鹿児島中央駅から車で約5分の場所にあるフルーツビストロ「APERO（アペロ）」は、旬のフルーツと野菜で作るサラダや、お酒と一緒に楽しむ料理がそろっています。

フルーツサラダやスムージーのテイクアウト専門店を武町で営んでいた店主の鳴（なる）さんは、いつか自分の店を構え、お酒と料理を提供することが夢でした。現在の店舗と出会い、2024年8月に移転オープン。カウンター3席、テーブル席2組のコンパクトな空間には、鳴さんのこだわりがぎゅっと詰まっています。

「APERO」の魅力は、なんといってもフルーツを使った料理。 「単にサラダにフルーツを入れるのではなく、旬の食材同士が調和し、甘みと塩みのバランスを考えながらレシピを研究しています」と話す鳴さん。フルーツの自然な甘さや酸味が料理に華やかさを加え、季節ごとの香りが楽しめます。

人気メニューが味わえるランチプレート「APEROのハーフ＆ハーフ」

ランチタイムに楽しめる「APEROのハーフ＆ハーフ」は、季節のフルーツサラダと週替わりパスタに、ポテトサラダの生ハム包みとバゲットが付いた贅沢なワンプレート。単品でも人気の料理を一度に味わえる、おすすめのセットです。

◆看板メニューの「季節のフルーツサラダ」で楽しむ旬の香り

サラダに使う野菜は、日置市の「宇都農園」から直接仕入れた、新鮮で苦みの少ない“生でも美味しい小松菜”をはじめ、春菊、ルッコラ、わさび菜、紅ほうし、ターサイなど、季節で変わります。これらの野菜に、旬のフルーツを合わせた2種類のサラダメニューを提供しています。3月初旬のこの日は「いちご×モッツァレラチーズ」と「りんご×ブルーチーズ」が選べ、はちみつとオリーブオイルの自家製ドレッシングでいただきました。

「いちご×モッツァレラチーズ」は、春菊のほのかな苦みとイチゴの香りの相性がよく爽やかな春を感じさせてくれる一品。個性ある食材を、はちみつのドレッシングがまとめてくれています。

「りんご×ブルーチーズ」は、はちみつの甘みがブルーチーズのコクを引き立て、りんごの酸味と甘みが加わることで、より華やかな味わいに仕上がっています。
どちらのサラダにも干しブドウやクルミ、アーモンド、カシューナッツが入り、香ばしい食感も楽しめるサラダです。

◆濃厚なマンゴーとウニの風味が織りなす豊かな味わい「極旨マンゴーとウニのクリームパスタ」

「APERO」には、「ラズベリーの大人の旨辛ペペロンチーノ」や「枝豆とカニクリームソース王道パスタ」など4種類のパスタを提供。ランチの「APEROハーフ＆ハーフ」では、この中から週替わりで楽しめます。

この日いただいたのは、「極旨マンゴーとウニのクリームパスタ」。口に入れると、マンゴーのジューシーでトロピカルな風味が広がり、その後にウニの濃厚でクリーミーな磯の香りが追いかけてきます。パスタとの絡みも絶妙で、甘みと塩味のバランスが取れた一品です。

お酒と一緒に楽しむフルーツを使ったメニュー／「アペロオリジナルトルティーヤピザ」

「APERO」では、クラフトビールやフルーツビール、ワインなど、グラスやカップで楽しめるお酒の種類が豊富です。そのため、お酒と一緒に楽しむメニューもそろっています。今回は旬のフルーツを味わえる温かい料理「アペロオリジナルトルティーヤピザ」をいただきました。

トルティーヤ生地にクリームチーズを塗り、季節のフルーツをのせて焼き上げたピザは、外はパリッと、中はフルーツの果汁でとろりとしたふたつの食感が魅力です。この日はトマト、イチゴ、リンゴにディルを添えた彩り豊かな一枚。焼くことでフルーツの甘みが増し、香りが溶け合い、より華やかな味わいを楽しむことができます。

営業時間は、昼と夜が曜日で変わるため、Instagramに投稿しているカレンダーをチェックしてみて。またほとんどのメニューがテイクアウトできるので、自宅やおでかけ先で楽しむこともできます。
鳴さんのこだわりが詰まった「APERO」で、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。旬のフルーツとお酒を楽しむ贅沢なひとときを、ぜひおでかけしてみて。