんが風になびき、オレンジ色の玄関灯がやさしく灯ります。店内に入ると、笑顔と元気なあいさつで迎えてくれるスタッフさんの姿が印象的な、温かな雰囲気です。

▲食堂は11:30〜/13:00〜の2部制で予約優先です

「米いち」は、店主の米村美里さんを中心に、母や友人と営むお店です。2021年に間借りのお弁当屋さんとしてスタートし、2023年に現在の店舗へ移転しました。

▲「米いち まごわやさしいこ おべんとう」1,300円 ※お弁当は11:00受け取り(要予約)。

お店の原点となるお弁当の名前は「米いち まごわやさしいこ おべんとう」。
“まごわやさしいこ”は、日本人が昔から食べてきた和の食材の頭文字をとった言葉で、栄養をバランスよく取り入れる考え方です。その思いは、「米いち」が提供するランチにも息づいています。

ま 豆類(小豆、大豆、みそなど)
ご 種実類(ごま、ナッツなど)
わ 海藻類(わかめ、ひじき、のりなど)
や 野菜類(葉野菜、根菜など)
さ 魚介類(魚、貝類など)
し きのこ類(しいたけ、えのきなど)
い 芋類(じゃがいも、さといもなど) 
こ 発酵食品または米など

◆「米いち」が大切にする調味料

栄養バランスを考えて作る料理には、調味料選びにも米村さんのこだわりが込められています。
「調味料は、シンプルンな材料で、昔ながらの製法で作られるものを選んでいます」と米村さん。手間と時間をかけて作られた調味料は、料理に深い旨みとコクを添え「米いち」らしいやさしく奥行きのある味わいを生み出しているといいます。

テーブルには、しょうゆ(薄口・濃口)や純ごま油、天日海塩、オリジナルドレッシングが並び、好みに合わせて味の変化も楽しめ、気に入ったものは購入も可能です。

削りたての香りに包まれる、ごはんを待つ時間

▲「ごはんセット」2,400円 食後の飲み物と小菓子付

テーブルの上でひときわ目を引くのが、新潟県三条市にある「台屋(だいや)」が手がけるかつお節削り器と、指宿の「指宿鰹節(いぶすきかつおぶし)」の本枯節です。食事を待つ間、お客さん自らがかつお節を削る体験ができるのも「米いち」ならではの楽しみ。

本枯節は、熟練の技と伝統製法によって4カ月から半年もの時間をかけて作られる最高級のかつお節といわれています。削りたてならではの澄んだ香りと凝縮された旨みが広がり、みそ汁に入れたり、料理やご飯にかけてしょうゆをたらしたりと、その風味を存分に味わえます。

◆削り節とみそだけのシンプルな味!「米いち」のみそ汁

「米いち」のみそ汁は、みそに削り節を加えただけのシンプルな一杯です。
米村さんが“食”に興味を持つ原点の一つも、この味との出合いでした。究極ともいえるシンプルさの中に凝縮された旨みに、思わず心を動かされたといいます。

みそは、岡山の「まるみ麹本店」の糀みそ・美袋乃唄(みなぎのうた)を使用。米こうじをたっぷり使った中甘口のうす塩仕立てで、かつおの風味をやさしく引き立てます。毎日でも飲みたくなる、滋味深い味わいです。

◆お母さんが作る日常のごはんを“米いちの味”で

お膳に並ぶのは、旬野菜のグリルや菜の花のからし和えなど、季節の味覚を取り入れた料理の数々。きんぴらごぼうや白和えといった定番の副菜も、“米いちの味”として長年のお客さんに親しまれています。 “お母さんが作る日常のごはん”。けれども、どこか“いつもとは違う”と感じる素材の良さが、「米いち」の料理です。

「相良村特別栽培米の黒米ごはん」は、もちもちでほんのりと甘みが感じられます。熊本県相良村の自然豊かな環境で育てられた県認証特別栽培米は、農薬や化学肥料を通常の半分以上削減して栽培されたお米です。削り節としょうゆで、おかかめしとして食べるのもおすすめ。

「天然白身魚のフライ」は、身がホクホクのふんわりとした食感で、淡泊ながらも上品な旨みが広がります。揚げ油には、圧搾製法の一番搾りで作られた「しらしめ油」を使用し、サクッと軽やかに仕上げています。一緒にいだたくのは、豆乳、酢、てんさい糖、マスタード、しらしめ油で作る「豆乳マヨと粒マスタード」です。クリーミーでまろやかながら、後味はさっぱり。しょうゆの香りがこうばしい「鶏もも自家製醤油麹焼き」との相性も抜群で、ご飯がすすむ味わいでした。

指宿産の糸状のマグロ節を仕上げに添えた「自家製揚げ出し豆腐のみぞれあん」は、上品な旨みが広がる一品。思わず飲み干したくなるあんが魅力です。竹のおろし器で粗めにおろした大根にしょうゆが染みて、みずみずしい甘みと心地よい食感。しっとりとした揚げ出し豆腐のやさしい味わいを引き立てています。

「旬の野菜サラダ」は、しゃきしゃきとした食感が心地よく、野菜本来のおいしさを堪能できます。おすすめは、古式圧搾製法の一番搾り純ごま油と、太陽の力で自然結晶させた天日結晶の福塩でいただく食べ方です。シンプルな味付けが、野菜の新鮮な甘みが楽しめます。

▲このときは、アイスコーヒーとまんまる黒糖のふくれ菓子

「まごわやさしいこ」の考え方を大切に、素材や調味料を選びながら作るごはん。その食事からは、毎日を心地よく整えてくれるようなやさしさが感じられます。どこか懐かしく、それでいて素材の良さがまっすぐに伝わる「米いち」に、ぜひ訪れてみて。

INFORMATION

米いち

住所
鹿児島県鹿児島市下竜尾町5-31
電話番号
080-6112-4141
営業時間
おべんとう:11:00(要予約)
食堂 :11:30〜/13:00〜(予約がおすすめ)
定休日
土・日・月曜、不定休あり ※Instagramでカレンダーの確認を
可能な支払い方法
現金のみ
駐車場
有(3台)
Instagram
@yone.ichi
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2026年03月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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