曽木の滝近くの南インドカレー店「南天竺屋」。本場タミルのビリヤニとミールスを

曽木の滝近くの南インドカレー店「南天竺屋」。本場タミルのビリヤニとミールスを
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#伊佐市
#エスニック料理 #カレー

鹿児島県伊佐市の観光スポットとして、多くの人が訪れる「曽木の滝」。その駐車場近くにあるのが、南インドカレーの店「南天竺屋(みなみてんじくや)」です。 金・土・日曜のお昼に営業するお店。金曜は南インドのスパイシーな炊き込みご飯「ビリヤニ」を、土・日曜は野菜や豆、スパイスを使った南インド伝統料理の定食「ミールス」を提供しています。

ここは、松原さんご夫婦が2022年にオープンしました。カレー店をはじめたいという思いから本場インドを訪れたことをきっかけに、現地の料理のおいしさと奥深さに魅了されていったといいます。南インド・タミル地域に根付く「タミル哲学」や古代からの精神的な伝統に触れる中で、スパイスは単なる味付けではなく、暮らしに根ざした知恵であることに気づいたそう。現地の感覚を大切にするために、今も南インドへ足を運び、学び続けています。

「味はもちろん、スパイスの特徴を組み合わせて生まれるおいしさがあり、その面白さがあります」と話すのは、ご主人の泰輔さん。ワインソムリエとして培ってきた嗅覚と味覚を生かし、約30種類のスパイスを使い分けながら、ビリヤニやカレーを提供しています。また、毎月料理教室を行っており、南インド料理の魅力を伝えています。

金・土・日で出合う、南インドのビリヤニとカレーの二つの魅力

インドとひとえにいっても、地域によって食文化はさまざま。「南天竺屋」は、南インド・タミルナードゥ州の味を、できるだけ忠実に再現したビリヤニとカレーです。

◆金曜のメニュー/香りを重ねて炊き上げる、奥行きのある「ビリヤニ」

▲ビリヤニ 1,600円

「ビリヤニ」は、チキンのほか、エビやマトンなど、その時々でメインが変わります。それに合わせて味わいも変化し、エビならココナッツのまろやかさを加え、マトンならよりスパイスを際立つ味と仕上げています。
「チキンビリヤニ」は、パクチーやミントをペースト状にし、米と一緒に炊き込むことで、見た目はシンプルながら、ひと口ごとに奥行きのある香りが広がります。
米はインドのバスマティライス。細く長い粒が特徴で、パラパラとほどける軽やかな食感と、スパイスの香りをしっかりと含むのが魅力です。炒めたタマネギでカレーのベースをつくり、そこに7割ほど茹でた米を重ねて蒸し上げます。10種類以上のスパイスを効かせた、ほどよい辛さがあるスパイシーな一皿です。

一緒に添えられているのが、ビリヤニ専用のカレーソース・サルナと、きゅうりや玉ねぎを合わせたヨーグルトソース・パチャディ。サルナは、ゴマやピーナッツ、ココナッツ、パクチーを使ったコクのあるソースで、ゆで卵と合わせて食べるのもおすすめです。パチャディは、さっぱりとしたまろやかな酸味が特徴。味に変化をつけながら食べ進められるため、最後まで飽きずに楽しめます。

◆土・日曜のメニュー/ひと皿で広がる、南インドの味の重なり「ミールス」

▲ミールス 1,600円

さまざまな味を少しずつ楽しめる、南インドの定食「ミールス」。大きな皿の上に米を中心に据え、野菜の付け合わせやカレー、豆料理などが彩りよく並びます。
主役となるメインのカレーは2種類用意されており、どちらか一つを選ぶスタイル。チキンやマトン、海老、魚など、内容は日によって変わります。どちらも味わいたい場合は、追加料金で2種盛りにすることも可能です。

一緒に並ぶのは、南インドの料理たち。豆と野菜を煮込んだ「サンバル」は、やさしいコクとほっとする味わい。「ラッサム」は、タマリンドの酸味にトマトの旨味、黒胡椒や唐辛子の辛味が重なった、さらりとしたスパイシーなスープです。「クートゥ」は、豆と野菜をココナッツやスパイスで煮込んだ、まろやかなシチューのよう。

それぞれを単体で楽しむのはもちろん、米と混ぜ合わせながら食べ進めるのがミールスの醍醐味。味の重なりや変化を感じながら、奥行きのある一皿を味わってみてください。

素焼きのカップでのむ、チャイ

▲チャイ 300円

インド産のアッサム茶葉に、シナモンやカルダモン、クローブ、ブラックペッパー、生姜の輪切りを合わせて煮出したチャイです。仕上げにシナモンパウダーをふんわりと。
カップは、伊佐の土器作家・佐野るりさんの作品です。素焼きの手触りや風合いは、現地でチャイを飲んでいるような気持ちにさせてくれます。

店内の物販コーナーにもインドの空気が漂い、見ているだけでも楽しめます。「タケノコアチャール」は、スパイスの風味とシャキシャキとした食感がクセになる一品。そのままはもちろん、お酒のおつまみや、サラダ、カレーにもよく合います。

曽木の滝の自然を感じながら、本場南インドの味に出合える「南天竺屋」。訪れる日によって異なる楽しみが待っています。ドライブの目的地として立ち寄ってみるのもおすすめです。なお、料理教室の開催情報はInstagramで発信されているので、気になる方は事前にチェックしてみてください。

INFORMATION

南天竺屋

住所
鹿児島県伊佐市大口宮人627−21
営業日
金・土・日曜
※料理教室はInstagramで確認を
営業時間
11:30~15:00
可能な支払い方法
現金のみ
駐車場
※曽木の滝の駐車場
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。
内容は2026年05月時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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