


鹿児島中央駅西口から歩いて約7分の場所にあるザウルスハウス。ここの1階では、朝はごはん屋、昼はカフェ、夜はバーと、時間帯ごとに異なるお店が営業しています。そのうちの一つ「Breakfast 旅人の朝」(以下、「旅人の朝」で表記)は、〝心も身体も元気になる鹿児島の朝ごはん屋〟として、朝7時にオープンするお店。店内にはカウンター席とテーブル席があり、入口近くのレジにはおにぎりが並びます。


「旅人の朝」は、店主の山下さんが2024年にオープンしました。ワーキングホリデーでドイツの飲食店で働きながら旅をしていた山下さんは、いつか自分の店を持ちたいと考えていました。ご飯が好きで、鹿児島中央駅周辺には朝ごはんを提供する店が少なかったため、お店を始めることにしました。
五ツ星お米マイスターがブレンドしたお米を羽釜で炊く朝ごはん

日本の朝食に欠かせない「ご飯」。おいしいご飯を提供したいという思いから、「原田米店」の五ツ星お米マイスターがブレンドした「わざヒカリ」を使っています。羽釜で炊き上げたご飯は、一粒一粒がしっかりとしながらもふっくらとした食感が楽しめます。メニューは「卵かけご飯セット」と「おにぎりセット」の2種類で、おにぎりはテイクアウトもできます。
◆ふわふわのかつお節をお好みでかけて楽しむ「卵がけご飯セット」



海外から来た人にも、日本ならではの食体験を楽しんでもらいたいという思いから生まれたメニュー「卵がけご飯セット」。ご飯と卵は別に提供されるため、白身と黄身を味わいたい人、黄身だけを味わいたい人、それぞれのスタイルで楽しめます。
各席に置いてある鹿児島県産の本枯節(ほんかれぶし)を使用した「サザンフーズ」のきざみかつおをたっぷりとかけると、ふわっといい香り。そこに創業昭和三年の地元醸造所「ヨシビシ」の甘みのある醤油をたらしていただきます。
濃厚な卵のコクとかつお節の旨みに、まろやかな甘みのある醤油が絡み、おいしさが口いっぱいに広がります。


副菜は、ひじき、香の物、のり、梅干しと、和食の定番がそろい、どれも上品な味わいです。なかでも、自家製の豚みそは、豚肉を細かく刻み味噌や調味料と炒めた、しっかりとした旨みと食感。そのままはもちろん、ご飯のおともにもぴったりの一品です。
◆好きなおにぎりが2種類選べる「おにぎりセット」


店頭には約7種類のおにぎりが並び、テイクアウトはもちろん、「おにぎりセット」として店内で楽しめます。
この日のおにぎりは、スパム、明太マヨ、昆布、おかか、梅、塩、ツナマヨでした。この中から2つ選んで、甘みのある玉子焼きなどの副菜と、味噌汁がセットになっています。

おにぎりで人気なのが、スパムに玉子焼きとマヨネーズを重ねて海苔で巻いた、食べ応えがある「スパムおにぎり」です。卵がけご飯セットで使う、けずりかつおと醤油を使った風味のいい「おかかおにぎり」や、爽やかな大葉とたっぷりの自家製豚みその「豚みそおにぎり」もおすすめです。


旅が好きな山下さんが「ごはんを食べて元気に、ここから旅(一日)に出かけてほしい」という思いを込めて名付けた「旅人の朝」。国や地域を問わず、多くの人が訪れるお店です。〝旅〟に出る前の朝を楽しんでみて。ぜひ、おでかけしてみてください。
Breakfast 旅人の朝
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市西田2丁目13−16
- 営業時間
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朝ごはん:7:00~L.O.10:30(11:00)
テイクアウト:7:00~12:00 ※売り切れ次第終了 - 定休日
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火・水曜
※不定休あり、そのときはInstagramでお知らせ - 可能な支払い方法
- 現金のみ
- 駐車場
- 無
- @asagohan.kago